九州は車がないと移動が大変です。 でも、その分、道の駅や高速のパーキングが充実しています。
2018/04/13(金)
久々に旧車イベント!【後編】
最近の車のヘッドライトは、一体型+ツリ目気味なものが多いような気が。
なので、前回の初代シビックとか、このS800のような丸型のヘッドライトって新鮮。表情があるみたいで、とっても可愛らしく思えてきます。
ホンモノのケンメリGT-Rだ!
そういえば、大人気のハコスカも、
4灯ですが丸目でしたね。このまん丸おめめが、ハコスカの魅力にかなり貢献しているようにも思えてきます。
その近くに、同じくスカイライン。丸目ではないのですが、これはこれでめちゃカッコいい!しかも、僕ははじめて見ました。
R30型、ニューマン・スカイラインというやつ?の、しかもワゴンです。何年か前まで販売されていた、スカイライン・クロスオーバーの源流!?
実物は、シューッとしていて細長い印象。荷物もけっこう積めそう。タウンユースにも重宝しそうな、こういう旧車チョイスもいいですね。
そんな、居並ぶ歴代スカイライン&日産車の中に、
『ケンとメリーのスカイライン』!70年代前半のクルマです、ケンメリ。カッコいいですね、やっぱり。ハコスカやZと並んで、旧車イベントの日産車コーナーには無くてはならない存在のひとつ。
グリルに輝く“GT-R”のエンブレム。ただ、ケンメリGT-Rはほとんどが『仕様』車、つまり、他のグレードのケンメリを「GT-Rっぽく」改造したものばかりだと聞いていたので、これもそうなのかな?と、近くにおられたオーナーさんに話を聞いてみたところ、
なんとこのケンメリGT-R、ホンモノなのだそう。195台しか市販されなかったとも言われているうちの、これがその1台なの!?
マニアでなくてもわかる、本物の証拠がアチコチに。
分かりにくいかもしれませんが、ボンネット内側の隅っこに、“スカイラインの父”とも言われている櫻井眞一郎さんのサインまで!
市場に出回ることなんて滅多にないし、もしあったとしても、オークションのスタート価格は最低1千万ぐらいからとか?
オーナーさんに、ケンメリGT-Rの“本物”と“仕様車”の見分け方について尋ねてみたところ、
「本当はエンジンを見てみないと分らないんだけど…仕様車のほうは、だいたいがボアアップしていたりして“3ナンバー”になっていることが多い。本物に乗っている人はほぼノーマル状態をキープしているから、“5ナンバー”のままが多いですね。」とのこと。
なるほどなぁ…1973年に、たった4ヶ月間しか販売されなかったという不遇のスカイラインGT-R。公道で見られるなんて、これが最初で最後かも?いい経験になりました!!
ついについに、2000GTだぁ!
超激レアな、ケンメリGT-Rですでにお腹いっぱいなクルマ部員でしたが。この日はもう1台、以前から「見たい見たい!」と熱望していた…
トヨタ・2000GT!しかも2台!!
説明不要の国産スーパーカー。映画やドラマにもちょくちょく登場します。有名なのは1967年公開の『007は二度死ぬ』でしょうか?
個人的には『花より男子』の花沢類の愛車。時価1億円も当たり前なこのクルマ、個性的かつ大金持ちのボンボン役のイメージにピッタリなチョイスだなぁと感心した記憶が。
走っているのは何度か目撃したことあるのですが、停まっている2000GTを、こんなに間近で見たり写真撮ったりなんて初めて。
思っていた以上にコンパクト、そしてボンネットが低い!現行のトヨタ・86(スバル・BRZ)は、AE86レビン/トレノではなく、この2000GTをモチーフにしたと聞きますが…なるほどなぁ。お尻の雰囲気なんて、よく捉えてますね。
2000GTといえばウッドの内装。共同開発したヤマハの、楽器メーカーならではの匠の技が随所に。それにしても、過酷な温度に晒される車のインパネ、こんなにも綺麗にキープできるものなの!?しかも木製なのに…
割れたりしないのでしょうか?そこら辺り、もっと聞いておけばよかった!!
エンジンも見せてもらいました。これが3M型というものか?直6の縦置きなのに、ものすごくコンパクトに収まっているという印象。
リトラクタブルライトの国産車代表的な存在ですが、実物を目の前にすると、このフォグランプに惹かれますね。ネコっぽい顔というか。
やはり、人が集まってくる存在です。写真を撮るのもヒト苦労。離れたところから全体を撮ろうとしたら、遮るように人が立ちはだかって…という感じ。
まあ、でも、当然ですよね。僕だって、ずっと見てみたいクルマだったのですからトヨタ・2000GT。ちょっぴり夢が叶ったような1日でした。
次のターゲットは?
スペースの都合で、今回紹介できた車はこれだけでしたが、
こちらも旧車の常連、ロータス・ヨーロッパや、
根強い人気のワーゲン・ビートル勢ぞろい!
そして、これは、オペルのマークが付いていますけど、カデットというクルマでしょうか?すみません、クルマ部全員外車には疎くて…でも角ばっていて頑強そうで、メッチャかっこいい!!
商業施設の駐車場を開放してのイベントだったので、
こんな風に、ペットを連れての参加もOKな、楽しい楽しい旧車イベント。屋台とかフリマっぽい出店もありましたし、クルマ好きでなくても楽しめるのが良いところです。
梅雨時までは、毎週末に全国各地で開催されていますよ。最近は特に増えてきていますね。みんカラやツイッターなどをチェックです。
さて…じゃあ次はスタリオン・ターボとか、E30系のギャランVR-4とか、トヨタのWiLLも最近見てないしなぁ…あと外車ならランボルギーニ・カウンタックや、70年代初期のフォード・トリノ『グラン・トリノ』とか見てみたい!クルマ部の旧車紀行はまだまだ続くのでした。