このボーダーレスの秘密では、これまでに何度か、福岡県の北九州にあるテーマパーク『スペースワールド』を紹介してきた
2015/01/28(水)
福岡観光オススメスポット~初級編~
2記事目としてまったく相応しくないのですが、まあせっかく支社もあることですし、東京そして全国のみなさんに福岡のオススメスポットを紹介しましょう!
ここだけ押さえれば、「俺、福岡知ってるぜ☆」みたいな顔をしても全然OKです。他県の方が相手であれば十分戦えます!
福岡の中心地 「博多」と「天神」
福岡市内には『博多(はかた)』と『天神(てんじん)』の、2つの繁華街があります。
博多区周辺は昔から町民の住んでいたところであり、いわば庶民の街。そして、今の天神周辺は福岡城を控えた城下町であり、武士の住む街として栄えていたそうです。
天神から赤坂の間にある『大名』という地名はその時代の名残り。江戸時代にはその名の通り立派な大名屋敷が並んでいたといわれています。
明治時代に入って、それまで住んでいた武士たちが街を離れると、空き地となった天神周辺には他の地域から転入してきた人たちが住み始め、福岡に新しい文化をもたらすことになりました。
昭和に入り、そして戦争が終わった後もこの流れは続き、大まかには『古き良き伝統の文化を守る博多』と『新しい福岡文化の発信地・天神』というイメージが出来あがりました。
若者離れが進みつつあった博多駅周辺ですが、1996年に完成した複合商業施設『キャナルシティ博多』、そしてJR博多駅と直結した『JR博多シティ』の登場、2011年の九州新幹線開通も再開発の追い風となって、博多区周辺は伝統を守りつつも、新しい街として生まれ変わろうとしています。
「せっかく福岡に来たのに、あまり時間が取れないよー!」という方にオススメの観光スポット、今回は『初級編』。
博多駅からスタートです!
『博多駅』
福岡の玄関口、JR博多駅。新幹線で九州に来るならココから。
2005年頃から徐々に駅の改装が始まり、2011年の九州新幹線開通に合わせて、現在の様に駅ビル『JR博多シティ』を備えた新しい福岡の窓口としてリニューアルオープンしました。
博多駅には、駅の西側に『博多口』、東側に『筑紫口(ちくしぐち)』の2ヶ所の出入口があります。駅のシンボル的な存在『博多大時計』は博多口のほうにあります。こちら側が正面といった印象ですね。
大時計の隣に『阪急百貨店』の入り口があります。
JR博多シティはこの『阪急百貨店』、美味しいお店が集まったグルメストリート『博多一番街』、いろんなジャンルの専門店に東急ハンズ、シネマコンプレックスを備えた『アミュプラザ』の、大きく分けて3つのエリアに分かれています。
明太子や「博多通りもん」、「ひよこ饅頭」といったポピュラーな物ももちろん、『アミュプラザ』の専門店には福岡・博多ならではの、ちょっと珍しいご当地アイテムも並んでますので、「お土産を買い忘れた!」という方は、新幹線に乗る前に一度チェックしてみては?
そして…博多駅の隠れた人気スポットといえば、駅の『屋上』です。
もちろん駅の屋上ですから、電車の出入りも真上から眺めることができます。
屋上から見える博多の夜景も美しいですよ。もし帰りの時間に余裕があれば、ぜひ一度屋上へ上ってみてくださいね。
そしてもうひとつ、隠れた名物がコチラ。『金色のカエル』が、博多駅の壁のどこかに張り付いています。
「福が帰る」「お金が返る」…やはり駅らしく「無事に帰る」もしくは「福岡にまた帰るように」という意味でしょうか?
博多口のどこかの壁に貼り付いてますので、ぜひ探してみてください。
『キャナルシティ博多』
『博多口』の正面の横断歩道を渡り、そのまま真っ直ぐ10分ぐらい歩くと、『キャナルシティ博多』に到着します。地元の皆さんは単に『キャナルシティ』もしくは省略して『キャナル』と呼びます。
ショッピングモール、映画館、ゲームセンター、レストラン街などを備えた、近代的な複合商業施設です。キャナル=運河の名前通り、施設全体が運河をイメージした構造になっていて、いたる所に水と緑が。
まさに、都会のオアシスといった雰囲気の作りになっています。
“H&M”“ZARA”“Francfranc”といった有名ブランドショップだけでなく、モデルガンやプラモデル、アニメグッズといったマニアックなアイテムを扱うショップも充実。
また、1階にあるステージ広場では、週末になるとライブやパフォーマーによる様々なイベントも開催され、福岡の新しい情報発信源になりつつあります。
九州中の有名なラーメン店が出展している“ラーメンスタジアム2”というフードテーマパークもあるので、「福岡に来たらまずはラーメン!」という方にもオススメのスポットです。
※平日の日中なので人がまったくいません・・・。夕方や休日は賑わっていますよ!
