映像制作のボーダーレスの秘密

ボーダーレス クルマ部
ボーダーレス クルマ部
ご当地情報・西日本編
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

広島にある『福山自動車時計博物館』に行ってきました!(2)

>パート(1)はこちら<

 

現在の『フェアレディZ』の直系ではありませんが、

P1090512-1

スタイリッシュな雰囲気、これぞまさに源流であると再確認。

こちらはもっと遡って、現在の日産車の源流ともいうべき、

P1090506-1

『ダットサン フェートン』。1935年式。

ちなみに“フェートン”とは、「4人乗りの幌つきオープンカー」のことなんだそうです…知りませんでした!!

P1090505-1

うーん、カワイイですね!

グリルがハートの形をしているので“ハート型フェートン”と呼ばれているそうな。

この『福山自動車時計博物館』は、パート(1)でも書いたとおり、

“のれ!みれ!さわれ!写真撮れ!”がモットーの博物館。

P1090508-1

この“ハートのフェートン”に乗ってみたんですが…

とにかく狭いです!!

とっても窮屈で、快適なドライビング空間とはいえません。

よく、『ボーダーレス・クルマ部』で、お酒を飲みながら「日本車にFRが少なくなった!」っていうような話になるのですが。

車内スペースの確保は、エンジニアさん達にとって長年の悲願だったのではないか?と、そんなことを考えさせられました。

 

こちらも、今にも日産の歴史を語りかけてくれそうな、

P1090500-1

『ダットサン ロードスター』。昭和11年の車だそうです。

P1090499-1

当時で1750円だったそうな。

ネットで少し調べてみたところ、この時代の公務員の初任給がだいたい75円ぐらいだったそうです。

大まかに、現在の物価と比べて計算してみたところ、

今でいうとざっと450万~500万円ぐらい?

現在の日産車だと、スカイライン350GTのハイブリッドType-P500万円ぐらい。

フェアレディZのバージョンST450万円ぐらいからなので、だいたいその位の感覚でしょうか?

まぁ、当時と今では社会の構造自体が異なるので、簡単に比較はできないのですが…

 

映像作品でおなじみの車も…

正直、外車には詳しくないのですが、

P1090528-1

こちらは知ってます!『トライアンフTR4』ですね。

映画『花より男子・ファイナル』で、つくしと道明寺が、赤いオープンカーで荒野を走るシーンがあったと思うんですが、

P1090530-1

あれが確かトライアンフTR4でしたね。これと同じ型だったはず?

P1090542-1

ちなみに内装はこんな感じ。確かに映画に使いたくなるような、画になるクルマですよね。

そして、

P1090534-1

これも色違いなので、分かりにくいかも?ですが、

P1090540-1

もしかしたら、こちらのリヤビューのほうがピンと来る?

P1090536-1

『ベンツSSK』ルパン3世が昔(アニメ版1stで)乗っていたものと同じ型です。あちらは黄色でしたかね。

これはレプリカですが、

P1090533-1

1928年式のオリジナルでも、当時すでに192キロも出ていたんだそうで…さすがドイツ車といったところです。

ちなみに、このベンツSSKの設計はポルシェ博士だったはず(違っていたらスミマセン!)

他にも、

DSC_1444

この『マツダ バタンコ』は、実際に、今村昌平監督『黒い雨』の撮影に使われたそうですよ。

他にも他にも!

P1090569-1

P1090591-1

P1090592-1

昭和の時代を描いた映画やドラマには、この『福山自動車時計博物館』に展示されている車たちが、実際によく使われているんだそうですよ。

たとえば『ALWAYS 三丁目の夕日』とか。

皆さんも知らず知らずのうちに、この博物館のクルマたちを、スクリーンでご覧になっていたりするかもです。

 

まだまだたくさんの展示が!

他にも、

P1090550-1

スーパーカー世代には垂涎の『マセラティ・カムシン』

『探偵!ナイトスクープ』で取り上げられた、

P1090574-1

コロナ・マークⅡ

そして、

P1090581-1

現在も販売されている『マツダ キャロル』の元祖!

カエルみたいで可愛い!!

P1090564-1

軽自動車では初めて4サイクルエンジンを搭載した、マツダ360クーペ

このあたりは、やっぱり広島のご当地博物館という感じで、僕のような東京モノには嬉しい展示です。

ちなみにこの360クーペの内装はこんな感じ。

P1090565-1

うーんシンプル!でもスタイリッシュ!!

これらの展示車、すべて乗り込んでもOKなのが素晴らしいです。

運転席に座ってドライビングポジションを取るも良し。

カップルで訪れてトライアンフに乗り、マツジュンと井上真央気分を味わうも良し。

実際、お子さんたちはみんな、運転席に座って大喜びしていましたよ。

本当に素晴らしい博物館だと思いましたね。

 

室内展示されている車はまだまだたくさんありますが。

この、『福山自動車時計博物館』には、もう一つ有名なモノがあるんですよ。

それは…

P1090637-1

ボンネットバスです。屋外に展示されているので、そちらを観に行きましょう!!

 

(つづく)

LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事一覧

松山城にも行ってきましたよ【前編】
広島・呉の、“呉らしい”イルミネーション【後編】
ほのかな“甘み”が決め手!!『播州ラーメン』(前編)