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ご当地情報・九州編
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福岡県民がガチでオススメするラーメン屋さんvol.16

前回はちょっと変化球っぽい感じでしたので、今回は元に戻して。これまで通り、福岡に住んでいる人に『アナタが本当に美味しいと思うラーメン屋さんを教えて!』と尋ね、そして実際に訪ねてみようというガチラーメンの第16弾。

グルメサイトや情報誌のラーメン特集よりも信憑性あると思うのですが…まあ、それはともかくとして。今回は粕屋郡(かすやぐん)の志免町(しめまち)にある名店2つをご紹介!!

一楽ラーメン 志免店

親不孝通りのミュージックパブ『御縁屋』で知り合った、ミスターMジュンさん。常連さんみたいです。なんというお名前か!?まあ、それはいいとして、オススメのラーメン屋さんを教えていただきたいのですが??

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「そうですねー…一楽ラーメンかなぁ?志免町の。」

御縁屋のロックなマスターも、「志免の一楽はオイシイですねー!」と横から大きな太鼓判。ジャンプのマンガ『NARUTO』にも登場する有名なお店みたいです。さっそく行ってみましょう!!

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『NARUTO』に出てくるのは九州産業大学前にあった店舗だそうで、今はもうありません。チェーン店が何軒かあるみたいですが、「オススメは志免町の一楽!」ということでこちらに。

これは味わい深い、いかにもな店構え。そう大きなお店ではありません。カウンター席中心のラーメン屋さん。歴史を感じます。老舗感たっぷり。

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店内に入ってさらに驚き。超満席!おジャマにならないよう、晩ゴハン時のタイミング外して行ったんですけどね、なのにこの盛況ぶりよ。よって店内の写真は撮れず。

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カウンター席両サイドのお客さんに気を遣いつつ写真を。使い込まれたドンブリ鉢にもプライドひしひし感じます。スープをひと口、

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うめーぇなあ!!福岡にはまだまだこんなに美味しいスープがあったんですね、もう第16弾なのに。もちろん豚骨ですが、ウマ味が深すぎ。そしてホンノリと甘味。

他府県の人に、いわゆる“博多のラーメン”を食べてもらうと、よく「味が薄い」って言われたりします。「違うよ!アッサリしてるんだよ!!」って反論したくなるのですが…こういうのを食べると、なるほどなぁと思ったりして。

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隣の人と肩がぶつかりそうなカウンター席だったので、持ち上げはなし。けど麺はこんな感じ。福岡定番の細麺。しっかりと麺自体にもウマ味が。

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ゴマ&高菜の大量投入、そして半分ぐらい食べたところで、

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おろしニンニクというのもアリ!これで1杯450円ってマジかっ!?

一楽ラーメン 志免店

福岡県粕屋郡志免町大字別府574-3

ラーメンがお手ごろ価格だったので、焼き飯も頼んでしまった…

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言わずもがなのウマさ。ラーメンの美味しい店って、焼き飯もハズレないね!

天龍ラーメン

福岡のタクシー運転手さん。だいたいみなさん美味しいラーメン情報をたっぷり秘めておられるのですが、

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「お客さん向けの答え」しか返ってこない場合も。まあ、本当に客なので仕方ないんだけれど。一般受けというか、無難なお店をチョイスして教えてくださること多し。

― と、いうことで。運転手さんが個人的に美味しいと思っているラーメン屋さんを、独断と偏見かつガチで教えていただければと。

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運転手さん「そういうことなら、糟屋郡の天龍ラーメンかなぁ。私、あの辺りの出身なんで。昔からよく行ってたんですよ。」

糟屋郡の志免町を走る県道68号線。古くからラーメン専門店が道沿いに並び、その屋号の多くに“龍”の文字がつくことから、福岡のラーメン党の間では通称『ドラゴンロード』と呼ばれているそうな。

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カウンター席中心のキレイな店内。新しいお店なのかな?と思ったら、最近改装されたそうで…実は40年以上続いている、ドラゴンロードの元祖的ラーメン屋さんだそうです。

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いつもラーメンばかりじゃ芸がないので、今回はワンタン麺をオーダー。

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スープはこんな感じ。純豚骨というよりも豚骨醤油っぽい見た目。しかも少しトロリとしてる。ひと口いただくと…濃厚!ウマ味のパンチ強っ!!

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細麺ですが、若干太めでしょうか。これぞジャパニーズ・ファストフードの王道でしょう、濃厚スープが絶妙に絡んで、ガツガツわしわしと食べたくなる感じ。

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プリッぷりのワンタン、どーよコレ!?

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しょっぱなから紅ショウガ・ゴマ・辛子高菜を投入しても、ぜんぜんヘコタレない旨味特濃テイスト!ガッシリと受け止める安定のキャッチング。元千葉ロッテマリーンズの里崎智也ばり。

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アッという間に完食…すると、底のほうに粉っぽいモノが残ってる。そういえば、ドンブリのフチにもこんなのが付着していたな…

何だろな、調味料だったらイヤだな、なんて思っていたら、これは骨粉。つまり、豚の骨が粉々になるぐらいまでグツグツ煮込んでダシを取っている証拠だそう。

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店員さんによると、この粕屋郡志免町あたりは、かつて有名な炭鉱街だったそうです。激しい労働に疲れた男たちの身体は、安くて旨くて、しかも濃厚な味を求めていたそうです。老舗の天龍ラーメンが行き着いたのは、豚骨がドロドロに溶けるほど煮込んだスープ。なるほどなぁ。ラーメンに、そして福岡に歴史ありです。

天龍ラーメン

福岡県粕屋郡志免町南里1丁目3-31

スタッフさんもすごく気さくで、ドラゴンロードの歴史や美味しいラーメンのお話をいっぱい聞かせてくれました。居心地のよいお店!

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濃い味スープには白いご飯もよく合います。明太子ごはんとの相性もバッチリでした!

 

※場所・料金等はすべて2018年7月のものです。

 

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