仕事の帰り道、 下北に。 …恥ずかしいっす!ボーダーレスのような映像制作会社にいながら、この
2015/05/13(水)
『東京で一泊2000円台!?旧・山谷地区の激安旅館に泊まってきました』【Part 1】
東京に出張した際は会社がビジネスホテルやウィークリーマンションを用意してくれて、それはもう快適極まりない東京ライフを過ごせるわけなんですが。
有り難く思いつつ、感謝もしつつ…でも、何かが違う!?
僕としては、もっともっと安く泊まれる宿を探したいのだ。会社の経費だから懐は痛まないのだけれど、これが個人で行く、単なる東京観光旅行だとしたら…
福岡から東京までの交通費に加えて、1泊に7000円とか8000円とかって、連泊するのはちょっとキツいですよ~!
そんなことを考えつつ、ネットで『東京 安いホテル』などと検索しまくっていると、“山谷(さんや)”という言葉がやたらと引っかかるのでした。
『あしたのジョー』の舞台となった街
生まれも育ちも関西で、現在は福岡に住んでいる僕でも、この『山谷』という街の名前は知っています。
矢吹丈が元ボクサーの丹下段平と出会い、悲劇をも飲み込みつつ、男としてのサクセスストーリーを歩んでいくボクシング漫画の金字塔『あしたのジョー』。あの漫画の舞台だったはず、確か。
おぉ!Googleマップにも、あの『丹下拳闘クラブ』のあった“泪橋” の名前が。
“簡易宿泊所”という言葉も、僕の生まれ育った神戸市の長田区~兵庫区あたり、そして大阪の西成周辺ではお馴染みです。要は「素泊まり旅館」。食事が出なくて、ただ寝泊まりするだけの宿ですね。帰りも遅くなる僕からしたら、そっちの方がむしろ有り難いです。
現在はこの“山谷”という地名は無くなってしまったそうなんですが、今でも50軒以上もの宿泊施設は健在で、しかもその宿泊料金の安さから、外国人の旅行者やバックパッカーたちの注目スポットして再評価されているんだとか。
今回の東京出張も、残す所あと3泊。やるなら今しかねぇ!
「宿泊先はどうします?どこか手配しましょうか?」というマネージメントチームのユニカさんの優しい言葉を振りきって、最寄りの『南千住駅』に向かったのでした。
初日の苦労!?
仕事を終えて夜11時ごろ、初めてJR常磐線の『南千住駅』に降り立つ。
ボーダーレス本社のある秋葉原からメッチャ近いし。『東京メトロ』や『つくばエクスプレス』も使えるし、すごい便利な駅ですねー!!
で。駅までは簡単だったのですが。ここからが大変でした。
ネットでもある程度は調べて行ったんですが、ちょっと甘く見すぎてましたね。
『南千住の駅から南の方に徒歩で10分ぐらい』というのが多かったんで、
駅や街角にある、こういう地図を見ながら歩き回ったんですが、なかなかそれらしい“宿屋さん街”が見つからない!!
僕の方向オンチに加えて、これらの地図には東西南北が明確に記されてなくて、結局小1時間ぐらい彷徨うことに。。。早めにスマホ使えばよかった・・・
『泪橋』に辿り着いて…
で、ようやく、
うおぉ、『泪橋(なみだばし)』やっ!ジョーとオッちゃんが「逆に渡ろう」と誓い合った、あの泪橋がここに!?
足の疲れも吹っ飛んで、辺りをキョキョロ見回したんですが、橋もボクシングジムもなく、ただの大きな交差点があるだけでした。スマホで慌てて撮った一枚なんで、写りが悪くてスミマセン。
この『泪橋』の交差点あたりまで来ると、『ビジネスホテル◯ ◯』や『△△旅館』と書かれた看板が、そこかしこに見えてきます・・・
が。ほとんどの宿の電気が消えています。この時点で夜12時を回ったところ。ここは東京だぜ!?田舎町ならいざ知らず、夜更けまではまだ時間があると思うけど。
巡回中のお巡りさんに話を聞いてみる。
すると、「詳しいことは分からないけれど、このあたりの宿泊所には門限があって、だいたい夜10時から11時ごろには人の出入りが出来なくなるところも多いそうですよ。」
マジかっ!?
まぁ、考えたら当然のことです。現場で働いているブルーカラーの人たちのための宿なのだ。朝も早いはずです。こんな時間に玄関でゴソゴソするなんて迷惑極まりないのだ。
意気消沈しつつ、アテもなくホテホテと歩いていると、
明かりのついたホテルを発見。とってもキレイな外観!ネットで検索すると一番上に出てくるような、この地域の有名なホテルです。
尋ねてみると一部屋空いているそうな。
ラッキー!野宿しないで済んだよ。
お部屋に案内されてさらに驚く。内装もめっちゃキレイやんけ~!!
部屋の写真はNGなのが残念!多少狭いこと、風呂・トイレが共同ってことを除けば、普通のビジネスホテルとあまり変わらないです。
許可をもらってほんの一部だけ。
インターネットOK!ケーブルもホテルの備品です。
長期滞在に欠かせない冷蔵庫もとてもキレイ!
ビールとか冷やしておきたいなぁ。
もちろんテレビも。
コンセントもいくつかあったので、充電も自由自在。
布団もフカフカで気持ちイイ…確かに少し手狭な感じもしますけど、身長180センチの僕が充分に手足を伸ばして眠れたので、この値段ならかなりお得なのじゃないかしら?
…などと思いつつ、歩きまわった疲れもあって、あっという間に深い眠りについてしまったのだった…