映像制作のボーダーレスの秘密

岡本 良太
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大人になった今、本気で『ガンプラ』作ってみたい!(5)

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僕のふるさと、兵庫県の神戸市長田区にある『アスタくにづか』の、

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『KOBE三国志ガーデン』のすぐそば、

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プラモデルを作る場所を提供してくれるお店『ビルダーズベース・イイバ』にて、小学生以来の“ガンプラ作り”にトライしているわけですが。

当初は3話ぐらいで終わる予定だったんですよね、この本気ガンプラ製作計画。

1週間丸ごと使うことになってしまうとは…編集長、大丈夫でしょうか(笑)

 

ガンプラの顔!モノアイをカッコよく塗りたい

リアルタイムで『機動戦士ガンダム』を観た世代の僕たちが、まずド肝を抜かれた“モノアイ”

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それまでアニメに出てくる巨大ロボットは、ほとんどが人間のような“二つ目”だったのに対して、ザクやグフなどの“一つ目玉デザイン”は画期的でしたよ。

そして、そのモノアイが上手く塗れない、カッコよく決まらない!というのも、かつてのガンプラ少年たちの悩みの種だったんですよね。

 

そこで、店長さんたちに“初心者でも簡単に、キレイにモノアイを塗れる方法”を教わることにしました!

まず用意するのが、

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『Mr.メタリックカラー』シリーズの“GXラフシルバー”

これを、

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アイの部分にだけ塗ります。あくまでも下地なので、雑に塗っても大丈夫だそうですよ。

 

シルバーが乾いたら、

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今度は『Mr.カラー』“蛍光レッド”を、

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ちょっと分かりにくいかも?ですが、塗るのではなく、アイの円の上に「色を乗せる」感じで。雫というか、色の玉を盛り上げて乗せるように着色します。

こうすると、下地の銀ラメが、モノアイをキレイに輝いた感じで仕上げてくれるそうですよ!

 

そして、蛍光レッドが乾いたら、

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今度は周囲の黒い部分ですね。

そこには『タミヤカラー』の“フラットブラック”を使用…

お間違いなく。

これまでは全て(ボディの赤も含めて)『Mr.カラー』を使用しましたが・・・

この黒い部分は『タミヤカラー』です!

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できるだけ極細の筆で塗っていく…多少ハミ出してもOK

ハミ出した部分は、乾ききらないうちに

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この『タミヤカラー』の溶剤を綿棒に染み込ませて、

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拭き取っていく…

要は、『Mr.カラー』と『タミヤカラー』の性質の違いを利用する、ということのようです。

 

『Mr.カラー』は“ラッカー系”の塗料で、『タミヤカラー』は“アクリル系”の塗料。

『タミヤカラー』の溶剤は、下地の『Mr.カラー』に影響を与えないので、拭き取りしても色が滲んだりはしない…ということです。

 

憧れの『スミ入れ』も…

『Mr.カラー』と『タミヤカラー』の性質の違いを利用すれば、あの少年時代の憧れ“スミ入れ”だって可能!

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『Mr.カラー』でシャア専用のピンクを塗ったあと、

よく乾燥させた上から、『タミヤカラー』の黒でスミ入れし、

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ハミ出した、いらない部分の黒色を、

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またまた『タミヤカラー』の溶剤で拭き取っていく・・・

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すみません。この時点でもう、組み立て開始から6時間以上も経過…そろそろ帰らなくてはいけない時間が近付いていたこともあって、非常に雑なイメージですが。

丁寧に時間をかけて仕上げると、少年時代に夢にまで見た“スミ入れ”までも我が手に!

 

…ただし、店長さん曰く、

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昔と違って、今はガンプラ専用の“スミ入れペン”もあるので、初心者にはコチラのほうがオススメかも?だそうです。

 

初めてのマスキング

大まかな色塗りを終えて。

30年以上ぶりに挑んだガンプラ作りも、いよいよ最後の決戦に向かおうとしています。

 

色塗りの細かい修正をした後、マスキングを施して、仕上げの着色です!

まず、ゴムの下敷きなどに、

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マスキングテープを貼り付けて、

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カッターで細い短冊を何本も作る感じ。間隔などは適当です。3ミリ~5ミリぐらいでしょうか?

 

切って作った細い短冊を、

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ピンセットなどを使って…

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先に塗っていた黒い部分などを保護。気の遠くなるような細かい作業!

 

けっこう時間掛かりましたが、

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 マスキング完了!時間が無いので、上半身(腕部分とか)は諦めました。

 

ここにまたシャア専用カラーを吹き付けて、よく乾かした後にテープを剥がす…

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あぁっ!?あれだけピッチリとテープ貼ったつもりなのに!!

