あけましておめでとうございます。新年一発めのガチラーメンです。 全国区の知名度を誇る福岡のラーメン屋さん。
2016/03/14(月)
ホワイトデーの起源が福岡・博多にあるということ、ご存じでした?
今日は3月14日、ホワイトデーですね。
まぁ、別に何かがあるわけではありませんが(笑)学生時代を振り返ると、なんだかソワソワどきどきしたような思い出も。
と、そんな懐かしい気分に浸りながら、支社のすぐそばにある、福岡では老舗のお菓子屋さん『石村萬盛堂(いしむらまんせいどう)』の系列店の前を通りかかると、
店先に、こんな貼り紙が。
『ホワイトデーは、石村萬盛堂が始めました。』
そうだったんですか!?福岡暮らしも長い僕ですが、それは初耳。
試しに周囲の福岡県民に聞いてみると、ご存じの方もいたけれど、僕と同じく「初耳だよ」という人も意外と多かったです。知ってる人は知っている、というレベルみたい。
これは早速、調べてみなければ。
石村萬盛堂の本店へ。
中洲川端駅を降りて、歩いて5分足らず。
九州を代表するお祭りの一つ、博多祇園山笠の廻り止め(ゴール地点の事です)のすぐそばにある、石村萬盛堂の本店へとやってきました。
こちらにも、ショーウィンドウに堂々と『一九七八年、ホワイトデーは石村萬盛堂から始まりました』とあります。
博多和菓子の聖地へ
お店の前はよく通りますが、中に入るのは久しぶりです。
創業明治三十八年、老舗の和菓子屋さんです。
誕生餅の予約もできますよ。
こちらの慣習で、子供の満1歳の誕生日には、
草鞋(わらじ)を履かせて、一升のお餅を踏ませるそうです。
そして、こちら超オススメ!いちご大福。福岡の高級ブランドイチゴ“あまおう”を丸ごと使用。たしか季節ものだったはず。タイミングよく福岡に来られた際はぜひ一度ご賞味あれ!!
そうそう、石村萬盛堂といえば鶴乃子。
博多を代表するお菓子の一つです。
そういえば、この鶴乃子にはマシュマロが使われていますね。マシュマロ=ホワイトデーなら、たしかに石村萬盛堂がホワイトデーの元祖でも、おかしくないですよね。
店員さんに尋ねてみる。
店内にもこんなホワイトデーコーナーが。
早速、店員さんに質問。「ホワイトデーって、本当にここが発祥なのですか?」
もう何度も答えていらっしゃるのでしょう、流暢に「はい、そうですよ!」
こちら石村萬盛堂では、100年以上も前にマシュマロを作る技術を確立し、それが現在も博多っ子に愛されているお菓子『鶴の子』の原点になっています。
昭和52年(1977年)現社長の石村僐悟氏が「バレンタインデーに、男性からも何かプレゼントを…」と考え、チョコをマシュマロでコーティングしたお菓子を思い付きました。
それを、これも福岡の有名な百貨店『岩田屋』の社長さんと相談し、3月14日に『マシュマロデー』と銘打って大々的に売り出し…でも、発売しはじめてから数年は全く話題にもならず。
それでも諦めず、毎年3月14日の『マシュマロデー』を続けていたそうですよ。
今ではその習慣が根付き、日本国内のみならず、アジアにも広がりつつあるホワイトデーとなっていったそうな…
もちろん、ホワイトデーの起源には諸説あるみたいですが、こちらの店員さんいわく、「毎年この時期には全国のテレビ局などから取材が来る」そうなので、ここ博多の石村萬盛堂は、充分に“ホワイトデーの元祖”として認めらている、ということではないでしょうか?
これが元祖・ホワイトデーのお返し
買って帰りましたよ、
これが元祖・ホワイトデーのお返し(贈り物?)の、チョコマシュマロ。
中身は…
見た目は普通のマシュマロですが、割ってみると中にチョコレートが。
『バレンタインデーに君からもらったチョコレートを、僕のやさしさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ。』ということだそうです。
で、お味のほうですが。お世辞でもヨイショでもなんでもなく、もちろんそんなことする必要もないのですが、本当に美味しいです!マシュマロ+チョコレートだから、すごく甘いんじゃないか?と思っていたのですが、どちらも控えめ。ちょうどいい甘さです。
久しぶりに口にするマシュマロの食感。自然に微笑みがこぼれます。
さすがにこのチョコマシュマロは九州でしか手に入らないかもしれませんが、この石村萬盛堂が誇るマシュマロお菓子『鶴乃子』ならば、意外と全国の福岡アンテナショップなどでも入手できることがありますので。
大切な人に、博多発・元祖ホワイトデーの味をプレゼントしてみるのはいかがですか??