映像制作のボーダーレスの秘密

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ご当地情報・九州編
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謎(?)の裏メニュー『焼きチャンポン』を食べてきたよ。

せっかく長崎まで来たのだから、中華街で『長崎チャンポン』を食べて帰りましょうか。おなじみの食べ歩き企画・チャンポンin長崎中華街!…なんて思ったのですが。

実は少し、前から気になっていたモノがあるんですよね。

それは…チャンポンはチャンポンでも『焼きチャンポン』なる食べ物です。

ナゾに包まれた?『焼きチャンポン』

ネットで検索しても、イマイチその実態が掴めないのです、『焼きチャンポン』

料理レシピを紹介するサイトには、家庭料理としてその作り方が何パターンも掲載されていますし、即席めんの一種として販売もされているようです。

 

ですが、これをメニューとして提供しているらしいお店の名前が、ほとんど引っかかりません。

中には、これまた長崎名物の『皿うどん』と混同されているようなケースも?

 

そんな中、少し気になる情報を掴みました。それは…長崎中華街では“裏メニュー”として『焼きチャンポン』が提供されているらしい!?

長崎の中華街へ!

長崎の街の足といえば路面電車!

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熊本の路面電車とはまたひと味違いますね。どことなく女性的なエレガントさを帯びた感じがします。

『築町(つきまち)』という停留所で降りると、

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すぐ近くに長崎の中華街があります。川沿いに少し歩くと、

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おーっ!いかにも中華街っぽい雰囲気!

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『長崎新地中華街』が正式な名前みたい。きらびやかでテンション上がります!

『焼きチャンポン』について聞き込み調査!

さっそく中華街に入って…

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街並みを眺めながらフラフラと歩いているだけで、何となく楽しい気分になってしまいますね。

小ぢんまりとしていて庶民的な、とても可愛らしい感じのする中華街です。今度また改めて時間を取って、ゆっくりと紹介したいと思います。

 

今回の目的は、あくまでも『焼きチャンポン』。あまりにも情報が少ないので、さっそく聞き込み開始。

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とりあえず、目に入った中華料理屋さんには片っ端から飛び込んで、

「焼きチャンポン、やってますか?」と聞きまくりましたが…

「ウチはやってないよ!」とか、「聞いたこともない…」という答えが返ってくるばかり。

しかたなく…

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中華料理店への聞き込みを諦めて、カマボコ屋さんで尋ねてみると、

「この先の『蘇州林』っていうお店が、確かそんなメニューを…」との有力情報ゲット!

『蘇州林』、さっそく行ってみましょう!!

やはり裏メニュー!

こちらですね、

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『蘇州林(そしゅうりん)』。チャンポンと皿うどん専門のお店みたい。

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間違いない!しかし…

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表のメニューに『焼きチャンポン』は見当たりません。

恐る恐る、店員さんに「あ、あのー、焼きチャンポンって…」と尋ねてみると、

「ありますよー!2階へどうぞ~!!」噂通り、やはり“裏メニュー”扱いみたいです。

お待ちかねの『焼きチャンポン』

大人気のお店みたいですね、ほぼ満席状態です。

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なので、店内の撮影は自粛したのですが、

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すごく綺麗な、落ち着いた雰囲気のお店です。

やっぱりメニュー表にも『焼きチャンポン』という文字は書かれていないのですが、店員さんに「焼きチャンポンお願いします」とオーダーすると、「はーい!」と普通に注文が通りました。

裏メニューではあるみたいですが、常連さんだけの特別メニューなどといったものではないみたいです。

 

待つこと数分…出てきたコチラが!

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長崎新地中華街『蘇州林』の“焼きチャンポン”です!!

ラーメンよりは太めの、普通のチャンポン麺です。スープはありません。その名の通り、チャンポンスープごと炒めてあるみたい?

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もちろん、エビやイカ、カマボコなどのシーフードに野菜もたっぷり。

たしかに、皿うどんに似ていなくもないですが、こちらはいわゆる“あんかけ”にはなっていません

見た目はどちらかというと、焼きそばに近いですね。でも、香りが全然違います。香ばしさの中に、あのチャンポンのスープの奥深い匂い!!

 

さっそくひと口…ズルズル…

 

う~ぅ、何でしょうかこの味は!?これまで経験したことない味ですね。無理やりに表現すると、旨味が濃厚な焼きそば、という感じですが。

実際はそんなに簡単な味ではありません。凝縮されたチャンポンのスープの旨味が麺に刻み込まれています。はっきり言ってウマすぎます!!

そして、歯ざわりというか、舌ざわりも楽しいんですよね。舌に絡みついてくるというか。太目の麺が、ちょうどいい感じで柔らかくて。

 

味も香りも、そして食感も最高です。五感で楽しめる、新感覚のチャンポンでした!

ナゾが残る(?)焼きチャンポン

暑い夏には、やっぱり汁なしの麺が嬉しいですよね。とっても美味しくて、しかも今の時期にピッタリの『焼きチャンポン』だったのですが。

 

疑問というか、謎も残りましたね。たとえば…

◯焼きチャンポンの元祖はどこなのか?

ベースはチャンポンなのですから、おそらくはこの長崎中華街が元祖だと思うのですが…ネットで調べたら、意外と長崎県以外でも食べることができるみたいです。一体、どこで生まれたメニューなのでしょうか?

 

お店が忙しそうだったので、店員さんに尋ねることが出来ませんでした。

 

ご存じの方、ぜひぜひ教えてくださいませ!

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