今回の記事は、日本中のごくごく一部の人にしか意味が分からないと思うのですが…“昭和”がまたひとつ失われていってし
2015/09/07(月)
湯田温泉で『バリそば』を。(1)
山口市内に行った時、必ずといっていいほど食べるものがあります。
それは…『バリそば』。
周りの人たちに聞いてみても、意外と知名度低め?あまり知られていないみたいなんですよね。
関東の人なら仕方ないと思いますが、西日本の人、中国地方にお住まいの方でも、「何それ!?」というような方も多くて。
ちょっと不思議で、そして、とても美味しい食べ物。
それが『バリそば』です。
老舗の味!『春来軒』
まずは、超有名店というか、おそらくここが元祖なんじゃないか?というお店。
『春来軒』。真っ暗な国道沿いに、煌々と明りが灯っています。
孫悟空(たぶん)が目印。
一見、どこの街でも見かけるような中華料理屋さんみたいですが、
店内もそのまま、そんな感じ…しかし!
食べ物メニューは、おにぎり・ライス・餃子、そして『バリそば』のみ!
着席し、バリそばを注文。というか、ほぼバリそばしかないので、何人前かを伝えるだけですが。
出てきたのがコチラ!これがバリそばです。久しぶり!!
バリ“そば”っていうぐらいだから、もちろん麺類。
でも、ラーメン鉢ではなく、お皿に入ってます。
タバコの高さぐらい。カレー皿ぐらいの深さかな??
山盛りの野菜、カマボコなどの具の下には当然、麺が隠れているわけですが、
揚げた中華麺!長崎名物の『皿うどん』や『かた焼きそば』などに使われる、あのパリパリとした硬い麺です。
じゃあ、それらと何が違うの?ということになりますが…
山口名物のバリそばは、スープがサラサラしています。
かた焼きそばや皿うどんは、“あんかけ”になっているの一般的でしょ?トロみのある、アンがかかった硬い麺ですよね。
ところが、バリそばに使われているのは、普通のラーメンのスープのような感じ。
もしかしたら、こっちの写真のほうが分かりやすいかも?サラサラとしたスープが使われています。
そして、もう1点決定的に違うポイント…皿うどんに、お酢やポン酢をかけて食べる方も多いと思いますが。
バリそばには、最初からスープに“酢”が入っている場合が多いです。
もちろん、お店にもよりますが、ほんのり感じる酸味もバリそばの魅力の一つ。
特にこの『春来軒』のお酢加減はまさに絶妙!
アッサリさっぱりしているのに、なぜか微妙に後を引く…
お酒を飲んだ後の「シメの1杯」を、ラーメンならぬ『バリそば』で!というのも超オススメです。
湯田温泉に・・・
この春来軒のすぐ近くにあるのが『湯田温泉』。
白い狐が見つけた温泉という伝説から『白狐温泉』とも呼ばれています。
この日は夜に立ち寄ったので、以前、昼間に来たときの写真を。
駅前に巨大な白い狐。デカいのに可愛いです。
この温泉街の周辺に、『バリそば』の有名店が多く存在・・・していたのですが。
(つづく)