熊本県を襲ったあの大きな地震から、間もなく1年が経とうとしています。 街がだんだんと落ち着きを取り戻しつつ
2015/07/29(水)
美しく、そして力強い『熊本城』へ行ってきたよ(後編)
直角に曲がる通路、多くの石段、そして『武者返し』を施された城壁を越えて、
いよいよ本丸、天守閣もすぐそこに。
そして…
おお~、これが『熊本城』ですか!
美しくて、そして強そうなお城です。
改めて…
うーん…美しいです。ため息が出そう、というか。
正直、あまり大きくは感じないです。まさに『機能美』という言葉がピッタリ。
これまで写真でしか見たことなかったので、“黒いお城”というイメージだったのですが、
実際に近くで見ると、むしろ“白さ”が美しいです。遠くから見た時と、間近で見た時の印象が全く違うんですよね。
そして、何よりも、
強そう!
戦国時代は遠い昔のはずなのに、この熊本城は、今でもまだケンカ上等!!なオーラをまき散らしている、そんな感じがします。
天守閣に!
せっかくなので天守閣に向かいましょう。
お城の中には、
熊本城にまつわる貴重な展示の数々が…でも、その多くが写真撮影禁止なんですよね。ホントはすごくたくさんあるんですが。。。これはとっても残念です。
…と、そんなこんなで展示されている宝物などを眺めつつ階段を上っていくと、
おおっ!!
これがてっぺん、天守閣からの眺めですか~!!
清正公もきっと、こうやって戦のない世を祈りつつ、熊本の街を眺めていたんでしょうね。
当時のままの姿の『宇土櫓』
もう少し時間もあるので、本丸のすぐ近くにある『宇土櫓(うとやぐら)』にも入ってみましょう。
“櫓(やぐら)”ということは、今で言うところの“見張り台”みたいなものでしょうか?
…この熊本城、実は『西南戦争』の直前に、天守閣を火事で消失しているんですよね。
ですが、この宇土櫓は奇跡的に火の手を逃れ、造られた当時そのままの姿を現代に伝えているそうな。
安土桃山~江戸時代初期の日本の建築技術を知る上でも貴重な『重要文化財』です。
さっそく中に…
鴨居がとっても低いです。当時の人の背が低かったからでしょうか?それとも何か、清正公の深い考えが!?
階段も…
とても狭くて、
しかも急勾配です!!
螺旋状の作りになっている、細くて狭くて暗い階段を上っていくと、やがて目の前がパッと明るくなって、
宇土櫓の最上階!ここから眺めるお城の全景も、
本丸天守閣からの景色とはまた違ってて素晴らしい!!『銀杏城』と呼ばれる所以にもなったイチョウの青々と茂る姿も、黒肌の壁や瓦によく映えています。
そして、この宇土櫓から眺める石垣や武者返し、そして天守閣…
やっぱり熊本城は美しく、そして力強くてカッコいいお城なのだ!
一度は見ておくべき名城!!
外国からのお客さまも多かったですよ。熊本県民でもないのに、なんとなく誇らしげな気分になったりして(笑)。
そして、“レキジョ”っていうんでしょうか?女の人たちだけの集団もけっこう居たりして、ちょっとビックリもしましたね。
三大名城の一つに数えられることも多い熊本城。やっぱりせめて一度ぐらいは、皆さん訪れてみるべき日本の名所なんじゃないかな?と思いましたね。