前々回そして前回と、2回に渡って人気アニメ『ユーリ!!!on ICE』の聖地、佐賀県唐津市を紹介しました。
2018/08/17(金)
朝倉の三連水車ライトアップが復活しました
福岡は蒸し暑い日々が続いています。全国的にはどうなのでしょう?これが公開される頃には台風も過ぎて、少しは涼しくなったりしているのでしょうか?
テレビで『朝倉の三連水車、ライトアップ再開』のニュースを見ました。夜だし、川沿いだし。きっと心地よい風が吹いてるんじゃない?…ということで、夕涼みがてら、小さなミラーレスのカメラ1台だけポケットに入れて、朝倉方面へと向かいました。
穴場的人気イベント
以前にもこのブログで少し紹介したのですが、朝倉市は昨年7月の九州北部豪雨で甚大な被害を受けました。詳しくはこちらをご覧下さい。
現存する最古の水車として国指定史跡になっている朝倉の三連水車、例年この時期にライトアップされていたそうですが、九州北部豪雨の影響を受けて休止。この度、久しぶりに復活したとのこと。
福岡市内から下道を使っても車で1時間ちょっとの距離なので、のんびりと走行していたら渋滞に巻き込まれてしまって。なんとかギリギリ夕日が落ちる直前に到着。
近くにある道の駅で時間を潰し、日が落ちるのを待って、いよいよライトアップ会場に向かったら、
臨時の駐車場、すでにほぼ満車状態。けっこう広い敷地だったんですが、奥までぎっしりと車が停まっています。他府県ナンバーも多いし。仕方ない。迷惑になりそうなので、三脚持っていくのは諦めましょう。
私は今回が初めてだったのですが、元々かなりの人気イベントみたいですね。みなさんライトアップの復活を心待ちにしておられたみたいです。
見事に復活!
駐車場から三連水車まで、行列の後に着いていきました。とっても涼しかったです。水車があるぐらいだから、当然川のすぐそばの道です。
ちなみに昼間はこんな感じ。これは“二連”の水車の写真。三連水車の他にも、このような小さめの水車がこの辺りの川に据え付けてあります。去年の水害直後に撮った写真なので水が濁っていますが、今はもっと澄んでいるはず。
サラサラと流れる川の音を聞きながら、行列の後に続いて歩いていると、
遠くのほうにボンヤリと。あれですね。昨年の豪雨の影響で中断していた、朝倉の三連水車ライトアップ。2018年・夏に見事復活です!
たくさんの人が見守る光
しかし、観客の数スゴイ!
前のほうに近付けない!しかも、三脚立てて写真撮ってる人も多し。マナーがちょっと(苦笑)
まあ、でも、気持ちはよく分かりますね。
日本でも数少ない、現役ばりばりの農業用の水車。従って、このあたりは一面が田んぼや畑。街路樹もないし、お家も少ないし。地明かり的なものはほぼなくて、アップに使われているライトの光量のみが頼みの綱。
人垣の合間を縫って手を伸ばし、がんばって一枚。手持ちじゃこれが限界かも?
こんな感じで、水中からも照明当ててありました。まあ、“ライトアップ”なんで、落ち着いて考えたら当然ですね。水車を照らす光が水面に映り込み、それをまたライトが投げ返すような、まるで光のキャッチボール。小川なので流れがある分、揺らめきも楽しめました。
水が流れ落ちる音もよかったんですけどね。いちおうスマホで動画も撮ってみたのですが、観客の歓声キャーキャーと、どうにも消せないぐらい被さってしまっていて。アップするのは泣く泣く断念。。。
まあ、でも、これもまた仕方がないですよね。毎年楽しみにしておられた方、そして地元・朝倉市の方々も。待ちに待った再開ですし、そして何より、復興のシンボルでもありますし。
ライトアップされた三連水車を後にして、駐車場へと戻りました。
暗くてよく分からないのですが、平成29年7月九州北部豪雨の爪跡はまだ至る所に残っているようです。
そこに今年の豪雨。中国地方ほどではなかったものの、福岡にも豪雨の影響がありました。支社のスタッフには避難勧告出ていましたし。朝倉市、東峰村、添野や久留米、佐賀県の鳥栖や、大分県の日田市、中津市等に住まれている方は、不安も尚一層だったことでしょう。
本当の復興にはまだまだ時間が掛かるでしょう。でも、そんな中の三連水車ライトアップ復活は、一筋の希望の光が差すようなニュースだと思いました。