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2016/04/20(水)
佐賀の『祐徳稲荷神社』は、思っていた以上にスゴかった!【その3】
ご本殿はさらに秀麗。
向拝(こうはい。神社やお寺のひさしの部分)を見上げると、
鳳凰でしょうか。こんなに美麗な向拝、なかなか見られるものではありません。
神額の許に『天祐神徳』の文字。
なるほど、祐徳稲荷さんの社名はここから来ているんですね。
そして、ご神体の正面は、
清水寺のような舞台状になっていて、
境内や参道も一望できます。気持ちいい眺め!
それにしても。
先ほどからちらほらと目に入る、こちら。
鈴緒で隠れ気味ですが(お稲荷さんを畏れるあまり、鈴緒を手で除けて撮ることができませんでした)、稲荷神社での一般的な社紋、抱き稲とは少し違います。
後で調べてみると、これは佐賀を治めていた大名『鍋島家』の家紋らしいです。なるほど、鍋島氏の寄進があったからこそ、祐徳稲荷さんが現在までこの美しい姿を保たれているのだと納得がいきました。
ご本殿のすぐ傍には、鍋島直朝公の夫人、祐徳院殿を祀る『石壁社』もあります。
必見!『命婦社』
さて、ご本殿とその石壁社のすぐ近くに、
こんな看板が。『奥の院』ですか。よく見れば、細い山道のようなものもあります。
せっかくここまで来ているんだから、その奥の院へもお参りしましょう。
と、矢印が示す方向へと進んでみると…
これぞお稲荷さん!ともいうべき赤鳥居。伏見稲荷の千本鳥居などが有名ですね。
この神社にお参りし、願い事が叶うなどした方が奉納する鳥居です。
もちろん『日本三大稲荷』に選ばれるぐらいなので、鳥居がたくさんあるのも当然なのですが、何度も言うように、この神社の存在を全く知らなかったもので…なんだか感激です!
たくさんの鳥居を通らせていただきつつ、細い道を『奥の院』目指して歩いていると、途中に、
『佐賀県重要文化財 命婦社』。摂社のようです。
さすが県の重要文化財です。建築に興味のある人なら、この場から離れられなくなるんじゃないでしょうか?あと、彫刻に興味のある人なども。
お社が、ほぼ木のみで造られています。
これはもう、建築や彫刻ド素人の僕にも凄さが伝わってきます。
人間業ではないですよ…凄すぎて言葉になりません。