>【前編】はこちら< フェンダー部分だと思います。 タタキ出し、または打
2017/11/17(金)
これも千葉県民の味?『ピーナッツ煮豆』
先日、千葉県民なら誰でも知っている、そして他府県民にはほとんど知られていないという、地域限定ソウルフード的な
ピーナッツ味噌または味噌ピーナッツ、もしくは落花生みそ、通称“みそピー”を、千葉県民でもなんでもない(むしろ関西人の)私が、千葉県農林水産部担い手支援課の方にアドバイスを仰ぎつつ、手作りしてみたわけですが。
その際、「千葉県民は落花生(もちろんピーナッツのことです)を、いろんな料理に使うんですよ。たとえば豆おこわとか…そうそう、煮豆にも」という驚きの情報も入手!
煮豆!?おせち料理などに欠かせない、黒い色したアレですよね??
手順はあまり変わりません
前回も参考にさせてもらった、千葉県の公式ホームページ『ちばのふるさと料理』コーナーに“落花生の煮豆”としてレシピが載っていました。千葉県産落花生もまだ少し残っているので早速トライしてみることに。
①落花生の殻をむきます。ただし、薄皮は残したままで!
公式HPによると、4人前で250gのピーナッツが必要みたいですが、今回は1~2人分あればいいなと思い、目分量で適量を…
どうでもいいですが、落花生の殻を剥くのって、けっこう難しいし疲れますね。千葉県民の方はみなさん手際よく、上手に剥かれるのかしら??
②ひと晩、水に浸けておきます。
③ひと晩経ったら、浸けておいたピーナッツの水をよく切り、新しい水を張った鍋に移して煮ます。
『ピーナッツの薄皮を残したまま』という点に注意すれば、基本的には普通の煮豆と同じような作り方です。料理慣れた方でしたら余裕かと。じっくり、じっくりと茹でましょう。吹きこぼれや空焚きに注意です!!
④ピーナッツが柔らかくなってきたら、砂糖を入れます。
千葉県のホームページには200gと書かれています。基本はこの分量ですが、それぞれの家庭のお好みの甘さに合わせましょう。
⑤砂糖を入れたら弱火で。しっかりと甘味が浸み込んだら塩を少々。
甘いも辛いも塩の味、というもの。煮物の甘味がグッと引き立ちますが、あまり入れすぎませんように。4人分だと小さじ1/4ぐらいがベストだそうです。
塩を入れたら程なく火を止めて、そのまま(煮汁に浸けたまま)放置して冷まし…
完成!これが『ピーナッツ煮豆』です。さっそくひと口、味見を…おぉ~!美味しいです。簡単に言えば甘い茹でピーナッツですが、不思議とお菓子っぽさ少なくて、ちゃんとした料理として味わえる感じ。
薄皮もそのまま食べて問題ないそうですよ。薄皮にはポリフェノールが多く含まれていて、美肌効果などに期待が持てるという説もあるそう。お口の中でもそんなに気にならないし、私は薄皮もいっしょに食べましたよ。
『ピーナッツ煮豆』まとめ
冷凍保存できるそうですし、解凍して『ピーナッツおこわ』などの他の料理にも使えるそうなので、たくさん作りすぎても大丈夫。
では、4人分の材料を軽くおさらいしておきましょう。
■ピーナッツ(落花生)…250g
※外側の硬い殻を外して、薄皮(渋皮)を残したもの
■砂糖…200g
■塩…小さじ1/4
基本的には普通の煮豆と同じ手順で作れます。ただ、表面の皮の破れやシワなどが気にならない分、このピーナッツ煮豆のほうがずいぶんと簡単に思えました。
もちろん、当たり前のことではありますが、ご家庭にピーナッツアレルギーの方がいらっしゃる場合は要注意です!いちおう念のため。
おせち料理に欠かせない煮豆、「今年もマメに勉学に励めますように」という、いわば“縁起もの”なのですが…実は意外と苦手な人も多いのでは?特に小さいお子さんとか。私も大人になるまで、あの黒いお豆の美味しさがぜんぜん分かりませんでした。
「おせちの煮豆が毎年残ってしまう…」とお嘆きの奥さま、今年の正月はいつもの煮豆をちょっと減らして、その分、落花生を使った『ピーナッツ煮豆』を重箱に入れてみては?きっとお子さんにも喜ばれる味だと思いますよ。