博多祇園山笠が有名なお祭りだからって、毎年毎年紹介するのもどうか?と思い、今年は記事書くのを自粛しようと思ってい
2018/03/02(金)
早咲きの『河津桜』で、春よ来い♪
今年の冬は本当に寒かったですね!
都心部でこんなに雪が積もるなんて、いつ以来?ちょっと記憶にないですよ…
予報では、もう少し寒さも続きそうですが。暦の上ではもう3月、春はきっともう近くまでやってきているはず。そんなわけで、少しフライング気味の“お花見”を。この時期に見ごろを迎える『早咲きの桜』を探してきました。
ボーダーレスのホームページを見て下さった方々にも、ちょびっと春のおすそわけを。
早咲きサクラの代表格
桜といえば、普通は4月~5月ごろの花ですが。じつはもっと早い時期、2月にはもう咲き始める種類のものもあるんです。
代表的なのは河津桜(カワヅザクラ)という品種でしょう。その名の通り、静岡県の河津町で発見された桜です。ネットの記事の一部には、「伊豆半島、静岡でしか見れない」という風な書かれ方をされていることもありますが…実は、全国各地で見ることができます。
さすがに東北や北海道、日本海側ではちょっと厳しいかもしれませんが、関東地方でも西日本でも、意外と身近なところで見れたりもしますよ、河津桜。
と、いうことで。今年の2月の下旬ごろに、河津桜が植えられているという場所へ…おっと、まだ早かった?この場所、「去年は2月中旬にはほぼ満開」という情報だったのですが。
通りがかったおじさんに尋ねてみると、「今年は1週間から10日ぐらい、開花が遅れているみたいだね。」とのこと。いくら早咲でも、さすがに今年の冬の寒さはキツかったのかも。
とはいえ、近付いてよーく見てみると…
ほらほら!まだ二分~三分咲きぐらいですが、ちゃんと花開いています!!
これが河津桜です。一般的な、4月~5月ごろに開花する桜と比べると、少しだけ色が濃い目というか、赤みが強いピンク色をしています。
ソメイヨシノやオオシマザクラよりも、一輪一輪が力強いイメージ。
つぼみだって、ほら、
ゴツゴツと骨太な感じ。
「2月にサクラなんて?他の花と間違えてるんじゃ…ウメとか。」って言う人もいるかもしれませんが、
この写真だとお分かりいただけるかと。木の幹はちゃんと桜でしょう。
よく見ると、ミツバチもせっせとお仕事中!まだまだ寒い日は続いているように思えますが、自然界にはもうすでに春がやって来ているということでしょう。
これは別の日に、別の場所で撮ったもの。
個人のお家の、たぶん庭先なのでしょう。よーく見ると、
ひとハナふたハナ、ちょっとだけ咲いています。これもおそらく河津桜だと思います。お庭なので近寄れなかったのが残念!
こんな風に、早い場所では2月の上旬から開花が始まる河津桜。
くどいようですが、今回の写真はどれも2週間~10日ぐらい前に撮った、今年の桜です。
この記事をアップする直前に、インスタグラムで #河津桜 などと検索してみたら、横浜などでもほぼ満開状態の写真が投稿されていましたよ。
花びらが散りにくくて長持ちなのも河津桜の特徴のひとつ。先日から吹き荒れる春の嵐にも負けていないはずです。
本当に、意外と身近な場所に植えられていることも多いですよ。今週末あたり、ちょっと早めのお花見なんていかがでしょうか?ただし、人間とってはまだまだ肌寒い時期なので、ちょっとだけ厚着していくことも忘れずに!!
おまけ
河津桜を探してウロウロとしていたら、どこからともなく甘~い香りが漂ってくる…とってもいい匂い!!
足元にたくさんの水仙が。これも早春を代表する花のひとつ。
雪中花と呼ばれることもあります。積もった雪の中に咲いて、里山にいち早く冬の終わりを告げるからでしょう。
可愛らしい日本水仙たち。ホント、とってもいい香りがしますよ。
これはまた別の日、偶然に通りかかった植木市で、
ミツマタの苗木に、ちょこんと花が付いていました。和紙の原料になる、あのミツマタです。本当はもっとブワッとたくさん咲くんですけれど、まだまだ子供の木だから仕方ないか。これも春の花です。
そして、その植木市の中心に置かれていたのが
河津桜…ではなくて、これはツバキカンザクラ(椿寒桜)の苗木。早咲きの桜としては、西日本ではこちらのほうがポピュラーかも。四国の愛媛県や高知県にはたくさん植えられているそうですよ。
河津桜と同じく、こちらも力強いピンク色。たくましくて心強いです、早春の花々たち。