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2017/05/09(火)
宝くじにご利益アリ!?な巨大涅槃像【前編】
以前、ワットポーの巨大な涅槃像を紹介したことがありましたが、福岡県にもかなりスゴい巨大涅槃像がありますのでご紹介しましょう。
しかも、こちらは宝くじにご利益があるとか!?
広大な敷地のお寺
福岡市のお隣、糟屋郡(かすやぐん)の篠栗(ささぐり)というところにある、
城戸南蔵院前。JR篠栗線の駅です。博多からだと30~40分ぐらいでしょうか。
駅舎はほぼ木造で落ち着いた雰囲気。
駅の名前そのままに、今回の目的である巨大涅槃像は南蔵院というお寺さんにあります。この駅舎自体も、まるで伽藍のひとつみたい。とっても見事です。
駅の前がすでに参道というか、門前町のようになっていて、
お土産物屋さんや食堂などが並んでいて、とても活気があります。
大きな道路に突き当たって、右手の
うどん屋さんの前の横断歩道を渡ると、いよいよ本格的(?)に南蔵院の参道と言う感じ。この道、交通量がとても多いので事故に気をつけて。
右側には、いかにもお寺さんという雰囲気の、
苔むした石灯籠。でも左側は、
今どきな雰囲気のレストランやお土産物屋さんが並んでいます。1本の道の両サイドにタイムラグがある感じでステキ!
このまま参道を登っていくと見えてくる、
篠栗四国総本寺という文字。四国の『八十八箇所巡礼』が有名ですが、ここ九州の篠栗にも88ヶ所の札所(ふだしょ。お札を納める寺)があります。
その第一番札所がこの南蔵院。弘法大師にゆかりのある、古い歴史を持った由緒正しいお寺さんでもあるということ。
そして、このお寺の住職さんが数々の宝くじに高額当せんしたということから、現在は『宝くじにご利益のあるお寺』としても有名なんだそうですよ。
1995年のジャンボ宝くじでは1等前後賞合わせて1億3000万円を当てられたそうで…
「自分のこの幸運を、お参りに来てくださる皆さんと分かち合えるように」ということで、その1億3000万円をすべてこのお寺にために使われたんだそうな。
そう聞くと、境内にあるものすべてが有り難いというか、
この敷地、空間自体がパワースポットっぽい空気に満ち溢れているというか。
また、この南蔵院では、宝くじが当たる以前からアジアの恵まれない子供達に医療品や文房具などを贈っておられたそうで、現在では世界各国からお礼と感謝のためにお参りされる方も多いんだとか。
巨大な不動明王。世の中の諸悪に対して激怒して下さっております。
いよいよ巨大涅槃像が!
美しく整えられた境内。自然がいっぱいで気持ちいい!
かなり広い境内ですが、散策というか、ちょっとしたハイキング気分でお参りできるというのも、この南蔵院のおすすめポイントかも。
心地よい汗をかきながら石段を上り下り、写真を撮ったりしつつ歩いていくと、
右に行くと本堂、トンネルの先にはお目当ての涅槃像という表示が。
こういう場合、おそらくは先に本堂にお参りしてからというのが順序だと思うのですが、今回は特別に…
トンネルの方へと。皆さんはまず本堂へのお参りを先にしたほうが良いと思います。
で、トンネルを抜けて、しばらくまた歩くと、
建物の間からチラッと見える青銅のお姿…
全長41メートル、高さ11メートル、重さ300トン。ブロンズ製のものとしては世界最大の、こちらが南蔵院の釈迦涅槃像!
デカい!写真左下の、お参りされている方々と見比べていただくと、その大きさが多少は伝わるのではないでしょうか…とにかくデカくて圧倒されます。
(つづく)