今回の『ボーダーレスの秘密』は、まわりの人たちに「知ってる?」と尋ねても、だいたい皆さん「何それ?」とポカーン顔
2015/03/25(水)
『手巻きタバコを試してみました』【第2回】
前回の【第1回】で報告した通り、近所のタバコ屋のオヤジさんから『手巻きタバコ』の存在について教わった僕ですが。
実践するまえに、まずここでお伝えしておかなければならないことが。
僕は自分でもビックリしてしまうぐらい不器用です。
謙遜でもなんでもない、ただの実話です。こんな僕に、こんな小さい紙をうまくクルクル丸めて、果たしてタバコを作ったりなんてできるものなんでしょうか!?
しかし!憧れのヨーロッパ映画のワンシーンのように、オシャレにタバコを嗜みたいって気持ちは本物です。しかもタバコ代も相当浮く計算だし。
事務所に戻って早速試してみることにします。
開封、そして葉(シャグ)を紙に乗せてみる
サンプルで頂いた、アメスピの“ペリック・ブレンド”を試してみることに。
開封すると、辺りにファァ~っと芳醇な香りが広がります。ウイスキー樽で仕込むとか、確かそんなのでしたよね黒スピって?
で、いよいよ、60枚入り100円で購入した紙の上に広げてみました。
と、ここで手が止まってしまう…1回の量ってどのくらいが正解なの!?
タバコ屋のオヤジさんは「だいたい0.5~1グラムぐらい」と言ってたはずなんですが。
そんなのわかんねーよ!1グラムなんて。。。
まぁ、とりあえず最初は『自分で巻きやすい量』って感じで、このぐらいかな?
で、クルクルと巻き込んでみる…
まぁ、初めてのことなんで仕方ないのですが、めっちゃ難しいです。
イメージしている通りにクルクルと巻けないです。すぐに紙が広がってしまう…
でも、何度もトライしているうちに、とりあえず形になったので、
ちょっと分かりくいですが、この手巻きタバコ用の紙には、一方の端っこに糊が薄く塗ってあります。ちょうど切手の裏側みたいな感じですね。
その糊の部分をペロペロと。うーん、こういう所作にもちょっと憧れてたんですよね。
そして完成(?)したのがコチラ。
ううむ。はっきりいって不細工すぎますね。葉っぱも半分以上こぼれてしまいました・・・
ちゃんと吸えるのでしょうか?大丈夫?
まあ、でも、僕にとっては記念すべき初号機です。早速試しに一服。
うーん……これはヒドイ。
葉っぱがガンガン口の中に入ってくるし。それに、紙だけがどんどん燃えて、危うく火傷しそうになりました。長持ちするんじゃなかったの?
今度は思い切ってタバコの量を増やしてみます。
前回の2倍近い量です。で、クルクル巻き込んでいく…
おぉ!2回めで要領を覚えたというのもあるでしょうけど、さっきよりはかなり巻きやすいです。
慣れないうちは、葉を多めにして巻いてみるというのも、一つの方法かもしれません。
で、完成したのがこちら。
どうよコレ!さっきよりもずいぶんマシになってませんか?指に思いっきりタバコの葉が付着したままだけど。
わくわくしつつベランダへ出て一服。
うーん。やっぱり葉っぱが少し口の中に入ってきますね。それに、あいかわらずガンガンに燃えて、アッという間に吸い終わってしまう感じ。
なのですが、これだけは分かります。
ハッキリいって美味い!!
普通に売ってるタバコよりも断然おいしい!!
そして、何よりも香りが素晴らしいです。ホント、これまでのタバコは一体なんだったのだろうか??
ベタですが、スーパーで売ってる日本酒と、搾りたての新酒の違いみたいな感じです。タバコってこんな香りだったっけ!?
先にポッと火が灯ったような気分です。こんなデタラメな素人の手巻きなのに、こんなにも美味しいなんて。上達したら一体どうなるのだろうか?
しかし、現時点で問題がいくつか。僕がまだ不慣れというのはひとまず置いておいて…
1.葉っぱが口の中に入ってくる。
2.中身がスカスカ。もうちょっと詰まってた方がいいような気がします。
3.ちょっと燃えすぎです。アッというまに吸い終わってしまって寂しい。
と、今のところはこの3つのポイントが気になります。
やっぱり巻き方が悪いんでしょうか?葉の量も正確なのかどうかわかりませんし…
と、いう疑問を抱え、この『手巻きタバコ』の存在を教えてくれたタバコ屋さんに戻る。
オヤジさんに「これで合ってる?」などと尋ねてみよう。何なら、実際に手巻しているところを目の前でみせてもらおう。
しかし、タバコ屋の軒先で目を輝かせる僕に、オヤジさんはこう冷たく言い放ったのだった。
「ワシはな、これまで1度もタバコ吸ったことないんじゃ。むしろ、煙の匂いなんて大嫌いじゃ!!」
…あまりにも意外なお答えすぎて、なんにも言い返せないよ…
(SPECIAL THANKS 近所のタバコ屋のオヤジさん!!)