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怪しすぎる赤坂門市場【前編】

福岡市中央区の大名という街は、とても都会的なオフィス街。

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超高層ビルが立ち並んでいるわけではありませんが、均整のとれた、機能美さえ感じる近代的な美しい街であります。

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福岡最大級の繁華街・天神にも近い、便利なところですよ。

 

そんな、落ち着いたオフィスビルの合間に、

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ひっそりと佇む、謎の市場。

『赤坂門市場』なる看板が掲げられています。

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「写真が歪んでいるよ!真っすぐ撮りなよ!」と怒られそうですが。

よく見ると、ちゃんと並行に撮れているでしょ?

 

こちらの方が分かりやすいでしょうか。

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写真が歪んでいるのではありません。

明らかに『建物が歪んで』います。

 

大丈夫なのでしょうか!?

ぐっと近付いてみることにします。

 

中に入ってみる。

年季の入った入り口です。

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道路に面した場所では、果物屋さんが営業中です。

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“新鮮果物”の看板に偽りなし。美味しそうな果物たちです。

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果物屋さんの庇の隣にあるのが、市場への入り口のようです。

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針金で頑丈に、幾重にも結んであるので、落ちてくる心配はなさそう。

これは安心ですね。

 

庇をくぐると、

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いかにもアジアな細い路地風の市場。

左に見えるのは、先ほどの果物屋さんの側面です。

野菜類も扱っておられるみたいですね。

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お店の大将と思しき方に、「写真を撮って、ブログに載せてもいいでしょうか?」と話しかけたところ、思いっきりシカトされました。

(横で聞いて下さっていた女将さんらしき方が、すぐに「どうぞどうぞ!」と許可して下さいましたが。)

なかなか手ごわそうな市場ではあります。

 

さらに奥へと・・・

昭和感がハンパない、味わい深い市場です。

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いちおうアーケード状になっており、雨風は凌げそう。

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蛍光灯+自然光が、市場に柔らかい明るさを与えてくれています。

 

隅っこに目を落とすと、

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どっぷりとホコリに埋もれてしまいそうな自転車が。

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フラットですね。実はクロスバイク?

バーエンドもさりげなくオシャレ風です。

 

市場の壁面はすでにキャンバス状態。

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まったく読み取れないメッセージが、つらつらと書き連ねられています。

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『鮮魚 花田』は、もう営業していない模様です。

そう、ここは『シャッター商店街』ならぬ『シャッター市場』(?)の様相を呈しております。

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入り口近くは、先程の果物屋さん以外クローズ状態です。

 

こんな貼り紙が。

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『御用の方は博多・天神店まで御連絡ください。』

とのことですが、ここが何のお店なのか、屋号は何なのか?

一切の手がかりはありません。

いったい、何の“博多・天神店”に連絡すればよいの!?

 

謎のレストラン(?)

市場の真ん中あたりに、

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こんな食堂?レストラン?とにかく飲食店らしきものが。

『いっとく食堂』という屋号のようです。

 

「トマト風味牛スープうどん」、「ラグマン」…

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そして、一際異彩を放つ「ロシア式オリジナル羊の串焼き」

ロシア式なのに堂々とオリジナルを主張しているこのお店、

いったい何がメインの食堂なのでしょう?

営業時間には、11:00~14:00までのランチタイムもしっかりと明記されているのですが…

 

【後編】につづく

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