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心霊スポット『七ツ塚』も、こんな感じでした【おまけ】

2万を超える軍勢を率いた今川義元をわずか2千の兵で奇襲し、織田信長の名前を天下に知らしめた『桶狭間の戦い』。その合戦場跡を見に行って、まあまあガッカリしたという話をしてきたわけですが。

せっかくここまで来て、このまま帰るのももったいないし。もう1ヵ所、気になっていた場所に行ってみることにしました。歴史とか戦国時代よりも、じつはオカルト的な方面に興味があるもので…

心霊スポット、七ツ塚に!

桶狭間近くの心霊スポットといえば、“お化け地蔵”が全国的にもよく知られているのですが、今回は諸般の事情があり取材できず…残念。

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なので、『七ツ塚』に行ってみることに。こちらも有名ですね。まあ、そっち系が好きな人の間での話ですが。桶狭間古戦場公園すぐそばのホームセンターに、こんな看板が掲げられていました。いちおう観光地として扱われているみたいです。

しかし、まあ、なんというか、さすがというか…この桶狭間の周辺、至るところに“戦場”だった痕跡が遺されています。

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たとえばこの『幕山(まくやま)』という交差点、これはかつて今川軍が陣幕を張ったのが、その名の由来になっているそう。

桶狭間の戦いでは、両軍あわせておよそ3500名の戦死者が出たとされています。戦の後、織田信長はただちに7つの穴を等間隔に掘らせて亡骸を埋葬し、手厚く弔ったという―

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案内板を頼りに歩く…かつて戦場だったとは到底思えない、静かで平和な住宅街です。7つの穴はその後『七ツ塚』となり、村の人たちに見守られていたそうですが。桶狭間の戦いは西暦1560年に起こった、今からおよそ460年も昔の出来事。

このような宅地が造られる過程で、7つの塚は次々と取り壊されることに。しかし、その塚に手をかけた者はことごとく不幸に見舞われ、中には亡くなった者もいるという。。。

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桶狭間古戦場公園から、こんな雰囲気の閑静な住宅街を徒歩10分ぐらい?

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ここにもまた小さな公園が。『武路公園』という名前だそうです。土曜日なのに誰もいないのがちょっと変な感じもしますが。

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この公園の前に、七ツ塚への案内板が。ちなみにこの矢印と反対の方角には、もう1ヵ所、桶狭間の古戦場跡があります。

案内の矢印の通りに歩いていくと…ん!?道の右端に、細い路地。むしろ民家の隙間というほうがふさわしいようなところに『七ツ塚』の文字?

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人ひとり、自転車1台がようやっと通れるような路地です。

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道を歩いているというよりも、知らない人んちの庭に侵入しているかのような気分。なんだか申し訳ないかんじ?

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小路の突き当たりにも『七ツ塚』の矢印が。

指示通りに歩くと、

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ぐるっと周りは個人の住宅一戸建て。完全にどこかの家のお庭にしか見えません!?

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その一番奥に、『七ツ塚』と刻まれた小さな石碑が。円形の石組みがあって、もしかしたら織田信長が掘らせた穴の跡かと思ったのですが、いやいや、一つの穴につき、だいたい500名もの戦死者が埋葬されているのだから、こんなに小さいハズはないし…

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傍らには七ツ塚の由来。かつては7つ揃っていた塚も、現在はこの1つだけを残して、あとは整地されてしまったようです。「たたり」や「命を失った」などという物騒な言葉が書き連ねてありますが…僕のような霊感ゼロの人間には、空き地の花壇にしか見えません。。。

昔、けっこう怖い“七ツ塚の祟り”の話を聞いたようにも思うんですけどね。合戦から460年も経って、霊力も目減りしたということか。平和な住宅街にポツンと残る心霊スポット。

正直、ガッカリ…いえいえ、3500名もの魂が眠る場所ですから、そんな風に言うべきではないですね。平和が一番です。ただ、『拍子抜け』スポットであることは間違いない!?

観光は合わせ技で!有松

とても小さくて分かりにくい場所にある『七ツ塚』、いちおう地図を載せておきます。

ただし、本文中に何度も触れているように、住宅街のど真ん中です!絶対に夜中に肝試しなんかに行かないように!!武士の霊ではなく、警察が来ると思います。

 

と、いうことで…3回に渡って、名古屋の有松あたりを観光してきたわけですが。桶狭間古戦場公園に続いて、この『七ツ塚』も、わざわざ訪れるような場所ではないかも?というのが正直な感想です。

ただ、最寄りの『有松駅』の周辺は、

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江戸時代には東海道の宿場町として栄えた名残が今も残っていて、こんな感じのレトロな建物や、

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古民家を改造したカフェやギャラリーもあったりして、のんびり散歩してるだけでも楽しいです!写真好き、インスタやってる人たちには特にオススメかも!?

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ネコもけっこう、うろうろしてますし。

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そんなわけで、『桶狭間古戦場公園』を中心に合戦場跡を何ヶ所か、それと『七ツ塚』、そして『駅周辺のレトロ散策』、

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この3つの合わせ技なら充分に探訪一本取れるんじゃないでしょうか、有松!!

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