塗料が隙間から流れ込んでブサイクになっているし!!!なんということだ…Σ(゚Д゚;

 

シャアザク大地に立つ!しかし…

店長さんは「せっかくなんで修正しましょう」と仰ってくださるのですが、そろそろタイムアップの時間が迫っています。帰らねば…

マスキングしていた部分を剥がし、急いで組み立て。

 

お店に来てから7時間以上の奮闘の成果!がコチラ!!

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ううむ…正直、微妙というか・・・イマイチっす。。。

 

初心者が挑むガンプラ・まとめ

小学生のころのブーム直撃世代な僕が、30年以上ぶりに挑んだガンプラ作り。

いろいろと教わったこともあり、そして個人的に気になったこと、気付いたことも多々ありましたので、忘れないうちにメモっておきます。

 

・初心者は『HG』(ハイグレード)を!

今回は昔懐かしい感じで、しかも300円というリーズナブルな『FG』を使用しましたが、これは同一パーツ内での塗り分け部分も多く、初心者にはあまり向かないんだとか…

じゃあグレードの高い『RG』や『MG』が良いのか?といえば、一概にはそうは言えず、今度は逆にパーツが多すぎて心が折れそうになるかも?

値段も手ごろでパーツの数もそこそこ、そして色塗りの楽しさも味わってみたいという大人の初心者には、ズバリ『HG』がオススメだそうです。

 

・瞬間接着剤の使用もアリ!

今回はプラモ用のセメント(ボンド)を使わずに、瞬間接着剤を使いました。時間の短縮や補修の安易さもありますが、個人的には、ボンド特有の“ニオイ”が気にならなかったところも初心者向きかと思います。

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それに、瞬間接着剤なら他の事にも使えますんで、家庭でのバッシングも減るかも?

※ただし、使用中に指などにくっつけてしまわないようにご注意を!

 

・ヤスリがけには、ひとまず♯320と♯600を

お店に来られていたプロのモデラーさんともお話をさせてもらったのですが、プラモデルの上手・下手は“繋ぎ目の消し方”に表れるのだそうな。

本当は何種類もの紙ヤスリを使い分けるべきなのでしょうが、初心者なら、まずは最低♯320と♯600の2種類を用意してみては?これで、ひとまずはキレイに仕上げられるそうです。

 

・最低限、必要な工具を!

パート(1)にも書きましたが、子供の頃はツメ切りとか普通のハサミを使っていたんですよね。

今回はお店で専用のニッパーをお借りしましたが、これ最高です!

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プラモ用のニッパー、ピンセット、カッター、あとは金ヤスリとマイナスドライバーはオプションで。

 

ちなみに、上手な方たちはこの

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タミヤ製の薄刃ニッパーを使っておられましたが、さすがにコレは高価過ぎますね。

店長さん曰く、「千円以下のものでも大丈夫ですが、なるべく刃の薄いものを」だそうです。

 

・根気と時間、そして場所!

たかが300円のプラモよ…とナメていましたね。

とにかく時間が掛かりますよ、プラモデルって!

慣れていないというのもありますし、今回は写真を撮ったり、色んな方とお話ししたりというのもあったわけですが、それでも7時間以上掛かりましたね。

 

そして…やはり場所ですよ。作業スペース。

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途中、僕の作業台はこんな感じでしたからね。あとココにスプレーを塗る場所と、乾燥機を置くスペースも必要でしたし。

これはもう、『ビルダーズベース・イイバ』さんのようなお店がないと無理でしょう!自宅でコレやると、間違いなく家庭不和の元です(笑)

https://sites.google.com/site/iibakobe/home

お世話になった『ビルダーズベース・イイバ』さんのホームページです。

 

関西方面にお住まい、もしくは出張・旅行などで神戸を訪れる皆様の中で、

『家族にジャマされず、思いっきりプラモ作りたい!』という方。

もしくは僕のように『少年時代のガンプラに今こそリベンジを!』なんていう想いを秘めておられる方、一度お店を覗いてみてはいかがでしょうか?

 

さらに先を目指して…

完成したシャア専用ザクは、

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正直、イマイチ残念な仕上がりになっていますが。

かといって、ヘコんだり、落ち込んだりしてるわけではないのですよ。

むしろ、めっちゃ嬉しいです!!

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なんせ、小学生のとき以来ですから。自然に笑顔になってしまいますよ。

それに、次は間違いなくもっと上手く作れる!っていう“自信”がありますからね。自分の伸びシロをはっきりと自覚しているというか。

 

これからの秋の夜長にピッタリの趣味じゃないですか?プラモデルって。

もう少しテクを磨いて、またリベンジしますよ!

 

ではまた近い将来に。

『職場に飾っていても上司に怒られないほどカッコいいガンプラ作りたい!(仮)』編でお会いしましょう!!(あくまで予定?)

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