>パート(1)はこちら< >パート(2)はこちら< >パート
2018/02/16(金)
福岡県民がガチでオススメするラーメン屋さんvol.12
2018年、一発めの福岡ガチラーメンです。
福岡に住んでいる、もしくは縁の深い人たちに「アナタが“ガチ”で美味しいと思う地元のラーメン、教えてください!」と、直接尋ねてみようというもの。
最後にバックナンバーを載せておきますので、そちらもご覧下さればと思います。もう第12弾なんですね、早いなぁ…
(※本文中に記載されているお店の住所や価格、営業時間等はすべて2018年2月のものです)
ラーメン味心(あじしん)
今年の1杯目は、いつも公私共にお世話になっている、
ジム夫妻。もちろんニックネームです。わかりにくいですが、助手席に奥さん乗ってます。夫婦揃って生まれも育ちも福岡県。なぜ“ジムさん”と呼ばれているのかは未だにさっぱりわかりません。まあそれはともかく、オススメのラーメン屋さんを教えてもらいたいんですけれど…
ジム夫妻「ザッショのアジシンには行ったとぉ?」
福岡屈指の、いや全国レベルで難読地名でしょう、雑餉隈。「ざっしょのくま」と読みます。略して“ザッショ”と呼ぶのが一般的福岡県民。
西鉄電車の雑餉隈駅から歩いて数分…
ここですね、ラーメン味心。初めて来ました!南福岡エリアでは有名なお店みたいですね。繁忙タイムを避けて、わざと中途半端な夜9時半ごろにお邪魔したというのに、店内はほぼ満席!!
そうそう、ひとつご注意を。この味心、つい最近お店を移転したそうです。なので、ネットには昔の住所のまま紹介されているもの多数…現在の正しい住所は『福岡市博多区春町1-2-27』。線路のすぐそばです。
早朝4時まで営業してるのが嬉しい!お店の前に駐車場もあるし。
さすが新装間もない店内、とにかくキレイ。ラーメン屋さんとしては広いです。カウンター+テーブル席も多数。福岡では一般的な“ラーメン居酒屋”的なお店みたいです。
おでんもあったりして、とってもイイ雰囲気のお店なんですけれど、写真撮るのはひとまず自粛。とにかくお客さんがいっぱいでして。いくらモザイクかけるとはいえ、食事中にカメラ向けられるのは嫌ですもんね…
カウンター席から変な態勢で体をよじってコレ撮るのが限界。オススメは“塩とんこつラーメン”ということで、さっそくオーダー。
運ばれてきました、こちらが味心の塩とんこつラーメン。おなかペコペコだったので、すぐにひと口ずるずる…
これまでにいろんなラーメンを食べてきましたが、まだまだこんな美味しいお店があったとは…ウマすぎる!!
ご覧の通りの細麺に、あっさり風味のスープ。基本は長浜系のラーメンです。トンコツの匂いもそんなにしませんし。
でもこのスープ、とっても不思議です。“塩とんこつ”の名前の通り、塩味がとっても効いています。なのに、後味はほんのりと甘い。しかも調味料で作った甘さじゃないような…何の甘味なんだろうか?
味がしっかりしているので、序盤にゴマ&紅ショウガを大量投入しても腰砕け感なし。ガッチリと受け止めて、さらにウマさ増幅。
ほんのり甘味に飽きてきたら、テーブルに据えてある
『秘伝辛味ダレ』を投入!
口が引き締まって、さらに食欲が増す感じ。
辛味にも飽きてきたら、
潰しニンニク投入!もともとのラーメンも美味しいのに、ゴマに紅ショウガ、辛味ダレにニンニクと、無料のトッピングでさらに満足度アップ。
一度で何種類ものラーメンを食べた気にさえなります。この自由度の高さも人気の秘密でしょうか。何度通っても飽きないラーメンだと思います。
■ラーメン味心(あじしん)
福岡市博多区春町1-2-27
くどいようですが、移転前の住所がそのまま残っているサイトも多いのでご注意を。とはいえ、前のお店ともそんなに離れてはいないようですが。
調子に乗ってギョウザも追加オーダーしてみたりして。
島系本店
スタッフが今ごろ二郎系のラーメンにハマっている、という記事を書いたところ、それを読んでくれた方が、「じゃあ“シマケイ”にも行きましたか?福岡流の二郎インスパイア系ラーメンなんですけれど」と。
おお、それは知らんやったばい!
ネットで調べてみると、福岡県内を中心にチェーン展開しているラーメン屋さんみたいです。その中でもいちばん分かりやすそうな志免本店へと。
福岡もんなら誰でも知っている『空港近くのトライアル』の駐車場の中に…
うあ!こげんトコにラーメン屋さんが!!こちらが島系本店。トライアルにはいつも行っているのですが、これまで見落としていたようです。
カウンター席のみ。そう広いお店ではありません。外に券売機が。ここで食券を買って入店するシステムのようです。
これはありがたいというか、嬉しいです!
「マシで」とか「マシマシで」とか、「辛めで」とか…“コール”とか“呪文”っていうんですかね?我々福岡人はそういうの苦手なんですよね、食べる前に店員さんにお願いというか命令したりするのが。なんだか恥ずかしいし。せいぜい「カタメで」とか「バリカタ」ぐらいしか言えない…
いろいろと喋らなくていいのが嬉しいです。こちらの希望を食券に託せるなら、こんなにありがたいことはない!
ただし!ひとつだけ注意事項が。麺の太さはこちらから指示せねばならないようです。僕が行ったときは、店員さんに「ニンニク入れますか?」としか聞かれませんでした。やはり二郎系ならば極太麺でいきたいですよね。
で、こちらが今回オーダーした、福岡の二郎インスパイア『島系』の“ラーメン桜島”。鹿児島県の桜島をイメージした山盛り野菜が神々しい!
北部九州には、佐賀県発祥の『井手ちゃんぽん』という、これまた野菜ドカ盛りが有名なチャンポンが昔からあるので、見慣れてないこともないのですが…それでもやっぱりビジュアルインパクトあるなぁ。
ネットには「一般的な二郎インスパイア系と比べてスープは薄味」と書かれていることが多いみたいですが。たしかに醤油は少ない目かも。でも決して味が薄いということはありません。少なくとも福岡県民にとってはイイ塩梅。
“天地返し”とかいう技もあるんですよね。しかし、もちろん僕にそんなことができるはずもなく。とりあえず、はしっこのほうの野菜をやっつけて、ようやく麺に到達。
少し見えてきたスープをレンゲですくって、残りの野菜に掛け回したりしつつ。
たまには極太麺もいいですよ。福岡は細いのが基本だし、スープの味にコダワリがあっても、麺のバリエーションはそんなに多くはないように思うときもありますし。たまに太いのを食べたくなるときがあるんですよね!
■島系本店 志免店
糟屋郡(かすやぐん)志免町別府2丁目17-15
先ほども書いたように、『福岡空港近くのトライアル』の駐車場内にあります。
当然、完食。大盛りに見えても意外とイケてしまえるのが二郎系。そして、4,5日経ったらまた食べたくなってくるのも二郎系ならでは。
醤油の味と香りが控えめなので、福岡の人にも食べやすいと思いますよ。二郎インスパイア系未体験の方、まずは一度味わってみてはいかがでしょうか?
食べ終わって店外へと。お!?つけ麺もあるみたいですね。いいなぁ、福岡にも最近つけ麺の店が増えていますし。今度来た時はコッチを試してみることにしましょうか。
●ガチラーメン・BACK NUMBER