夏の疲れがドバッと出てくる季節…癒されたい! 熊本に出張したとき、現地のスタッフさんにそんなお話をしてみる
2015/07/07(火)
山笠シーズンの博多を彩る『飾り山』(1)
仕事で福岡→大阪→東京→また福岡、と反復横跳びをしているうちに、気がつけばもう7月ではないですか!?
ようやく一段落して福岡に帰ってきて…
ふと目をやったビルの壁にこんなポスターが。
何気なく入ったラーメン屋さんにも、
おお~、もうそんな時期ですか!『博多祇園山笠』ですね。九州を代表するお祭りの一つです。
7月に入ると博多~天神周辺がソワソワしだします。本番の『追い山』は7月15日ですから、たった2週間ぐらいのことなんですが、
こんな法被を着た方が街をウロウロし始めたり、
夜の街に提灯が灯ったり…
そして何より、僕たちの目を引かずにおかないのが『飾り山』の存在!
山笠とは?そして『飾り山』って?
博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)とは、簡単に言うと「櫛田神社」のお祭りです。800年近い歴史を誇る、無病息災をお祈りする神事。7月15日に行われる『追い山(おいやま)』では、『舁き山(かきやま)』と呼ばれるお神輿が櫛田神社~博多区内を猛スピードで駆け抜けて迫力満点!
ちなみにこれは、博多区内を7つに分けた『流(ながれ)』の、いわゆる“チーム対抗戦”です。舁き山を担いだ男たちが、自分の住んでいる地区の名誉を賭けて、およそ5キロの道のりを全力疾走しタイムを競います。
で、その『追い山』に向けて、博多の街ではさまざまなイベントが開催されるのですが、その一つが『飾り山(かざりやま)』。博多人形師たちが腕によりをかけた豪華絢爛な巨大お神輿が、福岡市内14ヶ所に飾り付けられます。
博多リバレインの飾り山
地下鉄の『中洲川端駅』を降りて地上に出ると、
ショッピングモール『博多リバレイン』前にドドンと!
前に立ってる人と比べてみてください。だいたい10メートルぐらいの高さがあるのが分かっていただけると思います。
近寄ってみると、
きらびやかで豪華絢爛!
今年のリバレインの飾り山は『連獅子』がテーマみたい。それぞれの飾り山に、毎年飾り付けのテーマが設けられているのも大きな特徴です。
そして、この飾り山の裏側に回ると、
おめでたい『七福神』が!表と裏で飾り付けが全く違うのも楽しみのひとつ。ちなみに裏側のことを“見送り”と呼ぶそうです。
表はだいたい歴史上の人物や、歴史的な出来事がテーマになることが多く、見送りの方は自由で楽しいものが飾り付けられています。
川端商店街へ!
リバレインのすぐそばにあるのが、
『川端商店街』。博多地区を代表する商店街のひとつです。
商店街に入ると…
いきなりドーンと飾り山!しかもドラえもんですか!?
博多人形を作っている人形師さんの手による、まさに究極の一点モノ!
ちなみに、ドラえもんは見送り(裏側)。正面は…
『真田十勇士』でした。
いやもうホント、間近で肉眼でみてもらいたい!めちゃめちゃ美麗ですから。
で、さらに川端商店街をキャナルシティの方向へ歩いていくと…
『正調博多節』と書いてありますね。出で立ちを見ると、どうやら芸者さんみたいです。
今回見た『飾り山』の中では、個人的に一番美しいと思いましたね。ほんと、近くでじっくりと観てもらいたいです。細部にまで人形師さんのコダワリが行き届いてます…2週間ぐらいしか飾らないものなのに!!
ちょっと休憩はコチラ!
『飾り山』は10メートルを超えるものばかりなので、見上げて感心しているうちに、ちょっとだけ疲れた?
飾り山の前には、たいてい
こんな感じでベンチが据え付けられていて、ゆっくりと腰を下ろして眺めることができるのですが…
せっかく川端商店街に来ているのだから、こんなところで一息入れちゃうのはどうでしょう??
名物『川端ぜんざい』です!!