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2018/08/31(金)
少年時代の憧れ!カブト虫トラップを試してみたい【前編】
「なにか思い出になるようなことをしたいなぁ…」などと、ボーッと考えていた、とある真夏の休日に。
そうだ、子供の頃に憧れていた『カブト虫トラップ』を試してみるのはどうか!?
準備開始!
昆虫図鑑とかに絶対に載っていましたよね、森の中の木にエサになるものをブラ下げたり塗りたくったりして、カブト虫やクワガタなどをおびき寄せて捕まえるっていうアレ。
昆虫大好き小動物LOVEだった小学生の頃には、近所のカブト&クワ獲り名人のお兄ちゃんたちに連れられて、夕暮れに早朝に、しょっちゅう山に森に潜り込んでは、マムシに嚙まれそうになったり野犬の群れに襲われそうになったりしていたもんですよ。夏休みならではの楽しいイベント。
しかし、どんなにお願いしても、ウチの親は『カブト虫トラップ』の製作を許してはくれなかったのだった。理由は「バナナを虫ごときにくれてやるのはもったいない」ということだ。昭和生まれのバナナに対する想いは特別。
しかししかし!今はもう僕も大人。あの頃の親父と同じくらいの年齢に近付いているよ。一人暮らしだし。誰にも怒られる理由なんてないし。こうやって、誰に気兼ねすることもなく、カブト虫トラップの準備もできるのです。
ニオイそうなので、ベランダで作業。
まずはバナナ。食べるためではないので、賞味期限切れ間近の、絶賛半額セール中のやつを購入。色、変わり始めてます。中身もイイ感じにレアっぽくなりかけてます。
そして焼酎。ものの本ではいわゆるホワイトリカー、安い居酒屋などで酎ハイ作ったりすりときに使う甲類焼酎の使用をオススメされていることが多いですけれど、せっかくなので奮発。本格焼酎の『木挽』を使用。香り重視ということで、やはり芋でしょう、芋焼酎。残りは飲めるし。
砂糖も使用。甘いほうが喜ばれそうでしょ、森の住人たちには。
飲み残して冷蔵庫に放置、すっかり気の抜けてしまったリアルゴールドも。夏バテ気味のカブト虫に効果ありそう。
そして、これだ!ドライイースト!!
焼酎、砂糖、バナナは見たことあるし、よく知っている。家にもあった。でも、「ドライイースト」ってなに?当時の子供たちは誰も知らんかった…パンを焼くときなんかに使ったりする、発酵を促進するものだったんですね。そんな、焼きたてパンを自宅で楽しむような幸せセレブファミリーなんて、ウチの近所にはいなかったよ。
マニアックな食材を扱っている、プロ御用達的なスーパーでようやく購入できました。
あとは、ベタベタな手でカメラを触りたくないので手袋とか、
チャック付きのビニール袋なども。
憧れていただけで、実際に作ってみるのは初めてですカブト虫トラップ。ほぼきっとおそらく、これぐらいの準備でOKでしょう。あとは、うろ覚えの知識に頼って、とりあえず製作?調理?してみることにします。
いよいよ製作!!
まずはバナナの皮をむいて、くちゃくちゃにモミモミ。
この時点ですでにけっこうなニオイが。屋外で作業しててよかった!
そこに芋焼酎を。そしてさらにモミモミ。
砂糖も投入、もちろん目分量で。男の料理の基本。
飲み残しのリアルゴールドなんぞも投入。
しかし、後から気が付いたんですけれど。水分が多すぎると、使用する際に困ったりするんですよね。ビシャビシャになりすぎて。なので、焼酎などの液体の使用はほどほどに。ちょっとずつ足しながら慎重に行うべき。
そして、さらにモミモミしてかき混ぜる…見た目ちょっとグロい系なので、引いた写真にしときましょう。ニオイ、かなりスゴイことになっています。周囲にもけっこう飛び散るし。
このようにベランダとか庭とかの屋外か、台所のシンクの中など、あたりがよごれても大丈夫なところで作業したほうがよいと思います。
そして、いよいよコレだ!ドライイーストだ!!子供の頃のバイブルだった昆虫図鑑的なものに、必ずといっていいほど書かれていたドライイースト。こんなものを自宅で使用する日が来るとは。大人って最高!
分量がよくわからないので、とりあえず一面に振りかけてみる。まあ、当分プライベートでパンを焼いたりする予定もないので、気持ち多い目にしてみよう。
さらに軽くモミモミしてかき混ぜて、チャック付きのビニール袋に移す。たぶん、こんな感じでよかったんじゃないかしら?ひとまず完成です。バナナ4本って、意外と量が少ないもんですね。もうちょっと増やしてもよかったかなぁ?後はある程度の高温を保ち、発酵を待ちます。
っていうか、こんなカタチになるんだったら、最初からチャック付きのビニール袋に材料全部入れてモミモミすればよかったんじゃないか?アホです、俺。。。
ドライイーストの力か!?
小一時間ほど、そのままベランダで直射日光に晒して。忘れかけた頃に覗いてみると、
マジかこれ!?パンパンに膨れ上がっているではないか!?空気を入れたわけではありません。発酵してガスが溜まっているのでしょう。これがドライイーストの力なのか!?
このままだと爆発してしまうのではないか?チャックを少し開けてみる…すげえニオイだよ!なんともいえない、甘い、そしてクサイ匂いです。
(つづく)