>パート1はコチラ< 月イチぐらいのペースで開催されている、浅草東洋館の早朝寄席へと。
2015/08/10(月)
超名作マンガ『あしたのジョー』の故郷は今(前編)
東京近郊のオススメスポットを、ぶらりと紹介するすることになったのですが、さて、どこにしましょうか??
…と、いろいろと考えていたら、ある方から『あしたのジョーの聖地巡礼はいかが?』とオススメされました。
なんでも、昭和40年代前後という、今の日本でも特に人口の多い世代の男性なら、まず間違いなく100%近くの割合で読んだことのあるマンガじゃないか?といわれているぐらい、超有名な作品なんだとか…
もちろん僕も名前や存在は知っております。でも、世代的にも、そんなに詳しく読み込んだことはありません。さっそくチェック。
改めて、全20巻をネットカフェで読みましたが…やはり名作です。
『弱虫ペダル』のような、熱血スポーツバトル漫画の源流を見た思いです。ちなみにアニメ版も面白いそうなので、今度借りてみようと思いました。
JR南千住駅から
『あしたのジョー』のファーストシーンの舞台となっているのが、JR常磐線『南千住駅』周辺。
以前、この『ボーダーレスの秘密』で、『東京で一泊2000円台!?旧・山谷地区の激安旅館に泊まってきました』という企画をやっていましたが、ちょうどあの辺り、以前は“山谷”と呼ばれていたところに、主人公のジョーがフラリと立ち寄ったところから物語が始まります。
駅を降りてすぐ前のロータリーに立っている、
松尾芭蕉さん。前にも紹介されていましたけれど、ここは『奥の細道(おくのほそ道)』の出発地点でもあるそうです。
駅を出て、線路沿いに西の方に向かうと、
線路を越える陸橋が、
どうですか?
陸橋の上から見える景色…
すでに、『あしたのジョー』の世界が広がってきてる感じがしませんか?
泪橋に立つ
以前はこの陸橋からも、ジョーと子供たち、そして紀ちゃんと歩いた、ガスタンクや石油コンビナート群もよく見えたそうですが、さすがに高い建物が増えて、今は少し厳しいようです。
この陸橋を渡り、少し歩くと、そう!いよいよ…
ジョーと丹下段平が「逆に渡ろう」と約束し合った『泪橋』の文字!
ですが、
この、現在『泪橋』と呼ばれているところには、橋はもちろん、川さえ流れていません。大きな交差点になっています。
かつてはこの辺りに思川と呼ばれる、『石神井用水(しゃくじようすい)』の一部の、主に農業用の用水路があり、そこには『泪橋』という名前の橋が実在したそうです。(泪橋と呼ばれる橋は、都内に数か所あったともいわれています)
今は埋め立てられてしまったそうです。少し残念ですが、この交差点の近くには、
こんな感じの、パンチパーマー御用達の理髪店などもあって、下町の佇まいはバッチリと残っています。
いよいよ、ジョーの姿が!?
ここで、突然の大雨に祟られました。先を急ぎましょう!
この近くに、『あしたのジョーの故郷』として有名な商店街があるそうな…と思っていたら!
おおお!あれはっ!!
ジョー!会いたかったぞ、ジョーよ~!!
しかし…ん~!?でも…
お前、本当にあの矢吹丈なのか!?
(つづく)