本当に、今年の夏は暑すぎますね! 関西出張からの帰り道、何かヒンヤリと涼しい話題でも…と思い、山口県で途中
2017/03/31(金)
お酒と庭園とネコの神社【後編】
ようやくネコに出会えたものの…
神苑(庭園)の草むら奥深く、しかも寝てるし。
気持ちよさそうに寝ているネコを起こすなんてヤボな真似もできませんし。仕方ない、他のネコを探そう…
本当に美しい庭園なんですよね、梅宮大社の神苑。この時はまだ寒さが残る時期だったので、花も多くはまだ芽吹き間もない状態だったのですが、
梅はもちろん、
こうやって見るとイヌノフグリはとっても可憐です。お花好きな方なら一日居ても飽きないのではないでしょうか?
でも、残念ながら、僕は花よりネコだ…あちこち探し回ってみたのですが、結局さっきのネコ1匹だけみたい。ううむ。ひとまず境内のほうへと戻ってみることにしましょう。
諦めかけていたその時に
そう広い境内ではありませんが、整っているというか、すべてが丁寧に揃えられているという印象を受けます。
お百度も踏めますよ。ただし、
お百度参りには正しい作法や礼儀もあるので、行う場合はちゃんと神社の方に相談すべきです。勝手にやらないほうが良いと思いますよ。
摂社でしょうか、末社でしょうか。
若いカップル、ご夫婦なのでしょうか?真剣にお参り中。どうかこの2人が子宝に恵まれますように。バカ真面目に掛け続けている国民年金が将来ムダにならぬよう、僕からもお祈りさせていただきます、陰ながら。。。
あいかわらず、参拝客は皆さん無言のうちにネコの姿を探しておられる様子です。僕だって同じ。梅宮大社の素晴らしさを伝えつつ、ビジュアル面はネコに頼ろうというのが、当初思い描いていたプランだったので…
神社のネコって縁の下に隠れてるもんじゃないの?
今回の梅宮大社はボツかぁ、せっかく京都にいるんだし、どこか別の場所にでも行ってみようか…と諦めかけたそのとき、社務所のほうで何やら歓声が!?
何事か?と慌てて近寄ってみると、先ほどまでは静かだった社務所の前に人だかりが。これはもしかして!?と、スキ間から覗き込んでみると…
おお!やっぱりネコだぁ!!
ネコもちゃんといましたよ!!
ようやく近くで見ることができました!
おみくじの側に佇む姿…これぞ神社のネコ。
しかし、とにかく動き回っているので、落ち着いて正面からの写真を撮らせてはくれません。顔を見せてよ~!
ようやくコチラをチラ見。かわいい!!小顔です。ハンサム?美人?どっち??
で、またすぐにどこかへ行ってしまう。。。
ま、その気ままさがいいんですけどね。飼いネコだけど自由。自然がいっぱいの神社で飼われているからこその野生味。
ふと振り返ると、
社務所すぐそばの、おみくじ結び所にも白と黒のぶちネコが1匹。いつの間に?しかも保護色か?
こちらのネコは落ち着いていますが、ちょっと神経質そう。参拝客と一定の距離をとり続けています。パーソナルスペース必要ネコ。
さっき神苑の草むらで寝ていたネコとよく似ていますが、よく見ると少し模様が違うようです。子宝と安産の神社らしく兄弟姉妹ネコも多いそうなので、もしかしたら一族なのかも。
そうこうしているうちに、さっきの落ち着かないネコが、またまた社務所のほうに戻ってきて、
どうやら中に入りたいみたいですね。戸を開けようと頑張ってますが、
そりゃ、中で暴れられたら大変ですもんね。シャットアウトされて、
めっちゃ不満そうな表情(笑)
…と、このように、自由きままなネコに会える京都の梅宮大社ですが、
境内には注意書きが。簡単に約すと
■ネコにエサを与えないこと
■人に慣れていないネコもいます。噛み付かれたり引っかかれたりすることもありますからご用心を!
まあ当然ですよね。お酒の神様を祀り、子宝と安産にご利益のある神聖な場所であって。ここはネコカフェでも何でもありませんから。
今回は3匹のネコ(正確には2.5匹というかんじ?)に会えましたが、これとて、もしかしたら運が良かったのかも。「確実に会える」という保障はない訳ですし。
この近所に住んでおられるらしい方にお話を聞いてみると、「朝とか、午前中のほうがネコに会えるような気がする」とのことでしたので、ご参考までに。神社好きでネコ好きな方、京都観光の折には“運試し”感覚で、この梅宮大社にお参りしてみてくださいね。
社務所すぐ横の、これはたぶんネコたちのベッドでしょう。今度来たときは、ここに集まって集団で寝ている姿を見てみたいなぁ…
おまけ
と、いうことで、今回も京都・梅宮大社の御朱印を紹介。
いつものようにエチケットとしてスキャンはせず、画質を落とした写真で。雰囲気だけ掴んでいただければと思います。
当たり前ですが、ものすごく美しいです。奇を衒わない、お手本のような文字。
そして、印影もいいですよね。橘紋です。
橘氏にゆかりの神社でもありますし、“右近橘”なんて言葉が思い起こされる、ヨソ者の僕からすればいかにも京都の神社らしい、有り難い御朱印だと思います。