ロケハンの合間にウロウロしていたら、公園みたいになっている広場で、何やら集会のようなコトが行われていました。
2018/02/13(火)
街で見かけたステキな車・Part4【後編】
【前編】では古いめのクルマばかり紹介してきたので、今回は現行車からいきましょう!とある高速道路のパーキングエリアで出会ったコチラから。
後半には『車名あてクイズ』もありますので、画面のスクロールは少々ゆっくりめに。
トヨタ・86
意外なことに初登場だったんですね、
トヨタ・86。リアリティのあるところで『もう一台買うなら…』という、クルマ好きならではの暇つぶし妄想に登場させがちな方も多いのでは!?
しかしこのハチロク、いい感じに仕上がってますね。こうやって、自分の好みの一台にカスタマイズしていけるのも、スポーツカーならではという気がします。
リアスポイラーもデカっ!でも、こんなの付けてても違和感ないし。ボディのカラーリングも派手。自分の買ったクルマを、自分の好きにドレスアップ。誰も口を挟めません。あくまでも正義はオーナー側にありだ!
とはいえ、ハチロクといえば元々はカローラ/スプリンターの、スペシャルティなデートカー的ポジション。ノーマルのまま上品に乗っても街の景観にハマるし。
初登場は2012年…『トヨタがハチロクを復活させる!?』『しかも2リッタークラスのFR!?』なんてウワサが実現して早や6年目。
低い車高と薄いボディ。シルエットはやっぱりコンパクトですね、こうやってじっくりと見ると。スバルの技術の賜物か。水平対向ボクサーエンジンでないと、この価格ではムリだったという話も。
とはいえ、発売当初は「なんだかんだで新車300万ぐらいって、若者にはムリ!」みたいなことも言われてましたね。実際、そのころのオーナーさんは40~50代の人が多かったように感じます。
でも、マイナーチェンジ以降、お手ごろ価格の中古車も出回っていますよね。ボチボチ射程距離に入ってきたか?ウワサされる2020年のフルモデルチェンジまで待つか?
そうそう、全然知らなかったのですが、“86オーナー用アプリ”まであるんですね。横のつながりも増えるSNS機能や自慢のマイ・ハチロク写真投稿、そして全国の『峠』情報まで!
オーナーではない僕もアプリのDLや登録もできましたよ。峠の情報もおもしろいし、カッコいいハチロクの写真も見放題…まあ、指をくわえて眺めているだけなんですが。。。
車名あてクイズ・第1問
では、ちょっと趣向を変えまして。ここでクイズを。このクルマの名前、いったい何でしょうか?車名を当ててください。画面のスクロールはゆっくり目に。
ヒントとしては、ちょっと古い目の絶版車です。90年代後半のクルマ。
これです。クルマ好きには「あーっ!あったあった!!でも、名前なんだったっけ?」な、知ってるけど思い出せない、もどかしい一台なのでは?
30~40代くらいの、自称クルマ博士にもこの写真見せて出題してみてください。もう一つヒント、『いすゞ車』です。
思い出せましたか?正解はいすゞ・ビークロスです。写真では見たことあるけど、実物は初めてかも?
まさに近未来的な雰囲気を漂わせるクルマ。当時は“斬新なデザイン”…口の悪いヒトには“珍車”なんて呼ばれていたそうですが。
でも、今から見ると…普通とは言わないまでも、「アリかも」な感じしませんか?それどころか、僕は正直「個性的でカッコいいかも?」なんて思ってしまいましたよ。
発売は1997年からですが、原点のコンセプトカーは93年のモーターショーで初お目見え。これよりも一回り小柄ですが、デザイン的にはほぼ踏襲…ちなみにこのコンセプトデザインに携わったのは、今や日産車デザインの顔役ともいえる中村史郎さんだったそうで…知らんかったです!
このビークロスのオーナーさんいわく「海外ではオーナーズクラブも盛んで、愛好者も多いんだよ!」とのこと。たしかにウィキペディアなどには『ロシアで人気』とありますね。
レア車種だし、かつては117クーペやジェミニなどを生み出した名門・いすゞのクルマだし、国内にもマニアがけっこう大勢いるみたい。
中古車市場を調べてみたら…おぉ、けっこうお手ごろ価格のものも多いですね!こんなルックスのクルマが多くなった今こそ再評価されるべきかもです、ビークロス。
車名あてクイズ・第2問
では、もう1問ブーブークイズを。このクルマの車名を当ててください!
このクルマ、なーんだ?分かりますか??
えーっ簡単じゃん?これってアレでしょ?日産だし、このサイズだし…
答えは『マーチ』、3代目マーチでしょ??
…うーん、残念!!
正解は、
マーチの海外版コンバーチブル仕様車マイクラC+Cでした!かなり引っかけ問題でしたね、すみません!
“マイクラ”というのは、日産マーチの海外での名称。ちなみに“C+C”(シー・プラス・シー)というのは「クーペ・プラス・コンバーチブル」の略なんだそうで…
こちらはイギリスで作られた日本向けバージョンの車。2007~2010年頃までの間に1500台だけ限定発売されたものの内の1台なんだそうです。
すごい!初めて見ましたよ!!普段はハードトップですが、スイッチひとつで屋根オープン!
このクルマのオーナーさん夫妻が、またとってもイイ人たちでして。「写真撮らせてください。」とお願いすると、
「いいですよ、じゃあせっかくなんで、オープンにするところも」と…
うわ!早する!!ネットでは『オープンにおよそ22秒かかる』などと書いてあったりしますが、もっとスピーディーなイメージ。しかもロボットムーヴというか、モビルスーツの動きみたいでカッコいいです!!
動画で撮らせてもらえばよかったと、今さらのように後悔。。。
オープン後の屋根はリアトランクに収納されますが、このように、空きスペースもちゃんと確保されてます。
小雨が時々降ってくる悪天候の中、オープンまで見せてくれた優しいお二人。
「いちおう後ろのシートにも2人乗れるようにはなっていますけど、まあ気休め(笑)。実際はほぼ2シーターみたいな感じですね。もう最高のクルマですよ。不満も何も。運転してて楽しいですしね!」とニッコリ微笑み。
ベテランカップルを初々しくデートに誘うオープンカー。それをまるで子犬でも見守るかのような、優しい表情のお二人。
素晴らしい!お二人にとってこのマイクラC+Cは、単なる交通手段ではなく、まぎれもない“愛車”。僕もいつの日か、こんな風に、心の底から愛し愛されるクルマに出会いたいものよ…
と、いうことで、前・後編合わせて6台の車を紹介させてもらいましたが。どのあたりが“らしい”のか??伝えるのはホント難しい!まあ、なんとなく感じ取っていただければ嬉しいです。
そうそう、最後のマイクラで思い出したんですけれど。FCサバンナのカブリオレや、S13シルビアのコンバチもまだ実物を見たことがないんですよね。次にこの企画やるときには、その辺りのクルマにも出会ってみたいなぁ…普通に街中を流していたりするもんなんでしょうか??