ボーダーレスのベトナム支社ができたので、向井社長に同行し初渡越。 事務所は、細長い形をしたベトナム
2017/01/31(火)
じつは意外と身近な国、ベトナム(その2)
三重県は伊勢の名物郷土料理、伊勢うどん。
伊勢うどんというのは、いわゆる“汁なしのうどん”です。茹で上がったうどん玉の上に、醤油ベースのタレがかかったものなのですが、
ここ、ベトナムのホイアンで地元の人たちに親しまれている、このカオラウ(Cao Lau)という料理、実は伊勢うどんが原型だといわれているのです。
麺はベトナムらしくお米で作られたものですが、
ビーフン状の細い麺ではなくて、たしかに、うどんをイメージしているかのような、若干太めの麺が使われています。
このカオラウも、朱印船貿易の頃に、三重県からの移住者が故郷を懐かしがって作ったものだとされています。実は僕も三重出身。そういうこともあって、カオラウには思い入れもひとしおです。
こんな感じで、横丁の露店でササッと食べるような庶民の味ですが、もうちょっとマトモ(?)な、観光客向けのお店にもカオラウはありますので、ホイアン観光に行かれる際は、ぜひ一度味わってもらいたいと思います。
ベトナムは美味しい食べ物の宝庫なので、せっかく来られたなら、地元ならではのものをたくさん食べてもらいたいとも思うのですが、滞在が長くなると、どうしても日本食が恋しくなったりもするでしょう。
そんな方たちの駆け込み寺的存在、ホイアンにある侍食堂(さむらいしょくどう)。
この看板だけ見ると、まるで日本のお店みたい?
オーナーさんは大阪出身の日本人。なので、ベトナムに居ながら本物の日本食を頂けるという、とってもありがたいお店です。
カツ丼。こういう料理がタマに恋しくなるんですよね。
侍食堂のオーナーさんは、僕よりもずっとベトナム暮らしが長いので、頼りになる兄貴分という感じ。何でも相談に乗ってくださいます。感謝です!
日本酒や焼酎、梅酒なども。ベトナム滞在が長い日本人のお客さんも多いので、仲良くなれば穴場の観光スポットやグルメ情報などもアドバイスしてもらえるかも?1杯飲みながら、情報交換&収集の場としてもどうぞ。
いちおう、侍食堂の地図も載せておきます。
日本食つながりで、これまた前回に続いて、別のスタッフがホーチミン市で撮ってきた写真を紹介します。ボーダーレスの支社があるダナンから見れば、ホーチミンは大都会。日本食レストランもたくさんあるのですが、
まずはこちら、ベトナムの日本食レストランの牛丼。
見た目は日本のものと、そう大きな違いはなさそうですが、実際に食べた人の感想は「肉が全体的に細かく、そしてパサパサしているので、牛丼というよりも“牛そぼろ丼”みたいな感じ」だったそうです。
メニュー表を見ると、“並盛り”は6万ドン。日本円だとだいたい300円ぐらい。こちらの物価からすると、かなり高めですね。
ちなみに、ベトナム通貨のドンを日本円に換算するときは、『ゼロを2つ取って2で割る』と、だいたいの値段が掴めます。60000ドンなら、ゼロを2つ取って600。それを2で割っておよそ300円、という感じ。
もちろん正確ではない、あくまでも感覚的なものなのですが、タクシーやコンビニでの支払いなど、急いで金額を計算しなきゃいけないときに便利な計算方法なので、覚えていて損はないと思いますよ。
世界中で日本食の代表格になりつつあるラーメン。もちろんベトナムにもラーメン屋さんはありますが…その名も『オーサカ・ヌードル』とは(笑)ストレートすぎて微笑ましいです。
出てきたラーメンはこんなだったそう。僕も三重県出身ということで、いちおう関西圏の食生活には慣れ親しんできたつもりですが…この醤油タップリ感、さすがに「どこが大阪のラーメンやねん!?」と思ってしまいます。
ですが、これを実際に食べたスタッフによると、「見た目ほど醤油の味はしなくて、不思議な甘さがあり、まあまあ美味しかった。イイ線いってる」だったそうです。
表の看板に書かれていた価格を見ると、ラーメン一杯がだいたい9万ドン前後ということで、だいたい450円ぐらいでしょうか。こちらの物価からすると高めなので、もしかしたら、ちょっとオシャレな洋風レストランに近い感覚なのかもしれませんね。
ホーチミンのファミリーマートには、
日本から直輸入の、おなじみの商品がズラっと並んでいますので、
食べ物のことでホームシックを感じたりすることは、まずないと思いますよ。
本当はもっと、ベトナムと日本の深い関係を示す、
たとえば、タニ・ヤジロベエさんのお墓なども紹介したかったのですが、
文字数が尽きてしまいそうなので、また今度、別の機会に紹介させてもらうことにします。
…最後にもう一つだけ、この観覧車。
移動中のタクシーの中から撮ったものなので、少々見辛くて申し訳ないのですが、これはダナンにあるアジアパークという遊園地にある観覧車です。
サン・ホイールという名前が付けられているのですが、これ、関西~近畿地方に住んでいる、ある一定の年齢以上の方なら誰でも懐かしいはず。
びわ湖タワーにあった巨大観覧車『イーゴス108』なんです。(編集部注:80~90年代当時、関西一円に「びわ湖タワーに行こう!」のキャッチフレーズとともに大量のテレビCMが流されていたそうです)
琵琶湖畔に立っていた頃と同じように、今もベトナムのファミリーやカップルたちを楽しませてくれています。日本で愛されていた観覧車が、ベトナムの地で今もまだまだ現役で大活躍中であるということ。これは皆さんにぜひ知ってもらいたいなあと思うのです。
海を隔てて何千キロも離れたベトナムですが、日本人なら絶対に親近感を持ってもらえる国だと思います。春休みや卒業旅行のプランがまだ立ってない方、ベトナムはいかかですか?
ハノイやホーチミンももちろんいい都市ですが…我々ボーダーレス・ベトナムがある“第3の都市”ダナンは特にオススメ!今回たくさん紹介したホイアンにも車で30分ぐらいですし、ノンビリしていてとってもいい街ですよ!!