>【前編】はこちら< 記憶違いでなければ、あの世とこの世がつながるのは「夕方」だったはず。
2015/08/26(水)
最凶心霊スポット『7つの家』は今…(1)
本当に、今年の夏は暑すぎますね!
関西出張からの帰り道、何かヒンヤリと涼しい話題でも…と思い、山口県で途中下車。久しぶりに、あの場所へ行ってみましょう。
山口県 光市の「7つの家」です。
久しぶりの『光駅』へ
山口駅からJR『光駅へ』。
“7つの家”と聞いて、ピンと来られる方…おそらく30代後半から40半ばぐらいでしょうか?オカルト系・サブカル系の話題の中では、比較的有名な「心霊スポット」です。
僕が“7つの家”のことを最初に知ったのは、確か90年代の半ば頃だったか?当時は今のように、いつでも誰でもインターネットという時代ではなく、怪しげなウワサ話やマニアックな情報を得るには、知り合いからの口コミや、雑誌・ラジオの深夜放送などを頼りにするしかありませんでした。
ウソ臭いものが9割以上を占めるアングラ系オカルト話の中で、妙な説得力とリアリティを持って語られていたのが、中国地方最凶の心霊スポットこと、この7つの家です。
実は、今から10年ほど前に一度、7つの家を訪ねたことがあります。
以来、久しぶりに訪れる光駅。なんだかとっても懐かしい感じがしました。
おおっと!以前、このボーダーレスの秘密で取り上げられていた『下松ラーメン』の下松(くだまつ)駅って、この光駅のお隣だったみたいですね。
あのラーメン、美味しそうだったよなぁ…アカンあかん!とりあえず、7つの家へ向かうことにしましょう。
7つの家とは?
かつて、最凶の心霊スポットの一つとして、メディアなどに取り上げられることも多かった“7つの家”。簡単に説明すると、山口県の某所にある、7軒の廃屋の事なのですが。いろいろな“噂”や“伝説”が渦巻いていました。詳しく書いていくと、それだけでもうページが埋まってしまうので、興味のある方は検索してみてください。
そして、それらの噂や伝説を打ち消すように、「事件などあったはずはない。あれらはただの、売れ残りの別荘か住宅地だよ!」という意見もあります。
僕は霊感など全く持ち合わせていませんから、好奇心というか、とにかくただ単純に興味があるだけなので、この『売れ残り別荘・住宅説』を推したいですし、そうであって欲しいなあとも思っています。
…しかし。実際に現場を訪れてみると、こうも思ってしまうんですよね。
「こんな辺鄙な、しかもこの狭い敷地内に、7軒も別荘や住宅を建てる意味があるのだろうか…?」
建物が不気味という以前に、建っていること自体が不思議な空間なんですよね。
川の流れる街・光市
光駅でレンタカーを借りて、目指すは10年振りの『7つの家』。
本当は光駅が最寄りの駅ではないのですが、車を借りたり、食事を取ったりするのには、やはりここが便利だと思います。
この駅から、だいたい7~8キロぐらいのところにあるんですよね。
駅を出発し、県道○○号線を目指して北に。伏字にしているのは、別に勿体をつけているわけでも何でもなくて、あの場所を積極的にオススメしているものではないからです。
もし、何か起こってしまったときに、僕のせいにされても困りますし(笑)。
今ではネットに普通に書かれていますので、もし「自分も行ってみよう!」と思われた方は、自己責任で各自調査お願いします。
しかし…改めて、美しい街です山口県光市。川の流れる街。
市街地近くを流れる川にさえ、アユが遡上してくるようです。
初代内閣総理大臣の伊藤博文さん生誕の地でもあります、光市って。
あれ?この道だったよね??
川を越えて、だんだんと山あいの道に。
だんだんと、それっぽくなってきました。さっきまでの猛暑がウソのように、ひんやりと涼しい風が、あたりを包みます。
“7つの家”は、県道から少し外れたところにあります。
路地というか、農道?のような細い道を、少し奥に入っていかないと着きません。たしか、県道から見えるようなものではなく、もちろん目印のようなものもありません。
薄い記憶を辿って・・・うーん、たしか、
前に来た時は、この道を奥に入っていったような気がするんですが・・・違うかなぁ?
たしかギリギリ近くまで、車で近寄れたような気がするんですよね。
道がほとんど見当たらないのですが・・・?