『八幡神社』…皆さんがお住まいの街に、必ずと言っていいほど祀られていることでしょう。『はちまんさん』という呼び方
2015/11/10(火)
ネコの楽園!『相島』を完全攻略したい(2)
相島に着いた途端にネコの大歓迎…
なのかどうかは、ネコのみぞ知るところですが(笑)
そこらじゅうにネコがウロウロ!しかも、あまり人間を嫌ってはいない様子。
とはいえ。
人間に媚びてエサをねだる、という素振りもあまり見せず、
基本的には日当たり良さそうなところでダラダラしてます(笑)
島の人たちの風習!?
こちら、今回案内を引き受けて下さった、H夫妻のお母さん。
もちろん現在も相島にお住まいです。
なんと、僕をお家に招待してくださるそうな!
『相島』を紹介したブログは数あれど、島の人の家にまで上がり込むのはこの『ボーダーレスの秘密』ぐらい?図々しくってスミマセン!!
いかにも九州の女性!って感じの、優しく大らかそうなお母さんに案内していただいて、お家まで…
…の道中にも、もちろんネコの集団!
港の近くのネコたちと違い、民家近くの彼らはガンガン近寄ってきます。
ちょっとだけ人気者になれた気分だよ(笑)
ついネコに気を取られて、地面のほうに目を落としがちですが。
ふと、視線を上のほうに向けると、
お家の軒下に、
こちらのお家にも!
ほとんどのお家の玄関に、これは“しめ飾り”でしょうか?
取材したのは10月上旬ですから、まだ早すぎる?
あまりにも多くのお家に飾られているので、外し忘れではなさそう。
奥さんに聞いてみると、
「年末に飾って、丸1年間そのまま。」だということ。
「子供の頃からそうだったから、気にしたこともなかった」って、
普通は3が日か小正月ぐらいで外すけどなぁ…
しめ飾りの形も、関西人の僕には珍しいものばかり。これって相島独特の風習なのでしょうか??
実家にお邪魔して…
これが相島の一般的な家庭!(笑)
そして、玄関と…
居間に、それぞれ
とっても立派な神棚。しかも、とてもキレイに掃除してあります。
今は真珠の養殖も盛んな相島ですが、元々はだいたいのお家が漁師さん。
潮の流れやお天気など、人間がどうすることもできない、自然の力に大きく左右されるお仕事です。
先程の“しめ飾り”もそうですが、この神棚を見ても、この島には今でも神仏を尊ぶ大切な心が息衝いているんだなぁ、と感心してしまいます。
居間に通していただいて寛ぎタイム。
お母様がササッと
“ヤズ”のお刺身を用意してくださる。ブリ・ハマチの幼魚のことです。関西で言うところの“ツバス”のサイズでしょうか。
さすが相島!こんなに新鮮で美味しい海の幸が普通に出てくるなんて!!
そして…
まだ朝の10時過ぎだというのに、当たり前のようにビール!
コーヒーとかじゃなくって!?
これも相島ならでは…ではなくて。
福岡県で、ある程度年配の方の所にお邪魔すると、こちらから何も言わない限り何時からでもビールか焼酎が出てくる…割とけっこう普通です(笑)
正しい相島流・若宮神社のお参りの仕方
相島出身の奥さまの実家で寛いだ後、
しばしニャンコたちとたわむれて。
渡船の着いた港から左手(方角的には南西)に少し歩いたところにある、
『若宮神社』にお参りに行きました。
相島には多くの神社や信仰の対象となるものがあるのですが、まずは玄関口の港に近いコチラから。
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と、
その妹とされる玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀った神社です。
豊玉姫といえば『海神(わたつみ)』の娘として有名な存在。
やはり、海とともに生きてきた島の人たちを見守るべき神様が祀られています。
…と、そこはひとまず置いておきまして。
今回の取材中、僕たち以外にも大勢の観光客の方が、
この相島の若宮神社に、『普通に』お参りしておられましたが。
実は、この島の若宮神社は、他の神社とはお参りのしかたが全く異なるそうなんです。
この島で生まれ育った奥さまに、
正式な“相島流・若宮神社のお参りの作法”を習いました!
①海水で手を清める。
若宮神社の鳥居の前に、
海辺に降りられる小さな階段があります。
ここを降りて…
手を清めます。階段部分は少しヌルヌルしていますので足元に注意!
あと、当然ですが、波が靴を濡らしてしまうので、こちらも要注意です。
②黒い石ころをすくい上げる。
そして、清めた手で…
鳥居よりも少し手前に、石で出来た大きな枡のようなものがあり、その中に黒い石がたくさん入れられているのですが、これを、
手のひらで“大量に”すくい上げましょう!