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2015/06/29(月)
武蔵と小次郎の決闘の地!『巌流島』ってこんなトコロでした(前編)
僕たち昭和世代の人間はこちら。
『宮本武蔵』!吉川文学の最高傑作に挙げる方も多いのでは?
そして、平成世代の皆さんなら、やっぱりこちらでしょうか?
吉川『宮本武蔵』を原作とした漫画『バガボンド』!
武蔵を中心に、終生のライバル佐々木小次郎、幼馴染の武蔵に対する複雑な思いを抱えつつ、“ニセ小次郎”として人生のアウトサイドを歩む又八、そんな又八の婚約者でありながら、武蔵への想いを断ち切れずに後を追うお通…
多くの登場人物が同時進行でそれぞれのストーリーを紡ぎ、それらが絶妙に絡み合い、そして総てのドラマが一気にスパークする場所、それが『巌流島』!
そして、僕のような昭和プロレス者としては、アントニオ猪木とマサ斎藤のデスマッチが行われた場所でもあるんですよね、『巌流島』って。
ずっと前から一度行ってみたかったんです。遂にその夢を叶える時が来ました!
下関の“あるかぽーと”へ…
山口県下関市へ。
かつてはクジラの街だったんですよね。
プロ野球チームの『DeNAベイスターズ』って、今は横浜がフランチャイズですけれど、球団のスタートはこの下関だったそうです。
僕らがまだ子供だった頃は、もう横浜が本拠地にはなっていましたけれど、球団名はまだ『大洋ホエールズ』でしたよ。“スーパーカートリオ”とか懐かしいなぁ。あとポンセとか。
今はむしろ『フグ』の産地として有名ですよね。
植え込みがクジラとフグの形に剪定されていて、なんだか可愛いです。
今回は、そんな下関市の“あるかぽーと”内にある『唐戸桟橋』から巌流島に渡ることにしました。
いかにも観光地っぽい、
こんなのもあったりして。テンション上がります。
凛々しすぎる!佐々木小次郎のコスプレ姿
しかも!
これはまさか佐々木小次郎!?いや、間違いないでしょう。
小次郎がフェリーの呼び込みをしてくれているではないか?
しかもこの小次郎さん、なかなかクオリティ高し!!僕が子供の頃に思い描いていた佐々木小次郎のイメージにかなり近いかも!?
「ブログに載せたりするかも知れませんが…」との断わりとともに写真をお願いすると、
「おーっ、それはぜひぜひ、よろしくお願いいたします!!」と快いお返事。
しかも、柄に手を掛けてポーズまで!カッコいいぜ!!
唐戸桟橋から巌流島に渡るのには、往復500円の直行便と、この小次郎さんや武蔵さんが湾内を軽くナビゲートしてくれる往復800円の観光船の2種類がありました。
小次郎さんのクオリティの高さに一本取られて観光船の方へ。
船着場で待っていると、
黄色い船が帰ってきました。これに乗って、いよいよ『巌流島』へGOです!!
いよいよ『巌流島』へ…
乗船券を買って船に乗り込みます。
内装も黄色一色。とってもキレイです。
せっかくなのだから、2階のオープンデッキから海を見たいなぁ、と。
で、2階のデッキへ。屋根がなくて見晴らし最高!そして潮風が心地いい!
海産物のお土産はコチラ!な唐戸市場を海上から眺められます。
で、ふと前に目をやると、
おぉ?左側の人、あれはもしかして宮本武蔵でしょうか!?
さっきも少し説明しましたが、湾内クルーズの方の渡船には、宮本武蔵もしくは佐々木小次郎のコスプレをしたスタッフさんも同船して、巌流島に着くまでの間、島の歴史などについてガイドをしてくれます。
交代でガイドしているみたいですね。前回の便が宮本武蔵だったようです。で、今回僕が乗った便には佐々木小次郎(ただしコスプレ)が同船しています。
で、小次郎さんのガイドを聞きつつ、関門海峡付近をクルージング気分満喫。
遠くに見える赤い建物は『赤間神社』だそうです。小泉八雲の怪談『耳なし芳一』の舞台として有名。
そう、ここは平家が最期を迎えた『壇ノ浦』の近くでもあるんですよね。
と、こんな説明を佐々木小次郎さんがしてくれるんですが、これが聞き応えあるというか、実に上手いんですよ!声も滑舌もバッチリです。聞き惚れている間に…
おぉ、あれが『巌流島』でしょうか!?
子供の頃から行ってみたかった巌流島。いよいよ上陸です!
(つづく)