「友達いっぱいほしいなぁ」とか、「彼氏・彼女がいればなぁ」なんて思ったりして。 “縁を結ぶ”というものにはタイミ
2016/01/12(火)
魅惑の『県民手帳』【前編】
新年を迎えるに当たって、気になるアイテムの一つが『手帳』。
最近は「スマホでスケジュール管理してるから必要ない」という人も多いそうで、システム手帳なども含めて売り上げが減少気味、という話も聞きますが…
そんな中、ひそかに、そして根強い人気を集めているのが『県民手帳』です。
県民手帳とは!?
県民手帳とは、その名の通り、『県民の、県民による、県民のための手帳』。
それぞれの都道府県が独自に発行している手帳です。
これは福岡県の県民手帳。2016年版です。
中を開けると…
普通の日記・メモ欄に加えて、
県内の鉄道路線図や、
観光名所の案内、
ネットでは検索しようもないような、
市町村レベルのイベント日程まで!
本当はスキャンして細部までアップしたいところですが、そこは色々と抵触しそうなので写真でご勘弁を(笑)。
要は、普通の手帳機能に加えて、それぞれの都道府県に特化した、ニッチすぎる情報がいっぱい詰め込まれている…それが『県民手帳』です。
県民手帳のメリット
マニアというわけではないのですが。以前から僕は、主に仕事でこの県民手帳をよく利用していました。
■データの信用度が高い
各都道府県が独自に編集・作成しているものなので、その土地の人口や特産品の出荷量など、細かい数字に関するものは、ネットの情報よりも圧倒的に信頼がおけます。
しかも、毎年更新されますから、最新の情報が手に入るのも魅力です。
例えば、この福岡県の県民手帳には、
付録としてデータブックが付いており、
さらに細かい市町村の人口増減や特産品の出荷状況まで網羅。
その地方の詳細を知りたければ、まず『県民手帳』を―― ラジオ局で働いていたときに先輩から教わった裏技です。
■旅先で意外と重宝します
今でこそ、何でもかんでもスマホひとつでコト足りますが。
一昔前、あてもなくフラフラと一人旅しているときには、意外とこの県民手帳が役に立ちました。
入手方法は後で詳しく書きますが、その土地の大きな本屋さんや市役所・区役所に行けば簡単に購入できますし、電車の路線図や道の駅の場所がひと目でわかるのも魅力。ちょっとしたメモ代わりにも便利。
お土産を買うときにも参考になりましたし…
そうそう、この県民手帳自体をお土産にしたことも。
相手によってはウケました。
■さりげなく郷土愛アピールできる?
たとえば、この長崎県の県民手帳には、
手帳の右隅に大きく
“長崎”と書いてあります。
あくまでも手帳ですから、ビジネスの場でも無理なく披露することができますし、さりげなく郷土愛や地域愛をアピールできるかも!?
…ただし、兵庫県や北海道、大阪府などのように、県民手帳を発行していないところもありますので要注意です。
■コレクターズアイテムとして
かつては実用一辺倒だった県民手帳ですが、現在は装丁に凝ったものや、県民性を活かしたお遊び企画などを取り入れたものも多く、密かにコレクションしているという人も増えているそうです。
今回、何冊か取り寄せてみたのですが…たしかに表紙も色とりどりですし、中身もそれぞれ工夫が凝らせてあって、パラパラとめくるだけで楽しい気分になったりするものも。
人気の県民手帳には、新年を待たず売り切れてしまうものもあるそうですよ。
入手方法は?
この県民手帳は、各都道府県の大きな書店や、県庁・市役所などで購入することができます。
もちろん通販での購入も可能。ネットで【○○県 県民手帳】と検索するか、それぞれの官公署に電話で問い合わせすれば、通信販売での入手方法を知ることができます。
webマーケット上にも出品されていることがありますが、色やサイズ、レア度の高い“限定版”までフォローしきれていない場合もあるので、まずは一度、各県の公式ホームページをチェックしてからのほうが良いのでは?
あと、意外と穴場なのが“アンテナショップ”。
大きな都市にはよく、地方の名産品や特産品を扱うアンテナショップがありますが、そこに置いてある場合も多いので、買い物ついでにチェックしてみてはいかがでしょうか?
前置きが長くなってしまいましたが…明日からは実際に、あくまでも僕の個人的な好みで、オススメの県民手帳をいくつか紹介していきたいと思います。
(つづく)