>【その1】はこちら< さすがは『日本三大稲荷』のひとつ、といったところですが…
2018/09/11(火)
日本一小さな公園
全国の皆さま、“日本一小さな公園”が長崎県にあるということ、ご存じでしょうか?
実は、同じ九州に住んでる福岡県民の僕も、ウワサぐらいしか聞いたことないのですが…ひさしぶりに長崎に行く機会があったので、ちょっとだけ足を伸ばして西海市(さいかいし)という街へ。
その“日本一小さな公園”とやらをこの目で確認してみようと思います。
見どころ多い松島
その公園は西海市の松島(まつしま)というところにあるそう。離島です。もちろん船で渡ります。
大瀬戸町の『瀬戸』という港から乗船。料金は片道200円でした。本数もけっこう多くて安心です。
10分ぐらいの船旅で、あっという間に松島に到着。
水、めっちゃキレイ!日本最強クラスの磯釣りのメッカ、五島列島からもそう遠くないところにある島なので当然かも。ちなみにこの海は五島灘というそうです。
およそ3キロ四方の小さな島ということなので、その公園までも歩いて行けるだろうと我がの体力省みず、炎天下に「猛暑と酷暑って、どっちのほうが気温高いんだろ?」なんてことをボーッと考えながら、脱水症状ギリギリになりつつ、てくてくと。
意外と坂道のアップダウンが激しいんですよね、松島の道路って。でも、途中に…
長崎県出身の知り合いに、「ご当地有名人って誰?」と尋ねると、「福山雅治!もう福山雅治さん!!…と、あとは蛭子能収さんかなぁ?」ということだそうで、あの名曲“桜坂”のモチーフになっていると言われている坂とか(ウィキペディア見ると違うみたいなこと書いてあるけど)
巨大な火力発電所とか。手前の黒いものは、おそらく石炭かと。
ばりキレイな海とボッコボコの岩肌などなど、少し前なら“インスタ映え”なんて言葉を使いたくなるような、珍しくて面白い風景がアチコチに。そんなに大きくはないのに、意外と見どころいっぱいの島です、長崎の松島。
その辺りはまた機会があれば、後日ゆっくりと紹介したいなぁ…なんて考えつつ、大汗かきつつ歩いていくと、
道路わきに、何やら柵で囲ってあるスペースと、看板らしきものがチラッと。もしかして、アレではないかしら?急いで駆け寄ってみると、
やっぱりそうでした!ここが『日本一小さな公園』です。きっとそうでしょう、間違いない。だってそう書いてあるもんな!
癒されスポット、日本一小さな公園
公園内にあるのは、
ベンチと、
シュロの木がたったの1本。ぽつんと。しかもショボいめ。
あとは白い柵と、『日本一小さな公園』と書かれた看板のみ。この写真に収まっているものが、この公園の全て。たったそれだけです。しかし…
このベンチの手作り感&質感よ!あふれ出る木の温かみ。とっても座り心地いいですよ。丸太の曲面が体中のツボを柔らかく刺激して、歩き疲れた身体をユルユルと癒してくれるのです。
そのベンチに腰掛けて見渡せる風景の素晴らしいこと!うっすら聞こえる波の音も、吹いてくる風の心地よさも。誰も来ないですしね。
ボーッとオーシャンビュー、たまにシュロの木をチラ見。それだけで何時間も居たくなるような、いつまでも座っていたくなるような感じ。
「ウチの近所には、もっともっと小さい公園があるぜ!」なんて、ヤボなことは言わないで。なんせ、こんなにも堂々と“日本一”って名乗りを上げてるんだし。
とっても癒されます、長崎の松島にある『日本一小さな公園』…と、ここで。この記事を書くにあたり、ネットでアレコレ検索していたら、静岡県には“世界一小さな公園”というのがあるそうじゃないか!
マジか!?ここ、こんなに小さいのに!?“世界一”ということは、ここよりもさらに小さいということなのか…恐るべし静岡。気になるなぁ、機会があればそっちにも一度行って、世界レベルというものも味わってみたいです。