映像制作のボーダーレスの秘密

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昆虫食の自販機を求めて、熊本の「子飼商店街」へ

ネットニュースでもちょくちょく見かけたので、もしかしたら全国的に知られているのかもしれませんが。

「せっかく熊本まで行くのだし、もし時間あったら、ついでに“昆虫食の自動販売機”も見てきたら~?」なんてアドバイスをいただく…ただ見てくるだけでは済まないでしょう、絶対に。どうせ買ってきて実食することになるに決まってるって。

虫だよ、ムシ。虫食べるんでしょ?気乗りしねぇです…

昭和の香り、子飼商店街

前回紹介した熊本市役所から徒歩約20分。

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子飼(こかい)商店街。福岡に住んでる僕でも名前は聞いたことあります。歴史のある有名な商店街みたい。でも訪れるのは初めてです。

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噂通り、いやウワサ以上のシブい商店街です!到着した時間が遅かったからなのか、それとも日曜だったから?お店の多くはもうシャッターが閉まりかかっていましたが、

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こんな感じの、個人でやっている古本屋さんがある商店街っていいよなぁ。

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マンモス西と紀ちゃんが働いてそうな、昭和テイスト全開のお店。

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そうかと思えば、こんな感じのシャレたお店もたくさんあって。すぐ近くに熊本大学があるそうで、学生の街も兼ねた存在みたいです。

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こんなお店、絶対に美味しいに決まってるって!

もう一点、これイイなぁと思ったのが、

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シャッターに描かれている絵。

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いろんなお店のシャッターに、いろんなタッチのイラスト。福岡だったら、このようなシャッターにはだいたいがグラフィティとかバブルレターとかっていうの?ニューヨークで見かけるような、丸っこい文字や絵の一辺倒なんで。温かみがあって、逆にとっても新鮮。

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子飼商店街のシャッターには、それぞれの心の中にあるアートが刻み込まれている感じ。ヒップホップとかに深い思い入れがあるのなら別だけど、そうじゃないのなら、こっちのほうがずいぶんとセンスいいなぁと思ったりして。

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自分でカッテにワインバー始めておいて「バンザーイ!!」って、このテンション上がりっぷりが羨ましい!!いいなぁ~、この近所に住んでたら常連になってますよきっと。

…と、こんな感じで、子飼商店街の素晴らしさを伝えて、今回はそれで終了でいいんじゃない?虫食べなくて済むしね…っていうワケにはいかんですか?

自販機発見!

ちょこちょこと買い物したり、細い路地を奥の方まで探検してみたりしているうちに、だんだんと日も暮れて。この子飼商店街に、その“昆虫食自販機”とやらが設置されているということなのですが、ぜんぜん見当たらず。

うーん、残念ですね、無いモノはしゃーないですよね!じゃあ今回はこのステキな街並みを紹介して終了にしましょうか…と、胸をなで下ろし気味に、商店街の外れあたりまで歩を進めていくと。

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ああああ、見つけてしまった!たぶん、コレでしょうね。。。

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ネットでは「じつは世界初ではなかった」なんて記述もちらほら見受けられたりするのですが。まあしかし、比類なき存在であることは間違いないでしょう。こんなものが熊本市内にあるなんて。

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なんちゅうマークや?しかも“LOVE”って…

この状況…もしかして大人気!?

あらためて自販機を。大きさや形などは、普通の自販機と全く同じです。

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が、見事に昆虫デザインのラッピング。

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これはゴホンツノカブトの絵か?タイとかにいるカブト虫ですよね…cannotとしか答えようがありません。

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危険度ランキングとな。そして、表の下にチラ見している『つめた~い』の文字がまたなんとも。こんな真冬でもアイスで楽しむのがインセクト・イーティングのテーブルマナーというものか。

いよいよ、商品のラインナップに目をやってみる…

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1匹分のパワーも知らない僕らに“50匹分”をプレゼンしてくるコオロギプロテインバー、しかも抹茶味。プロテインバーということは、あのコオロギの形はしていないということか?それならまだ大丈夫かなぁ?

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これはもう絶対にダメ!ワームって、あのペットのエサなんかになってるミルワームのことか!?バッタもそのままのフォルムだし。“お得感のしないお得パック”って、キャッチコピーのセンスは見事ですが。。。

しかし、これらはまだ前菜というか。こちらがメインディッシュ的なヒトサラなのでしょう多分。

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タガメなんぞは東南アジア圏ではけっこう普通に食べられていると聞きますますが。以前、タイのバンコクで案内兼通訳をしてくれた人に「虫って美味しいの?」と尋ねると、「あんなものは○○とか△△地方出身の人だけが食べるのです!私たちは決して口にしません!!」とめちゃくちゃブチギレられたことがあって。

本場とされているところでも実際はこの調子なのだから、虫食いチェリーなジャパニーズ僕などは、やはり最初はコオロギプロテインバー(抹茶味)とかで“男”にしてもらうべきか?いや、ハナっからゴージャスなサソリやタガメで一気に経験値アップも?しかし、最初がスカーレット・ヨハンソンや叶姉妹みたいなのはちょっと…

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ですがですが。先ほどからお気付きになられている方もいらっしゃるでしょう、どの商品にも『売り切れランプ』が点っているのですよね。

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お金入れても返却されてしまうし。いやー、良かっ…いえいえ残念!せっかく熊本まで来て、これは残念だ!!でも売り切れなら仕方ないですよ。

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『店内に在庫あります』の張り紙を見つけてしまったのですが、どうやらお休みの日だった様子。「スタッフの体調不良で…」という張り紙もありました。いやいや、ムシ食ってても風邪は引くもんですよ。今年はインフルエンザも大流行していますしね。

 

ということで、この日はそそくさと退散。食品になった昆虫の実物を期待されていた方には本当に申し訳ないです。正直、僕は内心ホッとしたりしたもんですが…とはいえ、ボーダレスの秘密がコレでおしまい、というわけにはいかないのも重々というより渋々承知しておりますゆえ、

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近いうちに、次はもう少し早い目の時間に訪れることにして、このシブすぎる子飼商店街をもう少し深い目にレポートしつつの“昆虫食”実食に挑んでみようと思います。

(※本文中に紹介した商品の価格や仕様、販売状況等はすべて2019年1月初旬のものです)

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