>【前編】はこちら< 銭湯でさっぱりした後は、 またまたブルートレインを
2017/08/22(火)
福岡県民がガチでオススメするラーメン屋さんvol.9
福岡県に住んでいる、もしくは縁のある方々に「あなたのオススメのラーメン屋さんを教えて!」と直接尋ねる“ガチラーメン”も今回で第9弾。
最後にバックナンバーを載せておくので、福岡ラーメンツアーの折に参考にしていただければと思います。
一九(いっきゅう)ラーメン 老司店
まずはこちら、福岡スタッフかかりつけの歯医者さん。
歯を治療していただいた直後に、こんな質問もどうかと思うのですが…オススメのラーメン屋さんを教えてもらいたいんですけれど??
先生「うーん、一九かなぁ?一九ラーメン。」
よかった~!遠くのラーメン屋さんじゃなくって。一九ラーメンなら市内にチェーン店がいくつかあるから、いつでも行けそう…
先生「ダメダメ!私は“ロォジ四ツ角”の先にある一九ラーメンが好きなの!」
“ロォジ四ツ角”とは、『老司』という地名の場所にある交差点のこと。たぶん正確には「ろうじ」だと思うのですが、福岡の人はだいたい“ロォジ”とか“ロージ”とか呼びます。市内ではまあまあ有名な交差点。
その“ロォジ・ヨツカド”を西に折れて、少し行ったところにあるのが、
一九ラーメン 老司店。あとで聞いた話ですが、一九ラーメンは各店舗ごとに微妙に味が違っていて、それぞれの店にファンが付いているんだとか。
その中でも人気が高いとされている老司店。
夕方4時ごろという、いちばん空いてそうな時間に行ったにもかかわらず、かなりのお客さんの数。なので、店内の写真は控えておきました。カウンター席中心の、いかにもラーメン専門店という雰囲気。
公正を期すために、たいていノーマルのラーメンを注文するようにしているのですが、隣の人が食べていたワンタンメンがバリ美味そうだったので、つい。
プリプリです、ワンタン。
麺はおなじみの、
福岡ラーメン界ではスタンダードな細麺。でも、いわゆる長浜系よりは、ほんの少しだけ太めでしょうか。
そして、この一九ラーメン最大の特徴ともいえる、
このスープ。まちがいなく豚骨ではあるのですが、“ド豚骨”という感じでもなくて。しかも、写真では少し分かりにくいかもですが、やや黄金色がかった脂が薄く一面に広がっています。
これがとっても旨いんです!くっきりとした旨味というか、分かりやすく言えば濃いめの味付けです。福岡のラーメンってアッサリ味のスープが基本なのですが、この一九ラーメン・老司店のスープは、旨さがグイグイ後を引いてきます。
テーブルに置いてある摺りゴマをまぶして、ワンタンもツルッと一口。残念ながら僕の鈍い舌では、他の一九ラーメンとの違いはよく分らないのですが…『独断と偏見、かつガチで』福岡県民にオススメのラーメン店を尋ねるのがこの企画。ここはひとまず老司店へ向かいましょう!!
■一九ラーメン 老司店
福岡市南区老司1丁目 33-13
「写真撮って、ブログに載せてもよかですか?」と店員さんに尋ねたところ、「あぁー!どうぞどうぞ、というか、こちらこそ宜しくですよ!」と、にっこり笑顔でお応え。お店の雰囲気も明るくて活気のある、最高に心地よいラーメン屋さんでしたよ!!
博多だるま 総本店
ある日の帰り道。終電に乗り遅れたのでタクシーに。
せっかくなので尋ねてみましょう。運転手さんが思い浮かべる、美味しいラーメン屋さんってどこですか??
運転手さん「うーん…僕ら運転手は、味がどうこう言う前に、まず駐車場があるかどうか?が大切なんですよ。美味しいかどうかは二の次でして。」
目からウロコです。そりゃそうですね。まずはクルマ停めれないとですよね。じゃあ質問を変えて。お客さんに、「美味しいラーメン屋さんまで行って」って言われたら、どこへ案内しますか?
運転手さん「そういうことなら、博多のだるまかなぁ。」
昭和38年創業の老舗!最近は九州だけでなく、東京などにもチェーン店が出来ているみたいですね。せっかくなので総本店にやってきました。福岡のラーメン好きなら、ぜったいに一度は来たことあるはずの超有名店です。
平日の夜遅めに来たというのに、ほぼ満席状態。さすが人気のお店。
奇跡的に、ほんの一瞬だけお客さんが途切れたので店内を。有名人のサインぎっしり。
何を食べようか??迷いつつも…
ノーマルなラーメンをチョイス。くさ~い!もちろんイイ意味ですよ。トンコツ臭が空腹を刺激します。たまらん!!
チャーシューがまた美味すぎ!もっと食べたい…チャーシュー麺にすればよかったかな?と、少しだけ後悔したりして。
麺はやっぱり細麺。博多のラーメンはこれが基本。
ほんの少し縮れているせいなのか?スープ絡みがとっても良くて、「ああ~、ラーメン食べてるなぁ~」って実感できます。カタ麺を頼んだせいもあるのでしょうけれど、コシも少し強いような気が。
そして、このスープ。
泡が立つほどではないのですが、サラっとしてはいません。さまざまな豚骨の旨味成分が溶け出しているような感じ。背脂っぽいのも加えてある?味が深い!!
トンコツ味に舌が慣れすぎてきたかも?と感じたら、
これこれ!明太子ごはん。ラーメンが新鮮に、そしてさらに美味しく感じるのでした。
“美味しい福岡のラーメン”の基本が、この『博多だるま総本店』の一鉢に詰まっているように思います。天神駅や博多駅からもそう遠くはない(最寄は地下鉄七隈線の渡辺通駅)ですし、福岡に来ての「最初の一杯」にいかがでしょうか。
■博多だるま 総本店
福岡市中央区渡辺通1-8-26
ちなみにこちらのお店、
お酒もオツマミメニューも充実。バリバリ飲めます!
福岡のラーメン屋さんではよくある形態ですが、ちょっとした居酒屋も兼ねている感じ。なので、飲みの2軒目にもオススメかも。ただし、行列必至の人気店なので、週末は席が空いているかどうか…平日の遅いめの時間なら、もしかしたら空席あるかもですよ??
●ガチラーメン・BACK NUMBER
『福岡に阪神タイガースを愛してやまないラーメン屋があった!』