>【前編】はこちら< でも、旧車オーナーの皆さんって、とっても優しいんです。 「クルマ大好きなんです
2018/09/14(金)
梅漬けの、その後。
先日、『和歌山の梅干しが猛暑で生産追いつかず』というニュースを見ました。塩分やミネラルを簡単に摂れて熱中症対策になるし、お弁当が傷むのも防いでくれるし。残暑が続いている今も手放せない、今やメインディッシュの座を勝ち取りそうな勢いの梅干し。
スーパーにはよく行くほうですが、どうなんでしょ?近所のお店で梅干しが品薄になっているかどうか、あまり覚えがない…ウチには自家製の梅漬けがありますから!
およそ3ヶ月後の梅漬け
頂き物の青梅を使って、誰にでも簡単に作れる梅漬けの話をしたのが3ヶ月ぐらい前のこと。詳しくはコチラをご覧下さいませ。梅干しではありません。“梅漬け”です。
簡単に言えば、ひとばん水に浸けてアク抜きをした青梅を、荒塩といっしょにビンにブチ込んで直射日光の当たらない涼しめの場所に放置するだけ。
実際に、およそ3ヶ月間ぐらい台所の下のキャビネットに放置したものがコチラ。
すでに完成しております!というか、すでにこの夏、チョコチョコつまみ食いしています!もちろん、梅干しと比べると若干風味は劣るかもしれませんが、そんなに大差もないような気も…と自画自賛できる仕上がり。
仕込みの際にも書いたように、自分は長期保存を目指しているので塩分かなり濃い目です。溶けきれない塩が底で結晶に。
水とかお酒とかを足したのではありません。この水分はすべて梅の実から滲み出てきたもの。梅酢というやつです。クエン酸やポリフェノールなどをいっぱい含んでいて、とっても体にいいお酢なんだそうですが、まだ料理とかに使ったことはないんですよね。
きっちりと閉めていたフタを開ける。この瞬間がとってもいいんですよ。梅の良い香りが部屋いっぱいに広がって。まずここで食欲が湧いてきます。
あの鮮やかでぷっくりと可愛いかった青梅が、シワシワかつ美味そうに変身。ちなみに、漬け込む前のピュアな青梅はこんな感じ。
酸いも甘いも噛み分けるとは、まさにこのことか。青梅のままの状態じゃ食べられませんもんね。ひと夏キッチリと研鑽を積んで、すでに軽くベテランの雰囲気を漂わせるまでに成長しています。
料理にも使えます!
ちなみにこの梅漬け、めっちゃ塩辛いです!しかも、まだまだ酸味も強くて。本当の食べごろを迎えるのは、来年の春以降だと思います。今はまだ塩っぱさと酸っぱさがマトモにぶつかり合っている感じ。
なので、食べるときは1コを半分に切って残りは冷蔵庫で保管、2日に分けて食べたりとか、
あとは薬味として使ったり。本当は裏ごししたいところですけれど、メンドくさいのでスプーンの背中で押しつぶしてペースト状に。これが冷やしそうめんとか、冷やっこにピッタリなんです。
そうそう、まあそんなに大したコトではないですが、いちおう、「梅に金気は禁物」なんていう言葉もあったりしますので、料理に使うときは竹の菜箸や木ベラ、陶器のスプーンなんかを使ったほうが、姑さんにハッタリかませると思います。
今年の暑さだと、塩分強めにして正解。放置しておくだけでどんどん美味しくなっていくし、品薄なんて関係ないし、何よりもお金があまりかからない!とっても安く作れましたし。
さすがに今から作ろう!というのは無理でしょうけれど…今年の夏、「わっ、値段の高い梅干ししか売ってないよ」とか、「市販の物よりもう少し塩っぱいのがほしいよ!」とか思った方、よかったらブックマークでもして、来年の5月~6月頃に梅漬けチャレンジしてみてはいかがですか?とっても簡単ですよ!