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岡本 良太
岡本 良太
ボーダーレスの日常
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魅惑の『県民手帳』【前編】

新年を迎えるに当たって、気になるアイテムの一つが『手帳』

最近は「スマホでスケジュール管理してるから必要ない」という人も多いそうで、システム手帳なども含めて売り上げが減少気味、という話も聞きますが…

 

そんな中、ひそかに、そして根強い人気を集めているのが『県民手帳』です。

県民手帳とは!?

県民手帳とは、その名の通り、『県民の、県民による、県民のための手帳』

それぞれの都道府県が独自に発行している手帳です。

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これは福岡県の県民手帳。2016年版です。

中を開けると…

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普通の日記・メモ欄に加えて、

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県内の鉄道路線図や、

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観光名所の案内、

ネットでは検索しようもないような、

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市町村レベルのイベント日程まで!

本当はスキャンして細部までアップしたいところですが、そこは色々と抵触しそうなので写真でご勘弁を(笑)。

要は、普通の手帳機能に加えて、それぞれの都道府県に特化した、ニッチすぎる情報がいっぱい詰め込まれている…それが『県民手帳』です。

県民手帳のメリット

マニアというわけではないのですが。以前から僕は、主に仕事でこの県民手帳をよく利用していました。

 

データの信用度が高い

各都道府県が独自に編集・作成しているものなので、その土地の人口や特産品の出荷量など、細かい数字に関するものは、ネットの情報よりも圧倒的に信頼がおけます

しかも、毎年更新されますから、最新の情報が手に入るのも魅力です。

 

例えば、この福岡県の県民手帳には、

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付録としてデータブックが付いており、

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さらに細かい市町村の人口増減や特産品の出荷状況まで網羅。

その地方の詳細を知りたければ、まず『県民手帳』を―― ラジオ局で働いていたときに先輩から教わった裏技です。

 

旅先で意外と重宝します

今でこそ、何でもかんでもスマホひとつでコト足りますが。

一昔前、あてもなくフラフラと一人旅しているときには、意外とこの県民手帳が役に立ちました。

入手方法は後で詳しく書きますが、その土地の大きな本屋さんや市役所・区役所に行けば簡単に購入できますし、電車の路線図や道の駅の場所がひと目でわかるのも魅力。ちょっとしたメモ代わりにも便利。

お土産を買うときにも参考になりましたし…

そうそう、この県民手帳自体をお土産にしたことも。
相手によってはウケました。

 

りげなく郷土愛アピールできる?

たとえば、この長崎県の県民手帳には、

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手帳の右隅に大きく

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“長崎”と書いてあります。

あくまでも手帳ですから、ビジネスの場でも無理なく披露することができますし、さりげなく郷土愛や地域愛をアピールできるかも!?

…ただし、兵庫県や北海道、大阪府などのように、県民手帳を発行していないところもありますので要注意です。

 

コレクターズアイテムとして

かつては実用一辺倒だった県民手帳ですが、現在は装丁に凝ったものや、県民性を活かしたお遊び企画などを取り入れたものも多く、密かにコレクションしているという人も増えているそうです。

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今回、何冊か取り寄せてみたのですが…たしかに表紙も色とりどりですし、中身もそれぞれ工夫が凝らせてあって、パラパラとめくるだけで楽しい気分になったりするものも。

人気の県民手帳には、新年を待たず売り切れてしまうものもあるそうですよ。

 

入手方法は?

この県民手帳は、各都道府県の大きな書店や、県庁・市役所などで購入することができます。

もちろん通販での購入も可能。ネットで【○○県 県民手帳】と検索するか、それぞれの官公署に電話で問い合わせすれば、通信販売での入手方法を知ることができます。

webマーケット上にも出品されていることがありますが、色やサイズ、レア度の高い“限定版”までフォローしきれていない場合もあるので、まずは一度、各県の公式ホームページをチェックしてからのほうが良いのでは?

 

あと、意外と穴場なのが“アンテナショップ”

大きな都市にはよく、地方の名産品や特産品を扱うアンテナショップがありますが、そこに置いてある場合も多いので、買い物ついでにチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

前置きが長くなってしまいましたが…明日からは実際に、あくまでも僕の個人的な好みで、オススメの県民手帳をいくつか紹介していきたいと思います。

 

(つづく)

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