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お手軽アウトドア・テナガエビ釣り【後編】

>【前編】はこちら<

 

釣竿に仕掛けをセットして、いざフィールドへ。

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テナガエビは夜行性なので、昼間は障害物の近くに身を寄せていることが多いです。なので、このような石垣とか、消波ブロック(テトラポッド)の隙間とか、

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こういうところ、いいですね~!まあテナガエビに限らず、釣りは『障害物の近くを攻める』のがセオリーなので、根がかり(釣り糸や針が水中の障害物に引っかかってしまうこと)を恐れずに、こういうポイントからどんどん強気で攻めていくべき。

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魚肉ソーセージを細かくちぎってハリにセット。エサはできるだけ小さめに。これもテナガエビに限らずですが、口の小さいターゲットに対してはできるだけ小さめのエサで。これも釣りの基本です。

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こういう、木の影が水面を暗くしているところなんかもいいですね。竿を振り出して仕掛けを水中に投入…

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このようにウキが沈んで見えなくなってしまう場合は、エサや仕掛けが水底に着いてしまっている場合が多いです。釣り用語でいうところの『タナが合っていない』または『タナが取れていない』状態。

テナガエビは底のほうに棲んでいるので、この状態でも釣れなくはないですが、

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ウキの根元と糸をつまんで(釣り針が指や服に引っかからないように注意!)グーッと引っ張ると、ウキの下の長さを調節できますので、

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このように、正しく浮かぶように調節。ただし、さっきも書いた通りテナガエビは水の底のほうにいるので、「ウキがぎりぎり正しく浮かんでいる」ぐらいの状態がベストかも?

この水面下にテナガエビがいれば、ググっとウキが動いたり沈んだり…なにも変化がなければ、エサを付け替えたりウキの下の長さを変えたり、

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移動して場所をどんどん変えたりして。ルアー釣り用語などで言うところの“ラン&ガン”(ラン・アンド・ガン、またはランガン)というやつ。

エサと仕掛けを放り込んで、同じ場所で気長に待っておけば釣れてくれる…なんてことはありません。ゲームやアプリとは違います。アレコレ手を替え品を替え、イライラと落ち着きなく行動したほうが釣果に結び付くと思います。

1匹釣ればあとは簡単!

ずいぶんと久しぶりのテナガエビ釣りだったので、カンを取り戻すのにヒト苦労。エサを大きくしたり小さくしたり、ウキ下の長さを変えたり、場所移動したり。それこそ落ち着きなく、

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アッチ行きコッチ行きしたりしつつ、いろいろと工夫の末に…

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やっと釣れました1匹目!ひさびさに出会えましたテナガエビです。

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ちょっとグロいですね、ご勘弁を。でもザリガニ釣りとは違って、しっかりと口に針が掛かっています。このあたり、ちゃんと“釣り”として成立している感じ。

で、これは魚釣り全般に言えることなんですが。なぜか、1匹釣り上げると…

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コツをつかむのか、それとも自信が付いてくるからなのか、2匹目、3匹目…と、あとは結構簡単に釣れるようになるもので。

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ウキがピクピクすると、ついつい慌てて竿を動かしたり(いわゆる早アワセ)してしまうものですが、それではダメみたいですね。テナガエビ釣りは『アタリがあっても、しばらく放っておく』のがキモみたいです。

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『昼間のテナガエビは、エサを岩陰などの安全な場所まで運んでから食べる』なんてことを聞いたこともありますので、くれぐれも焦って早アワセせぬように。竿にしっかりと重みを感じてからでも充分に間に合います。

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こちらはチクワで釣ったテナガエビ。この日は圧倒的にミミズのほうがよく釣れました。やっぱり匂いとか影響するんですかね?夜行性の生き物ですから、視覚よりも嗅覚などが発達していても不思議ではないですけれど。

とはいえ、このようにチクワでも、そして魚肉ソーセージでもちゃんと釣れましたのでご安心を。「ミミズなんて見るのも触るのもイヤ!」って方でも大丈夫です!

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アチコチ移動したり、ウキの下の糸の長さを変えたりしつつ…

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この日の釣果はこんな感じ。

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ホントはもっともっとたくさん釣れたんですけどね、釣り上げたところで針が外れて逃げられてしまうという、いわゆる“バラシ”というのもたくさんあったりして。

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100均で売っているような、こんな網でもあればなぁと後悔…釣り用語の“タモ網”というやつ。今度テナガエビ釣りに行くときには絶対に用意しておこうと思いました。

テナガエビ釣り・まとめ

というわけで、テナガエビ釣りのまとめを簡単に。

北海道を除く、本州・四国・九州の川に棲息しています。しかも、意外と身近な川にもいます。

上流や中流よりも、海に近い河口付近のほうがよく釣れると思います。

 

道具はいたってシンプル。リールなしのノベ竿やヘラ竿(2メートル前後)とテナガエビ釣り仕掛け、そしてエサがあればとりあえず楽しめます。

あとはピンセット(針外し用)とハサミ、釣り上げたエビをすくう網などがあれば完璧。釣ったエビを生かして持って帰りたいなら、フタのできる容器と電池式のエアポンプも。全部合わせても最低3000円~4000円ぐらいから揃えることができます。

通販でもセット売りされていたりしますが、釣り具屋で店員さんに相談して揃えるのがオススメ。釣り場の情報なども得られますので。

 

エサは生きたミミズの他に、生肉やチクワ、魚肉ソーセージなどでも釣れます。

今回の釣行ではミミズがダントツで効果ありましたが、チクワや魚肉ソーセージでもちゃんと釣れましたのでご安心を。どのエサを使う場合にも、できるだけ小さくちぎって針に付けましょう。

 

そして、これが一番のポイントでもあるのですが、

ファミリーで楽しめる簡単な釣りです!

簡単に言うと『竿に糸と針、エサが付いているだけ』の、とってもシンプルな釣りです。小学生ぐらいのお子さんでも楽しめます。テナガエビは大きくても10数センチ、爪の長さを入れても20センチぐらいです。そんなに力強いわけではなく、でもちゃんとした“引き”も味わえるという素晴らしいターゲット。

仕掛けのセットの仕方とか、釣りの経験がないと難しいようにも思えますが、釣り具屋の店員さんや周りの釣り好きの人たちにアドバイスもらってみてください。実際はとっても簡単です。手ほどきを受けてから1~2度経験すれば、すぐにマスターできるはずです。

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河原でのバーベキューやキャンプなどに、間違いなく興を添えることができますテナガエビ釣り。

そうそう、もうひとつ。大切なことを忘れていました。

釣ったテナガエビは食べられます。しかも、とっても美味しいです!

ということで、次回はおまけ。今回釣ったテナガエビを持って帰って料理してみようと思います。せっかくの獲物はありがたく、そして美味しく頂くべきでしょう!

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