>前編はこちら< 某県を流れる某一級河川に、1メートルを超える巨大ソウギョが生息してい
2016/02/29(月)
ドムドムハンバーガーを忘れられない大人たち
ぜんぜん行ったことのない街での、機材の受け渡しを頼まれました。
任務を無事に終え、さて、少しお腹が空いたので、どこか食事できるところはないか…と、うろうろしていたら、イオン発見。
イオンならフードコートもあるだろうし、ついでに頼まれていた買い物もできそうだし、と、ふらふらと立ち寄ってみたら。
えっ、こっ、これは…
ドムドムハンバーガーじゃないか!?
われらが青春の味
この看板を見て「うおっ、懐かしい!」と思われた方、おそらく30代後半以上の、昭和を引きずり続けている世代でしょう。
逆に、若い世代の皆さまには「ドムドムって何?」という方も多いかも。
公式ページによると、『日本で最初のハンバーガーチェーン店』だそうです。
僕のハンバーガー初体験はドムドムでした。
だいたい、かなり長い間、僕の地元にはドムドムしか無かったし。
それに、他のハンバーガーショップよりもかなり値段が安かったはず。
なので、中学生ぐらいまでは、ハンバーガーといえばドムドム。
友達と出掛ければ昼ごはんはドムドム。
友達の伊藤くんや宮田くんと、地元の映画館で『マクロス・愛おぼえていますか』を観た帰りにもドムドムに寄ったような思い出が。
しかし、高校に入る頃には、反抗期というか親離れ的にというか、「ドムドムなんてダセェよ。ガキの行くところだぜ」などと嫌悪しはじめ、マクドやモスやロッテリアなどに通いつめるようになってしまった…
あんなにも、ドムドムバーガーのお世話になっていたくせに。
30年ぶりのドムドム
もしかしたら、僕の地元の関西周辺(もしくは兵庫県神戸市あたり)だけかもしれませんが、昭和末期ごろまでは、行く先々、街のいたるところにドムドムハンバーガーがあったように思います。
それが、平成に入る頃ぐらいからでしょうか?気がつけば、だんだんと街から、このゾウのマークが消えていったような気が
『どむぞうくん』です。そうそう、どむぞうくんという名前でしたよ。
およそ30年ぶりぐらいに、ドムドムのカウンターに立ちました。
相変わらずのお手頃価格から、
単品450円の『厚切りベーコンバーガー』という高級品まで、
バラエティ豊かに取り揃え。
なぜか電気が消えて暗くなっているあたりも、あまり高価なものを売りたくないという、ドムドムならではの粋な計らいか。
しかし、最近のドムドムは低価格よりも、
むしろヘルシー志向がウリのようです。
ノーマルの、ハンバーグだけのものを頼もうかと一瞬思ったのですが、
あえて、てりやきをチョイス。
てりやきバーガーというのを初めて食べたのも、
たしかドムドムだったような気がします。
中身は…あれ?昔はもっともっと、どっぷりとテリヤキソースが使用されていたような記憶もあるのですが。
今は、ハンバーグの真ん中に、ちょいとソースが塗られているという感じ。
これもヘルシー志向の表れ?
しかし!
このフライドポテトよ!
こちらは相変わらず、昔のテイストそのままのように思えました。
まぁ、30年も前の話なので、正確な記憶かどうかは定かではないのですが…
ちなみに、生まれて初めてフライドポテトというのを食べたのも、たしかドムドムだったはずです。
今では当たり前のように日常生活に組み込まれている『ハンバーガーのセット』、すべてはこのドムドムハンバーガーが原体験なんだよなぁ…
という、僕と同じ思い出を持つ昭和世代の方、意外と多いのではないでしょうか。
ドムドムハンバーガーよ永遠なれ
公式ページをチェックすると、まだ辛うじて、全国に80店舗ほどの『ドムドムハンバーガー』が残っているそうですよ。
ちなみに、このドムドム公式ページの『店舗案内』は必見です。未だにアイモードです。心意気良し!
反抗期を終え、そろそろ親の気持ちが身にしみて分かる世代の僕です。
自分を育ててくれたドムドムに恩返しをせねば。
実家に帰るような気分で、また来ますよ。絶対に来ます。
なので、どうか、無くなってしまわないで下さい。。。