先日、『和歌山の梅干しが猛暑で生産追いつかず』というニュースを見ました。塩分やミネラルを簡単に摂れて熱中症対策に
2018/10/19(金)
バス釣りの道具でタチウオ釣ろうぜ【後編】
メガバスのデストロイヤー・F4-70TXに、
リールはシマノのメタニウムXT。
どちらももう20年くらい前のもの。売ってしまおうか?でもどうせ二束三文だろうし、デストロイヤーはティップ補修してるし。誰かにプレゼントしてしまおうか?…などと考えていた引退寸前バスタックルを、松坂大輔のごとく見事にカムバックさせてあげたい。6匹は釣らないとな。
そうそう、『バス釣りの道具で』と宣言しているのですが…
ルアーはシーバス用のものを使うことにしました。今年の正月に買った福袋のアレです。もう何年も前から、バスはトップウォーターしかやらなくなっていたので、ソルトに流用できそうなルアーを持ってないのです…
いよいよ釣り開始!しかし…
時刻は夕方6時を回りました。
イイ感じに暗闇に包まれていく漁港。ちなみにこの釣行時はまだ9月だったのでこんな感じだったのですが、今なら6時でもうすでに真っ暗になっているはずです。
日没とともに、一斉に沖へとルアーやテンヤをキャストし始める釣り人たち。
しかし、ここで痛恨のミステイクに気付く…僕自身、最近はあんまり夜釣りに行かないので、「まあ、写真はフラッシュで大丈夫だろ!」なんてタカをくくっていたのだけれど。
こんなに大勢の人が釣りしてるんですよね。タチウオはそんなにシビアじゃないのだけれど、もしかしたら中にはチヌ釣りとか、明かりを嫌う魚を狙っている人がいるかもしれないし。バシバシとフラッシュ焚きまくって写真なんか撮れないじゃないか!
夜7時を回ると、あたりはもうすっかり真っ暗。
周囲を気にしつつ、一瞬だけ懐中電灯を照らすのが夜釣りのエチケット。でも、この程度の明るさじゃなぁ。。。なんか冷ややかな目で見られそうだったので、三脚立てる勇気もなし。
しかも、寒い!めっちゃ肌寒いです!!休日にも実釣を怠り、自宅に引き篭もってYouTubeのサンテレビ公式チャンネルで『トラトラフィッシング』なんぞを閲覧したりして過ごしているうちに、フィールドの過酷さをすっかり忘れてしまっていた…大自然、とくに水辺はすでに都会の11月ごろの体感気温です。
暗い海面に向かって、キャストしてはリーリングをひたすら繰り返して。気が付けば夜ももう8時を過ぎています。真っ暗で思うように写真も撮れないし、めっちゃくちゃ寒くなってきたし。しかもしかも、ぜんぜん釣れねぇ!
周りも全然ダメみたい。9時を回る頃には「今日は小潮かぁ。潮が悪いやね」とか、「こないだの雨のせいかな?濁りが入っている」などと、釣り人が自分の腕や運を棚に上げてしまいたいときに使う定番のキメ台詞を発しつつ、帰り支度を始める人が増えていく。
シンキングミノーか?いや、ワームか?いやいや、飛距離稼ぎ&さらに深場を手早くサーチすべくテールスピナージグか!?などと浅知恵めぐらせてルアーをガンガンとチェンジ…しかし、まったく反応なし。
秘密兵器というほどのこともないが、ユルめとはいえ“バス釣りの道具”という縛りがあったので、ひとまず使うのを躊躇っていた、ケミホタル装着…しかし、相変らずの反応まったくナシ。
釣り具屋の店員さん、「タチウオ、釣れてますよ!」って言ってたじゃないか!ガセネタで僕を騙したのかい?ケミホタルとか売りつけるために。。。
気が付けば、周りに人影なし。みんな帰ったみたい。ぽつんと防波堤に取り残された僕。
人がいなくなったスキに念願のフラッシュ撮影。まったく意味はないけど。
夕刻の場所取りタイムで一番人気だった常夜灯付近も、今や閑古鳥鳴きまくりのガラ空き状態に。
こういう、明るいところにベイトの小魚が集まり、それらを狙ったタチウオの群れが押し寄せて…というのも定番なのですが。
こういう明るいめのところだと、タチウオなり何なりがルアーの後をチェイスしてくるのが見えたりもするのですが。魚どころか、カニやフナムシの姿さえなし。ダメか。ダメなのか俺は。
本当にお恥ずかしい。『タチウオなんて、バス用の道具でもイージーに釣れる』などと大風呂敷を広げたクセに、4時間以上ネバって結局何も釣れず丸ボウズ。。
そういえば、以前のソウギョ釣りもダメだったし、先日のカブト虫獲りも失敗に終わったようだし。ボーダーレスの狩りはことごとく失敗の連続ではないか?マトモに釣れたのはテナガエビぐらいか…お寒いことこの上なし。
人が釣った魚を横取りして生計を立てている、漁港に付き物のドロボウ猫にまでソッポを向かれる体たらく。ドンくさい集団だと思われるのも恥ずかしいので、近日中に絶対リベンジしようと思います!
寒さに震えながら、そしてヘコみながら道具を片付けて。駐車場に戻ろうとトボトボ歩いていると、ただ一人、防波堤に残って釣りをしているオジさんを発見。「なに釣ってるんですかぁ?」と話しかけてみると…
鯵です、アジ!しかも20センチぐらいはある良型揃い。中には25センチはありそうな、すでに大アジと呼んでも差し支えないようなサイズのものまで!!
…『バス釣りの道具でアジングしようぜ!』のほうがいいのかなぁ?