「暦の上では秋」なんていう季節のご挨拶は、きっと嘘なんだと思うことにしています。ボーダレススタッフ一同、まだまだ
2018/05/18(金)
恋愛、そして“復縁”も!~貴船神社~【前編】
以前、『魚釣りにご利益がある』ということで、京都の貴船神社を紹介していましたが…あれだけじゃあ勿体ないですよ!
日本の“水”を守る龍神様(高龗神)を祀る神社であり、そして、“縁結び”や“復縁”に関しては、国内最強級のご利益があると言われている神聖な場所。あのとき使わなかった写真も残っているそうなので、貴船神社のことをもう少しだけ紹介していきたいと思います。
まずは身を清めて…
と、いうことで京都駅から。
お寺や神社の数がコンビニの店舗数よりも多い京都、駅周辺にもたくさんの寺社があります。では、さっそく…の前に、身を清めてからお参りなんてどうでしょう?
この京都タワーには、朝7時から営業している銭湯があります。あまり知られていなのではないでしょうか?
タワーの地下3階にある大浴場『YUU』。
神社の場合、参道や一の鳥居の近くに川が流れていたり、池があったりするのが普通です。本当はそこで体や髪の毛を洗い(沐浴というやつ)、キレイにしてから神さまにお会いするものなのだそうですよ。今は手と口を清めるだけに簡略化されていますが。
平日750円・土日祝890円と、一般の銭湯よりは少々お値段高めですが、貸しタオル付けても1000円以内に収まりますし。朝早くから開いているというのも嬉しいポイント。
寺社めぐりされる方はもちろん、夜行バスに長時間揺られた方も、ビジネスマンも。大浴場で手足を伸ばして、ここから京の都の一日を気持ちよくスタートさせてみてはいかが?
ちょっとややこしい?貴船神社までの道のり
貴船神社があるのは、京都市左京区鞍馬貴船町180
ちなみに『貴船町』ではありません。『鞍馬貴船町』です。そして、神社は「きふね」ですが、地名は「きぶね」と読みます。「くらまきぶねちょう」です。神社のほうは濁点なし。水の神さまだから濁りナシです。
しかし…地図のとおり、めっちゃ遠いんですよね貴船神社。遠いだけでなく、乗り換えが多くて少々ややこしいです。
行き方は何通りかあるのですが、代表的なものを…地下鉄烏丸線の『京都駅』から地下鉄に乗って、『国際会館駅』で下車。
地上に上がって『国際会館駅前』のバス停の③乗り場から、52番の『市原・貴船口・鞍馬温泉ゆき』のバスに乗って…
『貴船口』で降りて、2分ほど歩いて…この写真は2月頃のものなので、このあたり、今はもっと緑が美しいですよ。
『貴船口駅前』というバス停から、またバスに乗って5分ぐらい。そうして、ようやく目的の『貴船』というところに着きます…って、ややこしい!!でも、たぶんこれが時間的に最短アクセスだと思います。
“京都あるある”だったりもしますけれど、地図アプリや乗換えアプリなどに頼りすぎると、同じような駅名や地名が並んでいて、京都の街に慣れていないと逆に迷ったりすることも。
「駅員さんやバスの運転手さん、タバコ屋のおばちゃんなどに道順を尋ねてみる」…アナログなやり方ですが、これが一番てっとり早く、京都で目的地に着く方法だと思います。なんといっても日本を代表する観光地。だいたいの人が分かりやすく教えてくれますよ。
秘境っぽい神社
JR京都駅からだと、うまく乗り継ぐことができれば1時間ぐらい。バスの乗り換えに手間取れば1時間半ぐらいはかかると思います、貴船神社。
その代わりといっては何ですが。俗世間から隔離されたような、すごい大自然に囲まれています。山の中の神社という感じ。空気が美味しいんですよ!!
さすが水の神さまです。そこかしこに流れる川はすべてが清流レベル。
名前は分かりませんが、とってもきれいな川魚が泳いでいたそう。釣り糸が残ってるよ、バチ当たりなことを!龍神さまの逆鱗に触れますよ!!
そして、バス停から神社までの途中にある、おそば屋さんやカフェ、お土産物屋さんがまたイイんですよ!とっても落ち着きますよ。
貴船神社の境内は山の中にありますので、坂道を登ったり下ったりする場面も多いです。なので、お土産は帰り道に求めましょう。荷物は少ないほうがいいですよ。
いかにもな京の都の風情を身に感じながら、勾配ある道を上っていくと、
やがて目の前に見事な大鳥居。傍らには石碑。やっと着きましたよ~!水の神を祀り、恋愛そして復縁にご利益があるという貴船神社です!!
有名な灯篭
石碑のそばには、
貴船神社の由緒について記してあります。平安時代から日照りや長雨が続いた時には、朝廷がこの神社に勅使を差し向けてお祈りしたんだそうです。
その際に馬を奉納したことが、現在の『絵馬』の起源になっているとか。
近年ではこちらも有名です、本宮に続く参道の、赤い灯篭。
インスタなどで見たことあるって方も多いのでは?これは2月ごろの写真なので、ちょっとだけ殺風景。今ごろは緑が映えて、もっと美しい景色なはず。
こんな風に、参道の階段の両端に灯篭が並んでいます。これは本当に、実物を見ておくべきだと思いますよ。写真や映像では味わえない趣きがあります。
何度も書いているように、貴船神社は山の中にあって、自然がとっても豊かなんです。周囲の木々とこの赤灯篭の調和がいいんでしょうね。特に紅葉時期のこの参道の美しさは格別。
とはいえ…秋口は参拝客も多いので、景色をゆっくりと感じたり、写真を撮ったりするのが難しい時期でもあったりするんですよね。
当たると評判の『水占みくじ』
楼門をくぐると、少しヒンヤリとした気配に包み込まれるような感覚に。
拝殿があって、社務所があって…というのは前回の“釣りお守り”の時に紹介されていましたね。
御神水。これまで一度も枯れたことがないという神聖な湧き水です。ちなみに飲んでも大丈夫。というか、ここにお参りにきたなら飲むべきでしょう。
そして、こちらも忘れずに。
おみくじです。御神水に浮かべると文字が浮かんでくる『水占みくじ』。
とにかくよく当たると評判のおみくじです。そして、容赦なく『大凶』が出るということでも有名です。