>パート(1)はこちら< ―― マツダブースに続いて僕たちが向かったのは、
2016/03/29(火)
街で見かけたステキな車X3-FUKUOKA DRIFT【前編】
福岡に出張してきました~!
居酒屋で空気を読まずに明太子ご飯をオーダー。だって、本場の明太子食べたかったんだもん。
1日だけ休みが取れましたので、福岡支社のクルマ部員といっしょに、観光を兼ねて、“街クルマ”の写真撮ってきましたよ。今回は福岡編です!!
マツダ・RX-8
まずは、福岡の某サービスエリアで出会った1台。
「エイトですね。マツダのRX-8。鮮やかな色ですね!」
「しかも、リアの形状を見ると、どうやら前期型のようですね。」
―― このアルミ、いいですよね。
「BBSですか。これはいいですね、とても上品に乗っていらっしゃる。車高も下げすぎず、エレガントな雰囲気を演出してますね。」
―― でも、フロントマスクはマッチョ気味で。
「リヤウィングから気になっていたんですよ。これは純正のエアロでしょうかね。いや、ヨカですよ!“クルマ愛”を感じますよね。ただ…」
―― ただ、なんでしょうか?
「エイトは以前このコーナーでも取り上げましたし、最近ちょっとマツダ車が出すぎじゃないですか?」
―― たしかに、この『街クルマ』のパート1でもエイトの後期型を取り上げましたよね。しかし、あの時とは違い…
「そうそう!エイトは観音開き!前回は忘れていましたもんね。」
―― 後部座席のドアも開けてもらいましょう。
―― オーナーさん曰く、このエイトには全く不満なところがない。ただ…
―― 少しハードにワインディングを攻めたら、すぐに車体が悲鳴を上げ始める、これは4枚ドアが原因でボディ剛性が弱いのかも?と仰ってましたね。
「なるほどね。でも、これは前回も言ったことだけど、当時資本関係のあったフォード社の意向に沿うもので、仕方ないことなんですよね。でも、今は軽自動車でも当たり前の“ピラーレス”になっているでしょ?」
―― そうですよね。ピラーなしでスポーツカーの剛性を保つのは…
「並大抵のことではなかったと思うんですよ。なので、それも含めてエイトの魅力でもあるんじゃないか?と。」
「精悍な、すばらしいコックピット。スポーティですよね。」
―― でも、この時…オーナーさんは男性の方だったんですけれど、彼女?奥さんかな?も一緒でしたよね。
「そう、女性が一緒だったですね。」
―― 僕とオーナーさんが、このエイトのカッコ良さについて熱く語り合う横で、その女性は『狭くて乗りにくいし、これはそんなにいい車なの?』と不思議そうな顔をしていらして(笑)
「アハハ、そうそう、“クルマ好きあるある”ですよね。どうも、女性の方には、男のロマンというか…伝わらないことが多いんですよね(笑)」
トヨタ・サクシード
―― こちらはいかが?取材交渉しますんで。
「おおお!これはっ!!」
―― トヨタのサクシード。よく街で見かける、まぁ、ライトバンというか、商用バンというか。
「よく見てくださいよ、この車高の下げ具合!しかもエンケイ履いてます。」
― おお、本当に。しかも、シートはレカロです。ホールド性に意味はあるんでしょうか(笑)
「いやいや、意味はないでしょう。でもそこに意味がある。オーナーさんのこだわりですよ。」
「タコメーターも付いていますしね。」
「写真だと分かりにくいかもしれませんが、ナンバーフレームも。こういう細かい部分にこだわりがあるというのも素晴らしい!」
―― こうやって見るとサクシードなんですけれどね、普通の(笑)
「まず、サクシードをベース車にチョイスするところが素晴らしいです。しかも、さりげないですよね。」
―― たしかに、遠くから見たらノーマルっぽいというか。近くで見るとスゴいっていう。
「サクシードのカスタム車自体は見なくもないですけれど、色が派手派手だったり、ものすごい鬼キャンになっていたり。もちろん、それはそれでカッコいいんですけれど。」
―― やり過ぎていない感じが、また。
「なんというか、シルバーのボディーのままで、社用車的な宿命を引きずりつつも、でも実はイイ物をさりげなく身につけている感じ。」
―― 車検も普通に通ると仰ってましたよね。
「たぶん、クルマ好きじゃないと見過ごしてしまうというか、食いつかないと思うんですよね。ここにオーナーさんのこだわりというか、クルマ愛を感じますよね。“シャイなのに目立ちたがり”って、福岡県民には意外と多いんですよ(笑)」
(つづく)