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長崎の松島は、なかなかステキな離島でした【後編】

>【前編】はこちら<

 

もう1時間近く歩いてきたので、ちょこっと一休み。

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ちょっとした展望広場のようになっています。いい風が吹いてきて気持ちいい!高台になっていて見晴らしもとてもいいし…

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東京ドーム27個分の広大な発電所を俯瞰しながら休憩なんて、なかなか経験できることじゃないですね。松島ならではかも?

で、この大きな発電所から、ほんの少し歩いたところに

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以前に紹介した『日本一小さな公園』があります。このコントラスト、なんだか微笑ましいです。

花も緑も豊富な松島

松島は周囲が16キロメートルの小さな島。なのに、歩いている最中に海をあまり感じないというか。道路が内陸部寄りに敷かれているみたい。

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この写真のような道も多かったです。まるで林道でも散策しているかのような気分。

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緑がいっぱい、自然がいっぱいです。

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森の隙間に棚田も。いかにも長崎って感じ。

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【前編】にも書いた通り、この島を訪れたのは8月中ごろのお盆頃。なので稲もまだ青々としていますが、今ごろはもう稲刈りも済んでいるのでしょうね。

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で、民家のそばには必ずといっていいほど、きれいな花が植えられています。島のあちこちに花のとてもよい香りが。そんなに花好きでもない僕が、いちいち目を奪われてしまうほど。

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これ、驚いたんですけれど…ハイビスカスじゃない?元はたぶん島の人が植えたのでしょうけれど、現在はほぼ野生化というか、自生している様子。

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植物園の温室で見たことはあるけど、野良ハイビスカスなんてのは初めてだ…島内あちこちで見ることができました。

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アゲハ蝶がひらひらと舞って。ちょっとだけ南国ムードというか、異国情緒みたいなものも味わえたり。たかだか10分ほど船に乗っただけなんですけどね。離島ってやっぱり楽しいなぁと思いました。

ゴツゴツの不思議な海岸

とはいえやはり、周りを海に囲まれた離島なんだから、海も見てみたい!ということで、海岸線がありそうな方向へと…

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すげえ!こんな感じの、ボコボコの岩肌が。これって溶岩か何かが固まったものなのでしょうか?

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普通の磯とはちょっと違う雰囲気。ゴツゴツしているような、それでいてスベスベしているような、不思議な肌触りの岩場です。軽石に近い質感?

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例によって水はとってもキレイ。でも、どうしても岩肌のほうが気になってしまう…

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ここなんて、“千畳敷”っていうのかな?不思議な岩肌が海岸線に沿って平らに広がっています。時間帯によって、満ち潮と引き潮とで景観がガラッと変わったりするんでしょうね。夕日が落ちるのをここで待ってみようか…

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いやいや、島を一周せねば。先を急ぎましょう。

バイクか自転車がほしい…

松島をこうやって振り返ってみると、他ではなかなか見ることのできない景色ばかりで…

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たとえばこんなのも。炭鉱跡がレンガ造りの廃墟になっていたり。

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インスタグラムやってる人なんかだったら垂涎モノの景観じゃないのか?よくは知りませんが。

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ヴィジュアル系バンドのPVなんかに登場するような、侘びて耽美な赤レンガ。

今こうやって見直すと、とっても絵になる風景だし、もっと真剣に写真撮っておけばよかったとも思うのですが…実はこのとき、もうヘトヘトに疲れきっていたんですよ。

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島一周だいたい9キロの道のりなのですが、何度も書くように、この日は8月中旬の猛暑ど真ん中。しかも平坦な道じゃなく、上り坂下り坂の連続。そんな中をもう3時間ぐらい歩き続け。

もちろんクーラーの効いた喫茶店などあるわけもなく、

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たまーに公園とかベンチがある程度。こうやって見ると、手描きのベンチかわいい!でも、この時はそんなこと考えている余裕もなかったです。。。真夏に徒歩で松島一周はちょっとシンドいですね。

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大自然まるかじりの風景を過ぎると、なかなかに味わい深い住宅街がちょこっと広がって。大正~昭和初期の、炭鉱が栄えていた頃にはこの島の人口も1万人を越えていたそうですよ。

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住宅街を過ぎると、ようやく港が見えてきました。つっ、疲れました…いやいや、島内を巡回するバスもあったんですけどね。真夏に徒歩で一周する僕が悪いんです。。。

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芸術的な石組みの防波堤。本当に綺麗な島ですよ、松島。

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船の出港時間まで、そのへんをぶらぶらと…港の近くにある商店。パンとかジュースとかお菓子とか売ってます。島内で食べ物扱っているお店は、基本的にはここぐらいじゃないか?と。

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そのすぐ近くには、『つり具とえさ』の看板がかかったお店もありましたが、正直なところ、置いてあったのは釣り針とかハリスとかナマリとかの基本的なものばかりでした。エサも、フカセに使うサナギ粉とかの乾きモノが中心みたいでしたね。釣りでこの島を訪れたい場合は、あらかじめ用意して持ち込みがよいと思います。

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松島は一周だいたい9キロぐらい。さすがに徒歩はキツかったですが(島内を周回するバスもあります)、車だとちょっと持て余す距離かと。

ベストなのはバイクでしょう。ガソリンスタンドも2ヶ所ぐらいありましたし、

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ツーリングにはもってこいの島だと思いますよ。もしくは、けっこう坂道多いんですけど、自転車でサイクリングもいいでしょうね。フェリーだとバイクは片道だいたい1000円ぐらい、自転車は500円ぐらいでした。

 

連絡線の待合室、帰りの便の出港を待つ間。

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おお、江戸川乱歩の黄金仮面あるばい!何時間でも待ってられますよ!!いや、便数けっこう多いので、そんなに待たなくてもいいんですけれど。

船を待っている、ほんのちょっとの間。島の人や、船の受付の人たちといろいろと雑談…みなさん口々に「どうしてこんな時期に来ると!?松島は春に来るべき島ばい!!」と、軽く説教されたりして。

桜がとっても綺麗なんだそうですよ。そうですよね、前編で紹介した『桜坂』にはソメイヨシノが167本も植えられているそうで、しかも“桜坂まつり”という花祭りもあるということ…また来年の春に訪れてみようかなと思います。

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