熊本城や阿蘇神社のことを紹介したときにも書いたのですが、被災地がひとまずの落ち着きを取り戻し、復興に向けて動き出
2015/08/21(金)
謎(?)の裏メニュー『焼きチャンポン』を食べてきたよ。
せっかく長崎まで来たのだから、中華街で『長崎チャンポン』を食べて帰りましょうか。おなじみの食べ歩き企画・チャンポンin長崎中華街!…なんて思ったのですが。
実は少し、前から気になっていたモノがあるんですよね。
それは…チャンポンはチャンポンでも『焼きチャンポン』なる食べ物です。
ナゾに包まれた?『焼きチャンポン』
ネットで検索しても、イマイチその実態が掴めないのです、『焼きチャンポン』。
料理レシピを紹介するサイトには、家庭料理としてその作り方が何パターンも掲載されていますし、即席めんの一種として販売もされているようです。
ですが、これをメニューとして提供しているらしいお店の名前が、ほとんど引っかかりません。
中には、これまた長崎名物の『皿うどん』と混同されているようなケースも?
そんな中、少し気になる情報を掴みました。それは…長崎中華街では“裏メニュー”として『焼きチャンポン』が提供されているらしい!?
長崎の中華街へ!
長崎の街の足といえば路面電車!
熊本の路面電車とはまたひと味違いますね。どことなく女性的なエレガントさを帯びた感じがします。
『築町(つきまち)』という停留所で降りると、
すぐ近くに長崎の中華街があります。川沿いに少し歩くと、
おーっ!いかにも中華街っぽい雰囲気!
『長崎新地中華街』が正式な名前みたい。きらびやかでテンション上がります!
『焼きチャンポン』について聞き込み調査!
さっそく中華街に入って…
街並みを眺めながらフラフラと歩いているだけで、何となく楽しい気分になってしまいますね。
小ぢんまりとしていて庶民的な、とても可愛らしい感じのする中華街です。今度また改めて時間を取って、ゆっくりと紹介したいと思います。
今回の目的は、あくまでも『焼きチャンポン』。あまりにも情報が少ないので、さっそく聞き込み開始。
とりあえず、目に入った中華料理屋さんには片っ端から飛び込んで、
「焼きチャンポン、やってますか?」と聞きまくりましたが…
「ウチはやってないよ!」とか、「聞いたこともない…」という答えが返ってくるばかり。
しかたなく…
中華料理店への聞き込みを諦めて、カマボコ屋さんで尋ねてみると、
「この先の『蘇州林』っていうお店が、確かそんなメニューを…」との有力情報ゲット!
『蘇州林』、さっそく行ってみましょう!!
やはり裏メニュー!
こちらですね、
『蘇州林(そしゅうりん)』。チャンポンと皿うどん専門のお店みたい。
間違いない!しかし…
表のメニューに『焼きチャンポン』は見当たりません。
恐る恐る、店員さんに「あ、あのー、焼きチャンポンって…」と尋ねてみると、
「ありますよー!2階へどうぞ~!!」噂通り、やはり“裏メニュー”扱いみたいです。
お待ちかねの『焼きチャンポン』
大人気のお店みたいですね、ほぼ満席状態です。
なので、店内の撮影は自粛したのですが、
すごく綺麗な、落ち着いた雰囲気のお店です。
やっぱりメニュー表にも『焼きチャンポン』という文字は書かれていないのですが、店員さんに「焼きチャンポンお願いします」とオーダーすると、「はーい!」と普通に注文が通りました。
裏メニューではあるみたいですが、常連さんだけの特別メニューなどといったものではないみたいです。
待つこと数分…出てきたコチラが!
長崎新地中華街『蘇州林』の“焼きチャンポン”です!!
ラーメンよりは太めの、普通のチャンポン麺です。スープはありません。その名の通り、チャンポンスープごと炒めてあるみたい?
もちろん、エビやイカ、カマボコなどのシーフードに野菜もたっぷり。
たしかに、皿うどんに似ていなくもないですが、こちらはいわゆる“あんかけ”にはなっていません。
見た目はどちらかというと、焼きそばに近いですね。でも、香りが全然違います。香ばしさの中に、あのチャンポンのスープの奥深い匂い!!
さっそくひと口…ズルズル…
う~ぅ、何でしょうかこの味は!?これまで経験したことない味ですね。無理やりに表現すると、旨味が濃厚な焼きそば、という感じですが。
実際はそんなに簡単な味ではありません。凝縮されたチャンポンのスープの旨味が麺に刻み込まれています。はっきり言ってウマすぎます!!
そして、歯ざわりというか、舌ざわりも楽しいんですよね。舌に絡みついてくるというか。太目の麺が、ちょうどいい感じで柔らかくて。
味も香りも、そして食感も最高です。五感で楽しめる、新感覚のチャンポンでした!
ナゾが残る(?)焼きチャンポン
暑い夏には、やっぱり汁なしの麺が嬉しいですよね。とっても美味しくて、しかも今の時期にピッタリの『焼きチャンポン』だったのですが。
疑問というか、謎も残りましたね。たとえば…
◯焼きチャンポンの元祖はどこなのか?
ベースはチャンポンなのですから、おそらくはこの長崎中華街が元祖だと思うのですが…ネットで調べたら、意外と長崎県以外でも食べることができるみたいです。一体、どこで生まれたメニューなのでしょうか?
お店が忙しそうだったので、店員さんに尋ねることが出来ませんでした。
ご存じの方、ぜひぜひ教えてくださいませ!