またまた… 駆け出しナレーターで声優で女優(長くてスミマセン!)、 さらにこっそりとマネージメン
2018/01/19(金)
『桶狭間の戦い』は、こんなところで行われたようです【前編】
歴史ファンならずとも、男子たるもの一度は訪れてみたい場所…それは『桶狭間(おけはざま)』!!
<出典:Amazon>
織田信長が今川義元を相手に奇襲攻撃を行い、その名を天下に知らしめた有名な合戦場。
近ごろの、ちょっとした応仁の乱ブームの影響か、少し認識は変わってきたようにも思われますが、それでも日本史でいちばんドラマチックな“戦国時代”は、一般的には『桶狭間の戦い』からスタートしたというイメージではないですか?
子どもの頃から一度行ってみたかったんですよ、桶狭間!!
有松駅へ…
と、いうことで、名古屋での仕事をチャッチャと終えて(といっても、決して手を抜いたわけではないですよ!段取りよく、効率的に済ませて)
金山駅(かなやまえき)へ。
この金山総合駅って、すごく便利ですね。いろんな電車が乗り入れてるし、そんなに広くないから、ヨソ者の僕にも分かりやすいし。市内をうろうろするなら、名古屋駅よりもこの金山総合駅を中心に動くのもアリかも?
ここから名鉄に乗って、30分弱ぐらいだったか?
有松駅に。もちろん初めて降りる駅ですが…おお、隣には中京競馬場があるのか!?オグリキャップが交流戦で一気に中央の競馬ファンにその名を知られるようになった、そして、悲劇の最強馬サイレンススズカ&武豊が奇跡の大逃げを見せた、あの中京競馬場!!
改札を出たとこに掲げられている『桶狭間古戦場』の看板。ガキの頃からの夢叶う目前。金色の文字がさらに雰囲気を盛り上げるよ!逸る気持ちを抑えつつ、駅員さんに問う。「あの、桶狭間の合戦のあった場所に行きたいんですけど!?」
すると駅員さん、本棚の奥の方からボロい地図帳のようなものを取り出して、「ああ。まぁ、バスがあるんだけれど、本数も少ないみたいだね。タクシーで行くのがいいと思うけど。」と、なんだか素っ気ない感じ、というか、「ときどき尋ねられるけれど、オレ興味ないもんね」的なお答え。。。
おいおい、あの歴史的大事件の起こった『桶狭間』だぜ。もっとノッてこいよ!
いよいよ桶狭間に…
まあ、ちょっと落ち着こう。憧れの目的地はすぐ近くなんだし。
駅に隣接した大きなデパートっぽいところで腹ごしらえ。名古屋名物きしめんです。美味しいですね!楽しい食感の平べったい麺。うどんとは似て非なる、別枠のウマさでしたよ。
食事を終えて、駅前に。
有松駅前のロータリーはとても広くてキレイ。オブジェもなんだかカッコいい。
バスの乗り方もよくわからないし、駅員さんの教えてくれた通りにタクシーで向かうことにしましょう、桶狭間の古戦場。
「はいっ、ドア閉めますよ…おや?言葉がこの辺りの人とちょっと違いますね、お客さん。観光ですか?お仕事ですか?晴れてイイ天気で良かったですね~!!」とってもお話好きな、明るい運転手さん。
いっぱい話しかけてくるタクシーの人って、普段はちょっと苦手だったりもしますが、こうやって旅先だとなんだか嬉しいですね。質問もしやすいですし。なので、こちらもテンション高めに、「いやぁ、実は子供の頃からの夢でして、“桶狭間の古戦場跡”に行ってもらいたいんですよ~!!」
その言葉を聞いた途端に言葉数が少なくなる運転手さん。しかも「あ!お客さんは歴史好きなんですね、清須城には行かれました?」とか、「春になるとですね、岡崎城がキレイなんですよ~」などと、あからさまに桶狭間から話をそらそうとする…
それでも強引に話を軌道修正し、桶狭間への、そして織田信長への想いを告げる僕。
運転手さん、ついに観念したかのように、「あのですね…時々、お客さんのような人を乗せることがあるんですが。そのたびに、地元の人間として申し訳ない気持ちになる。桶狭間の合戦場跡って、本当に“しょーもないところ”なんですよ…」
交差点を折れて、タクシーはどんどん住宅街へと。住宅街というか、ただの細い路地へと入っていく。
休日なのに、誰も出歩いていない閑静な住宅地。徐行していたタクシーが停車。
「すみません、ここなんですけれど。。。桶狭間の合戦場跡は。」と、本当に申し訳なさそうな運転手さんが指差す先には、
普通の、きわめてフツーすぎる、住宅街の小さな公園が。すべり台とか鉄棒もあるし。
ふと脳裏をよぎる、“がっかり名所”という言葉。