明けましておめでとうございます。 今年もこの『ボーダーレスの秘密』では、あまり日常生活には深い影響を与えな
2018/06/08(金)
佐賀の『そば街道』
前回は佐賀県唐津市で開催されている『ユーリ!!! on MUSEUM』のお話でした(くどいようですが、今週末までだそうですよ!)。
佐賀県といえば…この前ネットのニュースか何かに“一生行く事はなさそうな都道府県ランキング”の常連だ、なんてことが書かれてました。ホントかよ!?
温泉街はいっぱいあるし、邪馬台国や名護屋城跡、龍造寺氏や鍋島氏ゆかりの場所などなど、歴史好きにはたまらない遺跡や観光スポットにも事欠かないし。そしてそして、『そば街道』もあるというのに!?
三瀬村の『そば街道』
そばですよ、ツルツルと美味しい、あのお蕎麦。九州で麺類といえばラーメンのイメージが強いかもしれませんが、佐賀市の三瀬(みつせ)村というところには、
国道263号線の「三瀬峠」沿いに、それぞれ個性豊かな「そば専門店」が並んでいて、いつしか一帯が『そば街道』と呼ばれるようになったという…すみません、偉そうに言いながら、実はまだ行ったことないんですけどね。
というのも、福岡市内では正直あまり知られていないというか。情報があまり入ってこないんです。周りの人たちに聞いても「そば街道?佐賀にそんなとこあるの?」とか、「熊本のは聞いたことあるけど」とか。
ということで、福岡市の早良区というところから、国道263号線へ。『三瀬トンネル』という、けっこう長いトンネルを抜けると…緑がいっぱいの自然豊かな峠道。道路脇の側溝ですら、見てみいこの水の透明度!まるで清流。水が綺麗=そばが美味しいんじゃないのか?よく知りませんけれど。
ちょこっと耳にした噂だと、この道沿いあたりに10軒ぐらいのおそば屋さんがあるそうで。その中で一番目立つ『三瀬そば』と書かれた看板のお店に。
“和”な雰囲気が嬉しいです。最近は『ガチラーメン』のこともあって、口にする麺類といえば豚骨ラーメンばっかりでしたから。
期待に胸膨らませノレンをくぐる…落ち着いた雰囲気のお店ですが、そんなに肩肘張ったような感じでもありません。一人でも入りやすかったです。
メニューもこんな感じ。1000円でおつりがくるような、意外とお手ごろ値段です。よかった~!!いわゆる“そば処”って、けっこう高かったりするでしょ?ちょっと食べただけで2000円とか当たり前で。
丼物に、うどんまであるし。ごはん物も一品料理も豊富。しかし、そばでしょうここは。『三瀬そば』と書かれている、コレにしてみようか?
店員さん「この“三瀬そば”っていうのは、ザルそばみたいなのではなくて…わんこそばみたいな感じのものなんです。冷たいそばなんですが、ツユをかけて食べていただきます。」
わんこタイプだということなら[二段]じゃ少ないか?…ということで、三瀬そば[三段]と鳥飯をオーダー。運ばれてきたのがコレ。
お椀、思っていたよりもデカっ!写真じゃ分かりにくいですね。ひと椀(1段)が普通のお店のザルそば1枚分近くのボリュームです。これ3つで720円って、安すぎじゃないの!?
薬味がワサビじゃなくてモミジおろしなのも嬉しいです。これらを乗っけてツユをかけて、ズズズっと…ああ、美味しい!幸せです。
福岡あたりの麺ツユって、濃い口で甘口なお店が多いような気がするのですが、この『三瀬そば』のはダシの旨味がしっかり感じられます。個人的にはちょうどいい塩梅。
おかげで、そば本来の味もしっかりと感じられました。
うどんに豚骨ラーメン、チャンポンにパスタ…福岡は“小麦麺”の宝庫です。しかし、お隣の佐賀県には『そば街道』あり!一生行かねぇなんて言わないで!!
いっしょに注文した鳥飯もサイコーでした。こちらも薄めの味付けというかアッサリテイスト。そばの風味を邪魔しません。いくらでも食べられる感じ。そばは結構なボリュームだったし、鳥飯も美味しかったし。これだけ食べて1000円弱って、なんというコストパフォーマンスの高さでしょう、三瀬そば!
佐賀の『そば街道』、まだ1軒しか行ってないのですが、ひとまず噂通りのクオリティでしたよ。住所的には佐賀県ですが、福岡市内からも近いです。車だと30~40分ぐらい?北九州市に行くよりも断然近いです。
他にも、例えば古民家を改造した隠れ家風のお店とか、鴨せいろが美味しいお店などなど、このこの一帯にはまだまだ個性的なお蕎麦屋さんがあるそうで。福岡市内からもとても近いし、定期的に立ち寄ることになりそうな予感。福岡のラーメン店紹介の合間に、佐賀の『そば街道』も紹介できたらいいなと考え中です。
(メニューや価格等、すべて2018年6月現在のものです)