『うどんウエスト』
ここでお昼ご飯を。
福岡の街を歩いていると、至るところでこんな看板を見かけます。
焼肉屋さんと併設されている場合が多いですが、今回は昼食ということで、お目当ては“うどん”。
福岡のうどんは少し違います。最近はテレビ・雑誌などでもよく紹介されていますが、コシが少なめで柔らかく感じます。最初はちょっとビックリするかもしれません。でも、慣れたら福岡風うどんならではのモチモチ感にヤミツキになること間違いなしです。
ネギや揚げ玉などが入れ放題になっているお店が多いのも、福岡のうどん屋さんの特徴のひとつ。トッピングにはゴボウの天ぷら『ゴボ天』か、もしくはさつま揚げのような『丸天』をを選ぶのが、福岡のうどん通です。
『福岡ヤフオク!ドーム』
博多からバスに乗って20分ぐらい揺られていると、やがて車窓に海の景色が広がってきます。
ベイエリアにある、ご存じソフトバンク・ホークスの本拠地です。『福岡ドーム』と呼ばれ親しまれてきましたが、2013年から現在の『福岡ヤフオク!ドーム』と名前が変わりました。
ドーム球場としては日本最大級の大きさであり、そして日本初の開閉式ドームでもあります。
球場の外周をグルッと取り囲むデッキ部分には、ホークスのオフィシャルグッズショップやレストラン、『王貞治記念館』などが並んでいます。
そして、5番~7番入場ゲート付近には、このようなブロンズ製の手形がたくさん。
このあたりは『暖手(だんて)の広場』と呼ばれ、野球選手はもちろん、文化・芸術・各スポーツの分野で活躍した著名人の手形ブロンズと握手できます
B’zファンの編集長は稲葉さんと松本さんの手形をみつけて大興奮。「けど何故ここにあるのかは分かりません!」とのことです。
球場を訪ねたのが野球オフシーズンの真冬だったので、少し景色が寂しいのですが、暖かくなると多くの人で賑わいます。海が近いのでとても爽やかです。
お散歩コースとしてもオススメ。球場のすぐそばにはハードロックカフェや、ショッピングモールの『ホークスタウンモール』などもあり、野球シーズンオフにもちょっとしたデートスポットになっています。
『福岡タワー』
ドーム前からバスに乗って10分ぐらい西に向かうと、キラキラと光りながらそびえ立つ大きな塔が目に入ってきます。『福岡タワー』です。
福岡ベイサイドのランドマークな存在です。高さは234メートル。近くで見ると実に壮観です。
地上123メートルのところにある展望室まで、福岡美人なスタッフさんがエスコート。全国的に珍しくなりつつある“エレベーターガール”ですが、福岡ではまだまだ健在です。
福岡市街とウォーターフロントを、ぐるっとパノラマで一望できます。レストラン・バーもあり、博多の夜景を眺めながらのディナーも楽しめます。
展望台から2つ下の階に降りると、そこは『恋人の聖地』
ゲートをくぐった先の展望デッキから、片想いの相手の住む街の方角に向かってお祈りをすると、なんと見事に恋が成就して両想いになれるそうです。カップルで来た二人なら…こんな感じにカギに二人の名前を書いてロックをかけると、二人の愛は永遠のものになるのだとか。
プロポーズにふさわしいとされている『恋人の聖地』にも認定されているという、由緒正しいラブ・パワースポットです。
『中洲の屋台』
とっぷりと日が暮れて。夜はやっぱり『中洲の屋台』でしょうか?
福岡市内には中洲周辺だけではなく、天神駅周辺や博多港近くの長浜あたりにも屋台が出ています。ですが、全国的に有名なのは中洲ですね。
では、その中洲ってどのあたり?というと、実は先ほど紹介した『キャナルシティ博多』のすぐ近くにあります。つまり、博多駅から歩いて行ける距離ということ。
福岡タワーからバスで博多駅まで戻ってきて、最初に紹介したように、駅の正面から西の方角にまっすぐ歩いていくと、街中を流れている大きな川とネオンサイン、そして屋台からこぼれる明かりと活気が目に入ってきます。
おでんや焼き鳥、最近では洋風居酒屋の屋台などもありますが、代表的なのはラーメンでしょう。
おでんや焼き鳥、最近では洋風居酒屋の屋台などもありますが、代表的なのはラーメンでしょう。寒い寒い福岡の夜でも、ノレンをくぐるとポカポカと暖かい。そんな中に食べる熱々のラーメンは格別です。
見ず知らずのお隣さんと肩が触れ合う距離で一パイ飲みつつ、福岡のオススメスポットの情報収集するのもよし、ラーメンをサッと食べて引き上げるのもよし…中洲の屋台はとにかく楽しみ方自由な空間です。
ここだけは押さえておこう
いかがでしたか?今回は『初級編』ということで、博多駅を中心とした、「ここだけは押さえておいたほうがいいですよ」という代表的なスポットだけを厳選して紹介しました。
福岡にはもうひとつ有名な繁華街『天神』もありますし、北九州には『門司』『小倉』など、楽しいスポットがたくさんありますので、そちらも紹介していきますね!