>パート(1)はこちら< 小学校の頃、社会科の時間に習った 長崎の『出島
2015/07/09(木)
夜の『飾り山』
まさか、別の福岡支社スタッフも“飾り山”の紹介をしようとしていたとは…まぁ、しかし、福岡に住めば誰だって飾り山を紹介したくなるものでしょう。
ということで、僕の方は、よりオシャレに街を照らしだす夜の飾り山を。一昨日、昨日と博多の飾り山を紹介したみたいなので、僕は天神を中心に回ってみようと思います。
天神駅を降りて…ソラリアへ
天神の駅前にも、
屋台がちらほらと出ています。
おぉっと!山笠の正装、法被を着た男たちも歓談中!!ボカしてますが、半分ぐらいは外国からのお客さん。イイ時に福岡に来てますね。
そんな天神駅前を抜けて、まず向かったのは『SOLARIA STAGE(ソラリアステージ)』。オシャレなショップやバー・カフェなどが並ぶ、天神を代表する情報発信基地のひとつです。
ずばりオシャレ空間!そんなソラリアステージの1階フロアに…
すごいです!ただでさえオシャレなソラリアが、この飾り山のおかげで更にオシャレ度アップ!!近代的なインテリアに、怖いぐらいマッチしています。
一昨日、昨日の記事にも紹介されていた通り、飾り山には表と裏(見送り)があるそうですね。これは表側で、
テーマは『風雲桶狭間』。桶狭間の合戦を描いたもののようです。
ずずっと寄って1枚。
今川義元に槍を突きつけている…ということは、若き日の前田利家か森可成か。なんにせよ、とにかく美しい!の一言に尽きます。近くで見ても一切の手抜きがありません。
いちばんてっぺんの、このお方こそは織田信長でしょう。カッコいい!!
このソラリアステージでは、
山笠についての詳しい説明や、
山笠に関わる男たちのマストアイテム・手拭い(“てのごい”と発音するのが正しいのだそうです)などの展示も充実。
なので、山笠初心者はまずこの『ソラリアステージ』を訪れてみるのがいいと思います。
新天町の飾り山
同じく西鉄天神駅のすぐ近くにあるのが『新天町(しんてんちょう)』そういえば、以前この『ボーダーレスの秘密』で一度紹介していましたよね。由緒正しい、歴史ある商店街です。
福岡のみなさんにはおなじみの、
新天町の時計台の前に飾り山。
大きくて…やっぱり美しいです。ベタなことしか思い浮かばなくてお恥ずかしい。裏側(見送り側)は、
わーっ!サザエさんだよ!!
上の方には波平さんも舟さんもいます。タマもいました。サザエさん一家勢揃い。作者の長谷川町子さんは福岡育ち。つまり、ご当地キャラクターとも言えますね。
ちなみに、子供が担ぐお神輿(舁き山―かきやま)も、この新天町のものは
サザエさんです!
エルガーラの飾り山
ラストにもう1ヶ所、エルガーラホール前の飾り山も。
遠くにチラッと見えてますね、飾り山の灯りが。
ううむ…改めて見上げてみると、やっぱり大きいですよね。13メートルぐらいあるんだそうです。
テーマは『美の国 日本』。
引いて眺めて、その偉容に目を奪われて。そして、間近で細部を見て、そのキメの細やかさに感心してしまいます。
そして、このエルガーラの飾り山のすぐお隣には…
…いやいや、フランスにも、こんなオシャレな街角は無いんじゃない?と自惚れてしまうほどに、まさにテーマ通りの『美の国』日本、そして福岡よ!と思いました。
まだ間に合う!?本番は7月15日!
期間中、ほとんどの飾り山には、
写真の右下に、法被を着た方が立っていらっしゃいます。
皆さん交代で山の見張りというか、番をされているのですが、皆さんとても親切!山笠の由来とか、期間中のしきたりなどについて優しく丁寧に教えて下さいます。なので、山笠について詳しく知らなくても全然大丈夫。予備知識なしでも充分に楽しむことができます。
本番の追い山が行われるのは7月15日の早朝。15日には市内の飾り山のほとんどが撤去されてしまうそうなので…今週末ならまだ間に合います。
他府県の皆さまにも、この美しすぎる『飾り山』たちを、ぜひその目で実際に見てもらいたいと思いますね!