昨日までは、愛媛県にある道後温泉のお話をしてきました。 初めての松山市です。せっかくなので、松山城も見てか
2015/10/08(木)
広島にある『福山自動車時計博物館』に行ってきました!(2)
現在の『フェアレディZ』の直系ではありませんが、
スタイリッシュな雰囲気、これぞまさに源流であると再確認。
こちらはもっと遡って、現在の日産車の源流ともいうべき、
『ダットサン フェートン』。1935年式。
ちなみに“フェートン”とは、「4人乗りの幌つきオープンカー」のことなんだそうです…知りませんでした!!
うーん、カワイイですね!
グリルがハートの形をしているので“ハート型フェートン”と呼ばれているそうな。
この『福山自動車時計博物館』は、パート(1)でも書いたとおり、
“のれ!みれ!さわれ!写真撮れ!”がモットーの博物館。
この“ハートのフェートン”に乗ってみたんですが…
とにかく狭いです!!
とっても窮屈で、快適なドライビング空間とはいえません。
よく、『ボーダーレス・クルマ部』で、お酒を飲みながら「日本車にFRが少なくなった!」っていうような話になるのですが。
車内スペースの確保は、エンジニアさん達にとって長年の悲願だったのではないか?と、そんなことを考えさせられました。
こちらも、今にも日産の歴史を語りかけてくれそうな、
『ダットサン ロードスター』。昭和11年の車だそうです。
当時で1750円だったそうな。
ネットで少し調べてみたところ、この時代の公務員の初任給がだいたい75円ぐらいだったそうです。
大まかに、現在の物価と比べて計算してみたところ、
今でいうとざっと450万~500万円ぐらい?
現在の日産車だと、スカイライン350GTのハイブリッドType-Pが500万円ぐらい。
フェアレディZのバージョンSTが450万円ぐらいからなので、だいたいその位の感覚でしょうか?
まぁ、当時と今では社会の構造自体が異なるので、簡単に比較はできないのですが…
映像作品でおなじみの車も…
正直、外車には詳しくないのですが、
こちらは知ってます!『トライアンフTR4』ですね。
映画『花より男子・ファイナル』で、つくしと道明寺が、赤いオープンカーで荒野を走るシーンがあったと思うんですが、
あれが確かトライアンフTR4でしたね。これと同じ型だったはず?
ちなみに内装はこんな感じ。確かに映画に使いたくなるような、画になるクルマですよね。
そして、
これも色違いなので、分かりにくいかも?ですが、
もしかしたら、こちらのリヤビューのほうがピンと来る?
『ベンツSSK』、ルパン3世が昔(アニメ版1stで)乗っていたものと同じ型です。あちらは黄色でしたかね。
これはレプリカですが、
1928年式のオリジナルでも、当時すでに192キロも出ていたんだそうで…さすがドイツ車といったところです。
ちなみに、このベンツSSKの設計はポルシェ博士だったはず(違っていたらスミマセン!)
他にも、
この『マツダ バタンコ』は、実際に、今村昌平監督の『黒い雨』の撮影に使われたそうですよ。
他にも他にも!
昭和の時代を描いた映画やドラマには、この『福山自動車時計博物館』に展示されている車たちが、実際によく使われているんだそうですよ。
たとえば『ALWAYS 三丁目の夕日』とか。
皆さんも知らず知らずのうちに、この博物館のクルマたちを、スクリーンでご覧になっていたりするかもです。
まだまだたくさんの展示が!
他にも、
スーパーカー世代には垂涎の『マセラティ・カムシン』、
『探偵!ナイトスクープ』で取り上げられた、
コロナ・マークⅡ。
そして、
現在も販売されている『マツダ キャロル』の元祖!
カエルみたいで可愛い!!
軽自動車では初めて4サイクルエンジンを搭載した、マツダ360クーペ。
このあたりは、やっぱり広島のご当地博物館という感じで、僕のような東京モノには嬉しい展示です。
ちなみにこの360クーペの内装はこんな感じ。
うーんシンプル!でもスタイリッシュ!!
これらの展示車、すべて乗り込んでもOKなのが素晴らしいです。
運転席に座ってドライビングポジションを取るも良し。
カップルで訪れてトライアンフに乗り、マツジュンと井上真央気分を味わうも良し。
実際、お子さんたちはみんな、運転席に座って大喜びしていましたよ。
本当に素晴らしい博物館だと思いましたね。
室内展示されている車はまだまだたくさんありますが。
この、『福山自動車時計博物館』には、もう一つ有名なモノがあるんですよ。
それは…
ボンネットバスです。屋外に展示されているので、そちらを観に行きましょう!!
(つづく)