以前、ワットポーの巨大な涅槃像を紹介したことがありましたが、福岡県にもかなりスゴい巨大涅槃像がありますのでご紹介
2017/03/07(火)
熊本の阿蘇神社にもお参りしてきました【前編】
熊本県を襲ったあの大きな地震から、間もなく1年が経とうとしています。
街がだんだんと落ち着きを取り戻しつつあるということなので、先日は熊本城の現在の様子をお伝えしたのですが。せっかくここまで来たのだからと、もう一つ気になっていた所にも行ってみました。
阿蘇神社です。
冬の阿蘇は寒いです!
以前にもボーダーレスの秘密では阿蘇神社のことを紹介したことがあります。
あの見事な楼門。『日本三大楼門』の一つとされています。
あの荘厳な阿蘇神社も、地震で甚大な被害を被っているということ。そして、現在の様子がニュースなどではあまり伝えられていないということ。とても気になっていました。
そんなわけで、熊本市内から車でおよそ1時間…寒い!!
今回訪れたのは2月中旬のことだったので、この記事がアップされる3月には、もうこんなことはないと思うのですが。とにかく一面の雪!夜中は道路が凍りまくり!!
“火の国”をナメてました。もっと暖かいところだと思っていたのですが。ガソリンスタンドの店員さん曰く「熊本の中でも、阿蘇の冬は特別に寒い」んだとか。
そういえば、ちょっと高台になっているし、周りを山々に囲まれて、盆地のような地形にもなっているんですよね。
何度も書きますが、これはあくまでも2月中旬のことなので、さすがに今はもう雪も解けているでしょうけれど。
冬の阿蘇に車で訪れてみようと考えておられる方、タイヤチェーンは必需品だと思いますよ。何度も事故起こしかけました…
痛々しい姿に…
そんなこんなで、阿蘇神社に到着。
鳥居は大丈夫だったようです。以前の記事にも書いてある通り、阿蘇神社は参道が真横に伸びている神社です。横道から境内に入るという感じ。
手水舎も、この参道にあります。
あいかわらず、清らかな水がこんこんと湧き出ています。
普通、大地震の直後は湧き水や井戸水の出が悪くなったり、濁ったりするものだそうですが、阿蘇神社の周辺は全く影響がなかったそう。“神の泉”と呼ばれているだけのことはあります。
この手水舎の真後ろに、あの見事な楼門がそびえ立っているはずなのですが。
2017年2月現在の阿蘇神社の楼門は、このようにシートが被されていて、中の様子をうかがうことすら叶いません。
あの立派だった楼門が…
これは熊本地震の2ヶ月ほど前、2016年2月に紹介した阿蘇神社の楼門です。
楼門とは、簡単に言えば二階建ての造りになっている門のこと。
国指定の重要文化財であり、そして江戸時代の建築物の中では保存状態もよいので、歴史的な資料としても価値の高いものとされていました。
本当は、この写真と同じ画角で写真を撮りたかったのですが、この日は修理用の資材などが後ろに山積みになっていて、引いた写真を撮ることもできず。
近寄ることも出来ないので、遠くの駐車場から楼門の裏側を。
先日紹介した熊本城の時と同じく、立派な姿を知っているだけに、この有様を見るのはとても辛い。悲しくなってしまいます。
拝殿も仮設で
楼門を通って、というわけにはいきませんが、
阿蘇神社は現在、参拝すること自体は可能です。
しかし、
社殿の多くはこのように修理中です。
おみくじを引くことも出来ますが、
仮設の授与所です。
有名な『縁結びの松』にも、この日は近付けませんでした。
参拝順路と呼ぶにはあまりにも短い道を、矢印に沿って。
現在の拝殿はこのようになっています。
注連縄が張られ、お賽銭箱が置かれていることで、ここが拝殿に当たるというのは分かるのですが…どっしりと構えたような、あの広々としたかつての姿ではありません。
参拝所さえも、現在は仮設のままです。
3月10日(金)公開予定の【後編】に続く