毎年、全国ネットのニュースなどでは『九州(とくに北九州とかが有名?)の成人式はド派手』みたいな取り上げられ方して
2015/10/28(水)
街で見かけたカッコいい車X2(後編)
―― そうなんですよ。
本当はスタイリッシュなデートカーだったんですよね、シルビアって。
「でも、このS14が発売されたときは…」
―― 非難轟々でしたね、正直(笑)僕が免許取ったのは、ちょうど“S13”が大人気の頃だったんですよ。なので、このS14にフルモデルチェンジした時の、あの衝撃といったら…
「たぶん、今これを読んで下さっている、アナタと同じ年代のクルマ好きの皆さんは、きっと当時の事を思い出しておられることでしょう(笑)」
―― なんで3ナンバーにするんだよ!?このデザインは何だ!?っていう(笑)
「これは、その批判を受けてデザインチェンジした“後期型”ですね。」
―― これもテレビCMがカッコ良かったんですよ!ハイロウズの『相談天国』がBGMに使われていて…
「宝生舞さんの、“あの目ェがタマランわぁ~!”ですよね。」
「こうやって、改めてS14をゆっくり眺めると。」
―― カッコいいんですよね。当時はS13のインパクトがあまりにも強すぎて、比べすぎてしまったんですよね。ちょっと反省しています…
「でも、さっきも少し話に出てきたように、本来は“デートカー”なんですよね。」
―― 別にドリフト専用車とかではなくて。今では伝説的な扱いをされているS13も、出たばっかりの頃は“ナンパ車”なんて言われてましたもん(笑)
―― しかし…トヨタの86が復活しましたよね。今年の頭にはホンダのNSXも公開されました…そこで気になるのはシルビアの復活ですが。
「2011年のモーターショーで公開されたESFLOW(エスフロー)という電気自動車、これが後輪駆動だったので“シルビア復活か!?”と囁かれたのですが。
―― 一時は“2015年正式発表、16年に販売開始”という、かなり具体的な噂も流れましたよね。
「カッコよくて、走って楽しくて。しかも、若者でも頑張れば買える値段…シルビアって、“やっちゃえ”を体現するのにピッタリの存在だと思いますよ。吉報を待ちましょう!
ホンダ・ビート
続いての1台はコチラ!
「おおっ、ホンダ・ビートですね。しかしキレイな青ですね!とても丁寧に乗っていらっしゃるのが分かります。」
―― とても20年前の車とは思えないですよね。今回2台目のオープンカーです。
「ちなみに、“オープンカー”というのは和製英語です。海外ではあまり通用しない言葉ですよ。」
―― そうらしいですね。国によって違うみたいですね。
「車のタイプによっても、微妙なニュアンスの違いみたいなのがあって…前編のユーノス・ロードスターや、
今回のビートのような2シーター・スポーツタイプは“ロードスター”とか“コンバーチブル”という場合が多いみたいです。
―― “カブリオレ”という場合もありますよね?
「それは4人以上乗りのクルマや、セダンタイプのオープンカーに使われることが多いような気がします。」
―― なるほど。
「それにしても…本当に状態の良すぎるビートですね。美しい!!」
―― オーナーさんはけっこう年配の方だったんですよ。中古車屋さんで“運命的な出会い”を感じて、それまでに乗っていたクルマを売り払い、今はこのビートにしか乗っておられないそうです。
「それこそまさに“クルマ愛”ですね!感動しますよ。僕もそういうドライバーになっていきたいですよね。」
「学生の頃、先輩がビートに乗っていたんですよ。色は黄色だったけれど。いろいろと思い出します。これがまた、クルマのいいところですよ。」
―― そうですよね。車を見ただけで色々と思い出せてしまう。どこにドライブしたか、とか、誰とどんな会話をしたか、とか。
「今年はS660もリリースされたし、去年出た『ダイハツ・コペン』も、今年になって丸目の“セロ”が発売されましたし。」
―― バブルが弾けてから、およそ20年ですもんね。
「そう。新しく出た軽オープンを買って、AZ-1、そしてこのビート、カプチーノの“ABCトリオ”が買えなかったという、悔しい思い出にケリをつけるのも良し…」
―― このオーナーさんのように、当時の車を探して、こうやって丁寧に乗るのも良し!ですね。
大昔に見たクルマ!?
―― では、最後にもう一つ。ちょっと反則というか、“大昔に見たカッコいいクルマ”なのですが。
「うわっ!これ“童夢-零”!?」
―― このコーナーでは多少反則ぎみですが、懐かしいのを(笑)
「日本で唯一のスーパーカーとも言われているクルマではないですか!!しかも…フィルムで撮った写真ですよね!?」
―― もちろんです(笑)本当はボーダーレスの最強スタッフたちに頼んで、完全デジタル化しようとも思ったのですが。
「いやいや、これはこのままの方が。“FUJICOLOR78”の文字が泣かせるじゃないですか!1978年に撮ったものですか??」
―― アルバムに半券も挟んでありましたので。
―― 『’78モーターフェスティバルin大阪』というイベントだったみたいですね。ちなみに、会場の大阪国際見本市というのは、現在の“インテックス大阪”ですが、これは今の場所に移転する前だったようです。
「貴重な資料ですよ。スーパーカーブームの頃でしょ?“童夢-零”の画像を検索しても、出てくるのは最近撮られたものばかりですし…ナマで見たんですよね!?」
―― “童夢-零”って謎のクルマだったんですよ、当時の少年たちにとって。今のようにネットで情報が入ってくる時代じゃないし。誰も実物を見た事がない。でも、なぜか、筆箱や下敷きにはその姿がプリントされているという(笑)
「だからこそ憧れたんですよね?」
―― そうです、感激しましたね!友達に自慢しまくりでしたよ。シルバーのボディもですが、この、フォグランプかな?オレンジ色が印象に残っていますね。
「チケットにも童夢-零がデザインされていますね…フィルムメーカーがイベントをスポンサードしているのにも注目です。当時も“クルマを撮る”ということが、趣味の一つとして認知されていたということですね。」
―― もうひとつ、謎の1台が。
「ハコスカ!バリバリのレース仕様ですね!!」
―― これも同じ会場で撮ったものなんですが…謎なんですよ。たしか、高橋国光さんが50勝した時のGT-Rって触れ込みだったような記憶もあるんですよ。でも、詳しい事は分からなくて。
「さすがに僕も分からない(苦笑)まだ生まれてもいませんし。」
次の舞台は福岡!?
「今回は“懐かし特集”みたいになってしまいましたね。」
―― そうですね、ちょっと主旨からズレてしまいまして(苦笑)
「いや、でも、僕らボーダーレス・クルマ部は、“生まれながらのクルマ好き”であることが再確認できたな、と、個人的には感動していますよ(笑)」
―― 次回はいよいよ第3弾で、福岡県を舞台にしようという話も出ているのですが。
「えっ、本当に!?いつやるの??」
―― いや、まだ決まってはいませんが…
「それなら僕が福岡出張したときにしよう。そうしよう!決定っ!!」
―― じゃあ、有名なサービスエリアか道の駅で…
「グルメ&お買い物情報も満載でやりましょう!乞う、ご期待です!!」
―― …って、勝手に決まっちゃいましたけど。大丈夫かなぁ?(笑)